【FGO】祝『Fate/Apocrypha』アニメ化! 赤のキャスター「ウィリアム・シェイクスピア」の取り扱い説明書

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執筆者:編集部

FGOユーザーなら抑えておきたい夏アニメ『Fate/Apocrypha』。FGOでもお馴染みのサーヴァントが多数登場します。そこで、『Fate/Apocrypha』のアニメ化にかこつけて、その登場サーヴァントのひとりを紹介します。

今回掘り下げるのは赤陣営のキャスター「ウィリアム・シェイクスピア」。FGOではあまり使われていないだろう彼の魅力を探してみましょう。

ウィリアム・シェイクスピアとは何者か?

日本においても著名なシェイクスピア。詳しい人も多いでしょうが、改めて彼のおさらいをします。

史実におけるシェイクスピア

16世紀から17世紀初頭まで活動した劇作家。もちろん実在の人物です。
現代でこそ有名人なシェイクスピアですが、その前半生は民草のひとり。詳しい経歴ははっきりしていません。

そんな彼が脚光を浴びるのは、30近くになってから。ロンドンの劇団に進出し、めきめきと頭角を現していきます。その勢いは凄まじく、先輩劇作家から「成り上がりのカラス」とやっかまれるほどでした。その後、引退するまで劇作家であり続け、その間に彼が残した作品は数知れず。

『ロミオとジュリエット』や『マクベス』、『リア王』などの悲劇から、『真夏の夜の夢』、『ベニスの商人』などの喜劇に至るまで、その作風は変幻自在。時代を超えて、現在でも世界中の多くの人に愛されています。

『Fate/Apocrypha』におけるシェイクスピア

中世ヨーロッパ風の衣装に身を包んだ壮年の男性。一人称は「吾輩」で、誰にでも横柄な態度で接する問題児です。サーヴァントとしての戦闘能力は皆無に近く、味方からは戦力として数えられていません。しかし、本人はまったく気にすることなく『Fate/Apocrypha』の物語の行方にのみ気をやっています。

とくに作中の後半は、激しくなる戦闘をよそに、ほとんど自室に籠って執筆活動に勤しんでいました。

FGOにおけるシェイクスピア

基本的には『Fate/Apocrypha』を踏襲した人物像。カルデアに幾度となく厄介ごとを持ち込むトラブルメーカーとしてやっかまれていますが、やはり本人は気にしていない様子。

ストーリーでは第4章に登場。戦闘にはほとんど参加しませんでしたが、アンデルセンと共に頭脳面で主人公を手助けしてくれました。作家同士、アンデルセンとは気が合うようで、FGOではだいたいセットで登場しています。

初登場

胡散臭さ全開の登場シーン

ウィリアム・シェイクスピアの性能

自他共に弱いと認めるサーヴァント。FGOではどうなのでしょうか?

ステータス

クラス:キャスター レア:星2 所持カード:QAAAB
HP (初期/最大):1520/8080
ATK(初期/最大):1028/5798

シェイクスピア

容貌は伊達男。容貌は。。。

スキル

スキル1 「エンチャント」 CT:7
味方全体のBusterカードの性能をアップ(1ターン)

スキル2 「自己保存」 CT:8
自身に無敵状態を付与(1ターン)&自身のHPを回復

スキル3 「国王一座」 CT:8
味方単体のNPを増やす&味方単体のスター発生率をアップ

宝具

「開演の刻は来たれり、此処に万雷の喝采を(ファースト・フォリオ)」 属性:Buster

雑感

ステータスは星2相応。宝具の火力も星2相応。ただし、スキルのサポート能力だけは、星5並の性能のサーヴァント。立ち位置的には、同じ星2のアンデルセンに近いでしょう。

とくにスキル「エンチャント」の性能が出色。効果は1ターンのみですが倍率は高めで、Busterアタッカーの火力を跳ね上げます。このスキルを、レベル1の状態から所有しているのだから驚きです。

取得には強化クエストをクリアする必要がありますが、第3スキル「国王一座」も非常に優秀。スター発生率バフも高い倍率ですが、味方単体へのNP付与が特に有用です。

宝具

女泣かせの宝具。被害者はどこぞの聖女様

ウィリアム・シェイクスピアの運用案

サポーターとして極めて優秀なシェイクスピア。その運用法は大きく分けて以下の2種類です。

インスタントバッファー

シェイクスピアのスキル「エンチャント」のみに焦点を当てた運用方。スキルレベル1の状態でも高倍率なので、非常に使いやすい。フレンドポイント召喚で召喚した瞬間から使えるのもポイント。「エンチャント」を使った後は、マスタースキル「オーダーチェンジ」で引っ込めるか、潔く戦闘不能になってもらいましょう。幸いHPは2000ほどなので、雑魚の攻撃でも簡単に逝ってくれます。

召喚

このまま組み込んでOK。便利な男だ

サポーター

シェイクスピアを育てて「国王一座」を覚えさせてからの運用方。味方単体へのNP付与効果が優秀なので、上記の運用法に比べサポートの幅が広がります。また、全体宝具の火力もそこそこ出るのもポイント。ただし、お手軽感はなくなり、育成に時間がかかります。

まとめ

弱いと自嘲しているくせに、ゲーム上の性能は決して弱くはありません。コストも低く、数合わせとして組み込んでも、それ以上の活躍を見せてくれる便利なサーヴァントです。
彼の物言いにはイラッと来るかもしれませんが、そのサポート性能は折り紙付きなので我慢して使ってみてください。

執筆者: 編集部