混迷した環境の中、ナーフ前のヴァンパイアによって抑え付けられていたデッキがいくつか出てきました。
その典型例が相手リーダーの体力を早期に削ることを第一目標とするアグロデッキたちです。
このデッキたちはどうしても盤面に守護を置かないため、「昏き底より出でる者」の一撃を止めきれず、敗北してしまったことが多くなっていました。
しかしながら、ナーフによって環境は動き、意気消沈していたデッキたちが次々と姿を現してきました。
そして中には、前環境ではあまり試されなかったデッキの姿も。
その1つがニュートラルウィッチです。
そこで、ここではニュートラルウィッチの紹介をしたいと思います。
目次
参考デッキレシピと紹介動画
以下は「しゅーくえ」氏によるデッキ紹介動画です。
なお、サンプルデッキレシピはあくまでもサンプルなので、動画のものとは異なる点に留意してください。
デッキ概要 アグロ戦術とバーン戦術を組み合わせたデッキ!
ニュートラルウィッチは、その名の通りニュートラルシナジーをメインに据えたデッキです。
前環境のトップカードである「不思議の探求者・アリス」を中心にすることで、非常に高い盤面制圧能力を誇っています。
横並びの強さは言うにや及ばず、1.2.3.アリスと先行でマナカーブ通りに並べることが出来れば、対応できる相手は少ないでしょう。
ここまではほぼ全クラス一緒なのですが、ニュートラルウィッチの強さを支えるのはウィッチのクラスカードです。
ウィッチのニュートラルシナジーを持つクラスカードの中でも、このカードの強さは特筆すべきものがあるでしょう。
手札のニュートラルカードの枚数分だけ相手にダメージを与えるだけでもなかなか強力なのですが、進化することによって4/7の疾走になってしまいます。
つまり、相手の守護フォロワーを除去しつつ相手にダメージを与えるという行動が、1枚で完結してしまうのです。
しかもそれだけではなく、エンハンス7で自力で進化してしまう能力まで持っています。
1枚で出来ることが非常に多いため、まさにこのデッキのエースカードといっても過言ではありません。
序盤はフォロワーで押しつづける
このデッキの強みは、大量に投入されたニュートラルカードによって序盤をさばきやすいことにあります。
天弓の天使・リリエル
環境で最も使用される2コストフォロワーの1人でしょう。
進化することで相手のフォロワーを処理しつつ、4点の打点で攻めることが出来ます。
もちろん1ターン生き残ったのであれば相手リーダーにダメ押しの1点を与えることもできますし、彼女の攻撃が通るのならそれだけで5点のダメージです。
打点上げ・盤面制圧と、ニュートラルウィッチの戦術にぴったりとマッチしたフォロワーだといえるでしょう。
スイーツウィッチ
ニュートラルカードの数がウィッチカードよりも少ないのなら、2/2/2のフォロワーにキャントリップがつくという強力なニュートラルシナジーカードです。
このデッキにおいてはほとんどの状況で条件を満たしてくれるので、最高のコストパフォーマンスを発揮してくれます。
似たようなカードにネクロマンサーの「スカルウィドウ」がいますが、あちらは1/2の上にラストワードで、妨害される可能性があります。
しかしこのカードの効果が妨害されることはなく、さらに2/2と文句なしのスタッツ。
単純に比較はできないものの、あちらが未だ環境で使われていることを考えると、かなり強力なカードであるといえるでしょう。
直接火力で相手を焼こう
ニュートラルデッキの弱みは、デッキのほぼ全てをフォロワーでうめつくす関係上、息切れしてしまうとほぼ敗北に直結してしまうことでした。
しかしながら、このデッキには相手リーダーへ直接ダメージを飛ばす手段が豊富なため、息切れを起こしたとしてもまだまだ戦える余地があるのです。
ほかのニュートラルデッキが姿を見せなくなったにも関わらずここにきてニュートラルウィッチが頭角を示してきたのは、以下の多彩なバーンカードのおかげだといえるでしょう。
死の舞踏
オズの大魔女
バーンカードではありませんが、バーンカードを引き入れてくれる優秀な魔女です。
虚構をあげるといいつつ、このデッキではほとんどの場合フォロワーを与えてくれます。
手札に来たカードは全てその場で使うことが出来るため、1コストで「死の舞踏」「変異の雷撃」と続けざまに打つことさえ可能です。
このデッキにおいては、息切れ防止役兼フィニッシャーになる強力なカードといえるでしょう。
安定率○! 色々なデッキに丸く戦える良デッキ!
このデッキは後半戦でもある程度戦うことができるため、あらゆるデッキと丸く戦うことが出来ます。
その上、前環境の上振れムーブも備えているため、ランクマッチで戦うのならかなりベターなデッキだといえるでしょう。
「オズの大魔女」の威力を増やしたいのなら「デモンストライク」を投入するなど、自分なりの改造も考えられるデッキでもあるので、是非使ってみてくださいね。