900万ピックアップ召喚と童子ピックアップ召喚が終了し、代わりにはじまった新宿ピックアップ召喚。
3人(?)ピックアップされていますが、そのなかで「新宿のアヴェンジャー」が明らかに異彩を放っています。
なにしろ、犬です。乗っている人も頭がありません。
いったい彼は何者なのでしょうか?
今回はその疑問も含め、「新宿のアヴェンジャー」についてご紹介します。
【ネタバレ注意!!】「新宿のアヴェンジャー」ってなにもの?
おそらく真名を当てられた人は少数かと思われる「新宿のアヴェンジャー」。そんな彼(?)の人となりについて、まずはざっくりとご説明します。思いっきりネタバレなので、バレたくない人は読み飛ばしてください。
作中における「新宿のアヴェンジャー」
真名は「へシアン・ロボ」。『スリーピー・ホロウ』で有名なドイツ人の傭兵「へシアン」と、『シートン動物記』に登場する狼王「ロボ」を複合させた真名です。
『スリーピー・ホロウ』は、アメリカ開拓期より伝わる都市伝説。
首を切られて殺されたドイツ人傭兵「へシアン」が首なし騎士として復活し、ニューヨーク近郊の森の中で犠牲者を待っている、と言うのが都市伝説の概要です。
一方、『シートン動物記』はアメリカの博物学者シートンが著した動物物語。
狼王「ロボ」はその一節に登場します。
それによると「ロボ」は恐るべき力と知性を兼ね揃えた古狼。
人間さえ手玉に取ったとされますが、妻のブランカを囮に使った罠からは逃げられず捕縛され、最期は人間が与える食事を拒否し餓死したと綴られています。
FGOにおける「新宿のアヴェンジャー」
3メートルを超えるとされる狼と、それに騎乗する首なしの騎士。
乗り手ではなく狼が主のため、人語は解せません。
もとはライダーでしたが、途中で霊基が変質しアヴェンジャーにクラスチェンジしました。
ストーリーでは第一部クリア後に出現する亜種特異点「悪性隔絶魔境 新宿」に登場。
新宿を徘徊する驚異のサーヴァントとして、主人公の前に何度も何度も立ち塞がります。
「新宿のアヴェンジャー」の性能
カルデアに召喚されたわんこの性能を見ていきましょう。
ステータス
クラス:アヴェンジャー レア:星4 所持カード:QQAAB
HP (初期/最大):1591/9949
ATK(初期/最大):1771/10628
スキル
スキル1 「堕天の魔」 CT:7
自身のスター集中度をアップ(1ターン)&自身の防御力をアップ(1ターン)
スキル2 「怪力」 CT:7
自身の攻撃力をアップ(2ターン)
スキル3 「死を纏う者」 CT:7
敵単体の即死耐性をダウン(1ターン)&敵単体の攻撃力をダウン(1ターン)&敵単体の強化状態を解除
宝具
「遙かなる者への斬罪(フリーレン・シャルフリヒター)」 属性:Quick
自身に必中状態を付与(1ターン)&敵単体に超強力な攻撃【Lv.1~】&敵単体を中確率で即死〈オーバーチャージで確率アップ〉
雑感
一部のバーサーカーなどで見られるHPよりATKの方が高いステータス配分が特徴。
このことから完全なるアタッカーに思いがちですが、スキルは意外に堅実なバランス型です。
「堕天の魔」はアヴェンジャーの欠点とも言うべき、スター集中率と防御力の低さをを埋め合わせるバフスキル。効果は強力ですが、1ターンしか持続しないので、使いどころを見極める必要があります。
一方、「怪力」は持続が2ターンの攻撃バフ。上記のクリティカルと組み合わせるにも、宝具の火力を底上げするにも使える優秀なスキルです。
残る「死を纏う者」は、唯一のデバフスキル。宝具の即死確率の底上げがまず思い浮かびますが、強化状態を解除する効果も貴重かつ有用。どちらに主眼を置くかはそのときどきで判断しましょう。
宝具はQuick属性の単体攻撃。ダメージ直前に必中が付与されるので、メイン火力としてだけではなく、厄介な回避持ちのメタとしても活躍が期待できます。
「新宿のアヴェンジャー」の運用案
何でもそつなくこなす反面、器用貧乏にもなりやすい「新宿のアヴェンジャー」。ここではそんな「新宿のアヴェンジャー」を器用貧乏で終わらせない運用方を提案します。
運用案その① クリティカルパーティーのアタッカー
おそらくは真っ先に思い浮かぶであろう運用案。
本人の悪くない星出し性能と、スター集中スキル「堕天の魔」に目を付け、クリティカルアタッカーとして活路を見出します。
爆発力を秘めていますが、スキルの持続が1ターンしかなく、また素のスター集中率も低いため、長期戦は苦手。
長期戦を望むなら、礼装や味方サーヴァントのサポートが必須です。
運用案その② 二重バフパーティーのアタッカー
「新宿のアヴェンジャー」は、特性【男性】と【悪】持ち。そして、ほぼ全てのクラスに等倍以上の火力を叩き出せるアヴェンジャー。
これにら目を付け、二重バフで火力を超強化し、汎用的なアタッカーとして運用すると言う案。
相手を選ばない活躍ができますが、サポートサーヴァントが星5の「メイヴ」と「新宿のアーチャー」しかいないため、編成の難易度が高いのが惜しいところです。
まとめ
高いATKと、2種類の火力バフで高い打点を叩き出せるアタッカー。
クラスも優秀なので汎用性は抜群です。
反面、飛びぬけた性能が無いため、汎用性が器用貧乏に変わってしまうことも少なくありません。
そうならないためにも計画的に運用してあげましょう。
ポテンシャルを最大限に活かした「新宿のアヴェンジャー」はかなり優秀なアタッカーですよ。