「VALKYRIE’S RAGE」にRとして収録された【エンジェルO7】。特徴的な効果を持つこのカードの運用方法などを徹底解説します!
目次
エンジェルO7のステータス
☆7、光属性、天使族、攻撃力2500、守備力1500
このカードがアドバンス召喚に成功した場合、以下の効果を得る。
〇このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、お互いにモンスターの効果を発動できない。
最大の特徴であるモンスター効果封殺!
アドバンス召喚に成功したとき、お互いにモンスターの効果を発動できなくする永続効果をもっているのが最大の特徴である。
このアドバンス召喚であることが前提となっている。
そのため、特殊召喚や反転召喚によってこのカードを出しても効果を使用することができないので注意が必要ではある。
チェーンブロックを作るモンスター効果の発動ができなくなる!
このカードがフィールド上に存在する限り、起動効果や誘発効果、誘発即時効果といったいわゆるチェーンブロックを作るモンスター効果が発動できなくなるのだ。
しかもモンスター効果が発動する場所に関して記載されていない。
そのため、墓地や手札、デッキ、除外ゾーンなどで発動するモンスター効果さえも封じることができる。
チェーンブロックを作らないモンスター効果には適用されず!
永続効果やルール効果などチェーンブロックを作らずに発動する効果に関しては無効にすることはできない。つまり効果発動に対してチェーン発動することができない効果がこれに当てはまる。
例えば、魔導獣ケルベロスの攻撃力上昇効果(永続効果)や魔導ギガザイバーの特殊召喚(ルール効果)は無効にすることができない。
合わせて使いたいカード4種類
このカードは単体で運用するには難しい。
リリースコストを補って速やかに召喚したり、効果を最大限に活かすためにも長くフィールド上に存在し続けるためにもサポートカードで守っていきたい。
リリース軽減カードでリリース数を減らそう
「クロス・ソウル」や「コストダウン」といったリリース数軽減カードと合わせて使うことでアドバンス召喚を速やかに狙っていくことが可能。
注意点として例えば「生け贄人形」の使用だと特殊召喚になってしまう。
☆7モンスターと相性の良いカードの一つではあるが、このカードはアドバンス召喚でしか効果適用されないので気をつけていただきたい。
ダブルコストモンスターでアドバンス召喚を補おう
「カイザー・シーホース」など特定の属性をリリースする際、1体で2体分のリリース数になってくれるダブルコストモンスターをリリースすることによってアドバンス召喚を補うことができる。
このカード召喚のためのダブルコストモンスターであるカイザー・シーホースは攻撃力1700守備力1650とステータス的に☆4としては決して悪い数値ではない。
アドバンス召喚する手段の一つとしてもデッキに採用圏内ではある。
コストとしても有効活用
このカードは光属性、天使族なため「天空の宝札」の手札コストや「天魔神エンライズ」を召喚するための除外コストとしても使用することができる。
ただし、天魔神エンライズと合わせて運用する際、このカードがフィールド上にいるあいだは、天魔神エンライズを特殊召喚することはできても、攻撃する代わりにモンスターを除外する効果は使えなくなってしまう。
なのでその2体が同時にフィールド上に存在させるのはあまり望ましくはない。
場に残り続けるためのサポート
戦闘や魔法罠に対してのサポートはこのカードをフィールド上に存在し続けさせるためにも必要になってくる。
戦闘では攻守増減系(例えば銀幕の鏡壁)や装備カードで強化する。
「エネミーコントローラー」や「イタクァの暴風」など表示形式を変更して守るなどのサポートが必要になってくる。
魔法罠に対しても、カウンター系の罠カードを採用したり、このカードと同パックに収録されている「心鎮壷」で相手の魔法罠をロックするなどで補っていきたい。
流行りのカードはエンジェルO7で無力化しよう!
カードプールの増加により、強い効果を持つモンスターが増えてきている。
その強い効果モンスターに依存するデッキがランク戦で大半を占めている。
これから先も強い効果モンスターが収録されていくのは予想される。
このモンスター効果を無力化する効果はこれからさきも活きていくのは間違いない。
ランク戦で上位を示す環境デッキへのメタ要素
環境デッキで採用率の高いカードへの刺さる主なポイント。
〇墓守デッキ「墓守の審神者」「墓守の召喚師」
〇海デッキ「黄泉へ渡る船」
〇狩場サクリデッキ「サクリファイス」
〇フライング寄生デッキ「寄生虫パラサイド」
〇マインド軍曹デッキ「エレクトロ軍曹」
〇運を味方にデッキ「ツインバレル・ドラゴン」「時の魔術師」
これらの他にもデッキタイプによって刺さるカードは存在する。
やはりメインカード、もしくは採用率の高いカードに刺さるので環境へのメタ要素は十分だといえる。
エンジェルO7への対策カード
このカードを相手に召喚された場合、こちらとしては効果モンスターに依存したデッキであればあるほど厄介なモンスターといえよう。
例えば、広く使われている「クリボール」はこのカードの前では効果を使うことができない。
効果モンスターを使ったコンボ系デッキも対処がなければ封殺されかねない。
召喚させない動きが理想ではあるが、ここではアドバンス召喚されたあとの主な対処を紹介する。
戦闘補助による破壊
「銀幕の鏡壁」や「フォース」、「流星の弓-シール」などの装備カードによって攻守増減を狙う。
こうすることによって下級モンスターでも戦闘で倒すことが可能になってくる。
また、エンジェルO7は守備力が1500なので「エネミーコントローラー」や「アヌビスの呪い」などで表示形式変更による戦闘破壊も狙いにいきたい。
魔法罠による破壊
「突撃指令」や「道連れ」などによる破壊は採用率の高さなどによって狙いやすい。
ピンポイントではあるがアドバンス召喚したモンスターに対して発動できる「生贄の抱く爆弾」で破壊することも環境次第では有りになってくる。
永続効果などによるモンスター効果
「魔導獣ケルベロス」の攻撃力上昇効果によって戦闘破壊を狙う。
「ゴースト姫-パンプリンセス-」の相手モンスターの攻守減少効果によって戦闘破壊を狙う。
(ただし、永続魔法扱いになる効果はチェーンブロックを作るため無効にされるため、先にエンジェルO7を出されてしまうと発動することができなくなってしまうので注意)
考察:まずはいかに早くアドバンス召喚するかが重要!
このカードはアドバンス召喚するまでに大変かもしれない。
だが召喚できれば特にモンスター効果に依存しているデッキほど、相手からしたら除去対象優先カードではある。
なのでデッキ構築の際、このカードを活かすためのデッキに構築するのがベストだ!