『神々の騒嵐』から登場した強カード『ゼウス』について考察していきます。
すごく強いのにコスト高くて使いにくい!どうやって使おう?と悩んでいる方は必見です!
『ゼウス』と相性のいいデッキやカード、おすすめの使い方も解説していくので参考にしてください。
疾走・必殺・守護を持つフォロワー・ゼウスとは?
『神々の騒嵐』パックのメインカードとなっているフォロワーです。
攻撃力5・体力10という高ステータスと能力に疾走・必殺・守護を持っています。
ですが、コスト10のため後半戦(5ターン目以降)に入ってもすぐ使うことはできないので注意しましょう。
今まで「疾走・必殺」や「必殺・守護」という組み合わせで2種類の能力を持つフォロワーはいましたが、3種類すべてを持ったフォロワーは『ゼウス』が初めてです。
クラスもニュートラルということで様々なデッキで使うことができ、特に晩成デッキや低ステータスデッキにおすすめのピンチヒッターといえます。
ゼウスのメリットは?
『ゼウス』のメリットは疾走・必殺・守護のすべてを持っていることです。
純粋な(エンハンスではない)コスト10のカードで場にあるカードすべてを破壊するバハムートはありますが、疾走や必殺、守護を持ったカードはまずありません。
疾走で場に出した後すぐ相手のフォロワーもしくはリーダーにダメージが与えられます。
さらに必殺があることで体力が6以上のフォロワーでも破壊でき、高い体力と守護によってリーダーへの攻撃を防げます。
疾走と必殺のコンビネーションは他のフォロワーで使っても便利ですが、高い体力を持っているのでフォロワーの生存率が高いのも魅力的です。
新カード・ゼウスの欠点とは?
無敵と思える『ゼウス』ですが、さすがに神様のフォロワーでも欠点はあります。
高コストということもありますが、重要なのは能力による効果をもろに受けてしまうことです。
つまり、フォロワーもしくはアミュレットを1つ破壊する『エクスキューション』やフォロワーを破壊後相手リーダーに2のダメージを与える『死の舞踏』といったカードに弱いフォロワーです。
『ゼウス』は疾走・必殺・守護を持っていますが、能力はそれだけでそれ以上がありません。
そのため次の相手ターンに破壊される確率の方が生存率よりも高く、1ターンの命となることがほとんどです。
他にも倒したい相手の場に強力なフォロワーが複数いる場合は、『ゼウス』が活躍し難い状況になります。
コストも考えると、『ゼウス』はあくまで強力な相手のフォロワー1体を破壊するための切り札か、相手リーダーに最後のダメージダメージを与えるカードだと思ってください。
ゼウスと相性のいいデッキと悪いデッキは?
『ゼウス』は先ほども言った通り、ニュートラルのカードなのでどのデッキでも使用できるフォロワーです。
中盤(5ターン目以降)から勢いのつくデッキが多く、その中でも10ターン目までかかる可能性があるデッキに入れるようにしましょう。
10ターン目までかかること無く最大PPを10にできるドラゴンデッキもおすすめです。
ただし、デッキでもとりあえず入れればつかるということになりますが、コストを考えると10ターンもかからずにバトルを終わらせることを目的とするアグロ系デッキは相性が悪いのでおすすめしません。
他にも超越デッキは10ターン目までかかるものの、スペルブーストを最後に使うため、コスト10のままの『ゼウス』は使いにくくデッキのバランスが崩れる恐れがあります。
中でも相性がいいデッキは、PPを自分で増やせるドラゴンデッキと、低ステータスカードを多く使うデッキです。
コスト軽減・PP加速のドラゴンデッキ!
高コストの『ゼウス』と相性がいいデッキといえばドラゴンのデッキです。
ドラゴンデッキの最大の特徴は高コストカードを出しやすくする最大PPの上昇と必要コストの減少です。
早ければ最大PPを増やす『竜の託宣』や『ドラゴンナイト・アイラ』、『竜の闘気』による組み合わせで、6ターン目には最大PPが10になっていることも少なくありません。
その理由は、ドラゴンのカードが高コストであることが挙げられます。
もちろん1~3のコストを持ったカードもありますが、主力となるのはコスト5以上のカードです。
高コストを少しでも軽減したいという場合は、ランダムにコスト5以上のカードを1枚手札に出しコストを1下げるスペル『竜の伝令』で序盤のうちにゼウスを手札に出し、コストを9にすることもできます。
対象カードのコストを2下げる能力を持つ『騎竜兵』はコストを下げるカードを選べるため、『ゼウス』のコストをどんどん下げて低コスト状態で使うことも可能です。
『ゼウス』以外にも同じくコスト10の『バハムート』や『サタン』と相性がよく、それを目的としてデッキを組むこともあります。
低ステータスデッキの隠し玉にもおすすめ!
低ステータスデッキといえばエルフのデッキが代表的です。
エルフはフェアリーを使って手札を増やし、プレイ数(カードを場に出した・使った数)で能力を発揮するデッキです。
なのでステータスの高いフォロワーが少なく数と能力で相手を押していくことを重視しています。
ただし、その分能力や数で対応できない状況になりやすいことが欠点です。
その対策として終盤(10ターン目以降)で使える『ゼウス』がおすすめです。
紹介でも書きましたが、疾走・必殺・守護を持つフォロワーなのでほとんどの強力なフォロワーでも破壊できるため非常に便利です。
相手のターンまで残れば相手に『ゼウス』を破壊させるためのPPを使わせる手間をかけさせることもできます。
疾走を持っているけどロイヤルには向かない?
絶対的にロイヤルとは合わないというわけではありませんが、6~8ターンでバトルを終わらせることを目標としている速攻デッキでは『ゼウス』は使わない可能性があります。
8ターン以降もバトルが続くとしてもエンハンス9で攻撃2回と「ターン終了までダメージを受けない」を持つ『レヴィオンセイバー・アルベール』や残したアミュレットで場に出たフォロワーを強化する『レオニダス』があるため『ゼウス』の必要性を感じません。
そのため疾走といえばロイヤルというイメージがあるのですが、ロイヤルデッキとの相性はイマイチなので、フィニッシャーとして使うのであれば『レヴィオンセイバー・アルベール』や『レオニダス』を優先しましょう。