新パック「ワンダーランドドリームズ」の収録カードの発表が続いていますが、新パックの発表となれば気になるのは自分のクラスのカードですよね。
前弾では早期に発表された「ヘヴンリーイージス」などがよくも悪くも話題を呼びました。
今回発表されたエルフのカード能力は以下の通りです。
大魔法の妖精・リラ
フォロワー 3コスト ゴールド
進化前 攻撃力1 体力4
【交戦時】交戦する相手のフォロワーを破壊する。その後、このフォロワーは、この交戦時能力を失う。進化後 攻撃力3 体力6
【交戦時】交戦する相手のフォロワーを破壊する。その後、このフォロワーは、この交戦時能力を失う。
派手な効果ではありませんが、かなり使い勝手のよい効果ですね。
「必殺」を持つフォロワーと比較すると、このカードが傷つかないという点では大きく勝っています。
その上、3コスト1/4という標準レベルのスタッツを持つので、大きな注目を集めているようです。
では、現状のデッキでこのカードが入るとしたらなんでしょうか。
ここでは、現在存在するデッキの中で、恐らくこのカードが活躍できるであろうデッキ「テンポエルフ」を紹介していきたいと思います。
デッキ紹介動画と参考デッキレシピ
以下は、「ハバレイヒロッキー」氏によるデッキ紹介動画です。
ナーフを受け、強くなるデッキと弱くなるデッキを見極めたうえでデッキをチューンナップされています。
なお、参考デッキレシピはあくまでスタンダードなものなので、動画のレシピとは異なっていることに留意してください。
https://www.youtube.com/watch?v=-8TQTLKHW8w
フォロワー
ベビーエルフ・メイ 3枚
リノセウス 3枚
エルフの少女・リザ 2枚
ミニゴブリンメイジ 2枚
エンシェントエルフ 3枚
キュベレー3枚
エルフプリンセスメイジ 3枚
クリスタリアプリンセス・ティア 2枚
風神 2枚
エルフナイト・シンシア 3枚
クリスタリア・エリン 3枚スペル
自然の導き 3枚
フェアリーサークル 3枚
森荒らしへの報い 3枚
死の舞踏 2枚
「テンポエルフ」デッキ概要
エルフのカードに多い、相手のフォロワーにダメージを与える効果を持ったフォロワーを多く採用したデッキです。
それらのカードによって盤面有利な状況を作り出していき、相手が盤面を返せなくなったら勝利、というわかりやすいゲームプランが特徴になっています。
フィニッシャーとして採用されているのはもちろんスタンダード期からの相棒「リノセウス」。
自分のカードを戻して出したり、0コストフェアリーを出したりしてダメージカウントを稼ぎ、進化もあわせてかなりの大ダメージを与えることが出来ます。
もちろん、盤面を制圧する手段もしっかりと確保されており、「エルフの少女・リザ」による全体除去耐性付与は(ビショップを除く)コントロールデッキを悶絶させるでしょう。
総じて、高いバーストダメージと盤面制圧能力を同時に有した強力なデッキといえるのではないでしょうか。
マリガンとプレイング
テンポエルフのマリガンとプレイングを紹介していきます。
いずれも基本的なことなので、場合によっては大きく変わったり、別の最適解がある場合もあるので、絶対の原則ではないことに注意してください。
マリガン
盤面を制圧することが重要なので、1コストフォロワー、2コストフォロワー、もしくはフェアリーサークルを中心に集めていきましょう。
多数の1コストフォロワーが来てしまった場合は、状況に合わせて取捨選択します。
例えば、「ベイビー・エルフ・メイ」は強力なフォロワーではありますが、先行で出す分にはただの1/1フォロワーです。
しかし、タフネス1のフォロワーで序盤から押してくるようなデッキ相手には、有用な除去札おtなります。
1コストカードは最初から唱えられるという意味ではかなり強力ですが、それ単体自体では貧弱な場合が多いので、そのあたりは注意しましょう。
プレイング
極端な話、テンポエルフの理想の状態は、相手の盤面が空で、自分の場にフォロワーが出ている状態です。
基本的にはその状況を目指してプレイングしていきましょう。
仮に相手の場にフォロワーが残っていても、相手のフォロワーの攻撃だけでは自分の場のフォロワーが全滅しないような盤面が理想になっています。
よって、何よりもこのデッキで必要なのは有利交換と相手のフォロワーを除去することです。
とにかく味方の数が敵の数を上回るようにしましょう。
多くのクラスは4ターン目以降に打つことができる全体攻撃スペルを有しているので、「エルフの少女・リザ」のプレイタイミングは3ターン目、もしくは4ターン目です。
フォロワーを並べた状態でこのターンを凌ぎきれば、あとはフィニッシャーの登場。
「風神」や「エルフナイト・シンシア」によって攻撃力を上昇させたフォロワーが敵のライフを大きく削ってくれます。
これで体力が残っていても、「リノセウス」を使えばそれほど難しいことはなく相手のライフを0にすることができるでしょう。
理想のゲームプランのため、進化権は副次効果を持つフォロワーやリノセウスに使いたいところです。
しかし、場合によっては特に効果を持たないフォロワーに使う必要が出てきます。
相手の全体除去が見えているけれど、「エルフの少女・リザ」を出せないときは、相手が持つであろうAOEのダメージを上回る体力を維持できるよう、手札のフェアリーを特攻させることも重要なのです。
状況によって、盤面と相手の体力、どちらを取るかは大きく異なります。
相手のデッキに入っているカードを予想しながら、選択していきたいところですね。
デッキ改造案
「歴戦の勇士 フィーナ」などを投入、より中盤を戦いやすくする構成が考えられます。
大型フォロワーの除去が苦手なので、「死の舞踊」の枚数を増やしてもいいでしょうし、環境がアグロに傾いているようならばもっと序盤に戦いやすいカードを増やしてもいいでしょう。
あまり重くしすぎるとテンポを取ることが難しくなるので裁量次第ですが、盤面有利を取り安いデッキなので、お気に入りの大型フォロワーを忍ばせてもいいかもしれません。
「自然の導き」などを投入、よりフィニッシャーである「リノセウス」を活かす構成にしても面白いでしょう。
新カードである「大魔法の妖精・リラ」を投入するのであれば、3コストフォロワーの枚数を考える必要があります。
テンポエルフはマナカーブに沿った動きが強力なデッキであるため、3コストフォロワーを投入しすぎるとあまり強い動きが出来なくなってしまうからです。
とはいえ、進化を使って3コスト確定除去として使ったり、手札に戻して再度効果を使用したり、単純に壁としておいたりと、確定除去が不足しがちなエルフにとってはかなり強力なカードです。
戦闘後、無傷の1/4フォロワーもしくは3/6フォロワーが残るのも強力。
「風神」をはじめとしたバフを受けることが出来るので、このデッキにとってはかなり有用な選択肢となるのではないでしょうか。
まとめと感想 テンポエルフは強いのか?
かなり丸く闘えるデッキなので、有利不利を感じづらいというのが最大の利点だと思います。
しかし、どんなデッキに五分というわけではなく、「テミスの審判」と強力な守護フォロワーを有するビショップ相手には厳しい戦いを強いられてしまうでしょう。
リザによってある程度AOEに耐性があるとはいえ、それでもやはり全体ダメージには弱めなので、そのあたりはうまく調節しておきたいところです。
新カードによって如何様にも強化される可能性があるデッキなので、今後の進化にも期待できる、要注目デッキの1つかもしれませんね。