OTKエルフはRoB環境から存在する、エルフを代表するデッキです。
プレイングの難しさやデッキの相性の悪さから使用率は非常に低いですが、カードパワー自体は非常に高いです。
そこで、今回は新カードによって強化されたOTKエルフを解説します。
ダメージソースとして期待出来る新カード
新カードの「妖精の使役者」はフェアリーに疾走を付与して攻撃力を上げるという効果を持っています。
【妖精の使役者】
コスト:4
クラス:エルフ
効果:自分のフェアリーが場に出るたび、それはターン終了時まで+1/+0されて、疾走を持つ。
フェアリーは「リノセウス」のコンボパーツですが、デッキ構成次第で数を増やすことができます。
【リノセウス】
コスト:2
クラス:エルフ
効果:疾走
ファンファーレ ターン終了まで、「このターン中に(このカードを含めず)カードをプレイした枚数」と同じだけ+1/+0する。
中盤に使用して相手のライフをある程度減らすことで、「リノセウス」のコンボを決めやすくすることができます。
前環境まではリノセウスによる必要なダメージは15点から20点でしたが、「妖精の使役者」のおかげで10点から15点程度で済むでしょう。
コンボに必要なカード枚数とPPが大幅に減るので、安定感が大幅に増し、リーサル計算も非常に楽になるでしょう。
また、相手のフォロワーを倒すことにも使えるので、0コストのフェアリーを生み出す「エルフプリンセスメイジ」と相性が良いです。
【エルフプリンセスメイジ】
コスト:4
クラス:エルフ
効果:進化時 フェアリー2枚を手札に加え、それらのコストを0にする。
ただし、「リノセウス」を手札に戻したりして合計3回使うプランでは0コストのフェアリーの価値が非常に高いので、状況に応じて判断しましょう。
デッキ例
- フォロワー
- ベビーエルフ・メイ 3枚
- フェアリーウィスパラー 2枚
- クリスタリア・リリィ 1枚
- リノセウス 3枚
- ミニゴブリンメイジ 3枚
- エンシェントエルフ 3枚
- 風の軍神・グリームニル 2枚
- エルフプリンセスメイジ 3枚
- 妖精の使役者 3枚
- 歴戦の傭兵・フィーナ 3枚
- クリスタリア・エリン 3枚
スペル
- フェアリーサークル 3枚
- 自然の導き 3枚
- 翅の輝き 2枚
- 森荒らしへの報い プライズ 3枚
基本的な戦い方はこれまでと同じ
新環境になってもデッキコンセプトは変わっていないので、これまでと同じ感覚で戦えます。
ただし、使われるデッキは大きく変わるので、細かい受けのプレイングは新たに考える必要があります。
カードパワーの高い「エンシェントエルフ」や「クリスタリア・エリン」、「歴戦の傭兵・フィーナ」はおそらくこのまま使われるでしょう。
【エンシェントエルフ】
コスト:3
クラス:エルフ
効果:守護
ファンファーレ 自分の他のフォロワーすべてを手札に戻し、戻したフォロワー1体につき+1/+1する。
【クリスタリア・エリン】
コスト:6
クラス:エルフ
効果:守護
ファンファーレ 自分のリーダーを3回復。
エンハンス 8; その後、自分のEPを1回復。
【歴戦の傭兵・フィーナ】
コスト:5
クラス:ニュートラル
効果:進化時 ミニゴブリンメイジ1枚を手札に加え、そのコストを0にする。また、フェアリーの数が必要になるので、「フェアリーウィスパラー」も欲しいところです。
【フェアリーウィスパラー】
コスト:2
クラス:エルフ
効果:ファンファーレ フェアリー2枚を手札に加える。
ただし、「ミニゴブリンメイジ」のサーチ対象になってしまうので、枚数は良く考えた方が良いです。
【ミニゴブリンメイジ】
コスト:3
クラス:ニュートラル
効果:ファンファーレ コスト2以下のフォロワーをランダムに1枚、自分のデッキから手札に加える。
「ジャングルの守護者」は不採用
「ジャングルの守護者」エンハンス効果で疾走を持つフォロワーです。
【ジャングルの守護者】
コスト:5
クラス:エルフ
効果:守護
ファンファーレ エンハンス 10; ジャングルの守護者1体を出す。その後、自分のジャングルの守護者すべては疾走 を持つ。
これまでリノセウスでは足りない打点を補うとい役割を持っていましたが、「妖精の使役者」のほうが替わりを果たします。
10ターンより前で打点を出せる上、フォロワーの処理にも使えるので守護より有用な場面が多いでしょう。
これによりリノセウスに必要な打点が減るので、中盤からリーサル計算をする必要があります。
フェアリーを使い過ぎないようにしよう
新環境ではフェアリーの重要度が上がったので、横展開のために不用意に使ってしまうと、後で足りなくなってしまう恐れがあります。
このデッキはフィニッシャーが決まっているので、終盤の動きも考慮しながらゲームを進めましょう。