記事を投稿するにあたって一つのデッキを徹底的に解説しようと思いました。
9thシーズンのマスターランキングにも幸いにも入ることができ、デッキに対しても非常に愛着がわいているため、様々な観点から超越デッキの解説をしようと思います。
今回は超越デッキのマリガン編です。
マリガンの基準は人それぞれですので一つの指針としていただければ幸いです。
目次
デッキ紹介
- エンジェルスナイプ×3
- 知恵の光×3
- 光の道筋×2
- レヴィ×1
- マジックミサイル×3
- ゴーレムの錬成×2
- ウィンドブラスト×3
- 虹の輝き×3
- エミル×1
- 魔力の蓄積×3
- マーリン×3
- 刃の魔術師×3
- 炎の握撃×2
- フレイムデストロイヤー×3
- 次元の超越×3
3/7現在 マスターランキング29位到達した著者のデッキです。
基本的なマリガンの基準について
全クラスに当てはまる共通のマリガンについて考えようと思います。
知恵の光に関して
マリガンで「相手の序盤の動きに対応できるハンドを揃える」というのは重要です。ですがそれ以上にスペルブーストを1tの状態でもかけれるという恩恵は大きいです。
ウィンドブラストで後攻2tでも2/2/2のフォロワーを倒せる、デストロイヤーのコストを早い段階で下げれるので序盤にビートの動きでけん制できる、運命の導きを最速で0コストで使える等等・・・
1tでスペブがかかるカードがなくても途中で引ければ知恵の光が腐るということもないでしょう。
なので著者は『先行でも後攻でも知恵の光は必ず一枚キープ』しています。
超越に関して
超越をキープするかどうかは『デストロイヤーをそのまま出して、その行動が直接的なリーサル手段になるかどうか?』ということを考えます。
デッキコンセプトとして勝ち筋が超越なのでどこかのタイミングで手に入れないといけないため、著者はマリガンでも探しに行くべきカードだと考えています。
ただし、デストロイヤーを単純に投げるだけでも勝てる相手には超越を返してもいいという判断ができます。
運命の導きに関して
0コストでブーストしながらハンドの選択肢を増やせる最強のカードだと思います。
しかし、5コストは序盤でキープするには重く、5回他のスペルカードで運用しなくてはいけないという縛りもあります。
著者は先行の「場合キープ、後攻の場合返す」をお勧めします。
先行の場合はスペブの思考数が稼げ、ppが相手よりも優位なため序盤の対処がしやすいです。なので、ハンドが枯れる事故を無くすために運命の導きをキープします。
後攻の場合は序盤に最善の動きで相手の動きに対応しなければならず、後攻進化のマーリンで2枚ドローするのに、序盤のドローでも2枚引くのでハンドがあふれやすいです。
終盤にハンドを減らすカードと一緒に使うのが得策だと思います。
対エルフのマリガン
エルフのデッキの種類問わず気を付けたのは序盤の1/1のフォロワーの展開と、エンシェントエルフ、エルプリ進化、フィーナ進化のスタッツです。
必ず残したいカード
マジックミサイル、ウィンドブラスト
これらのカードは使う場面が必ず出てくるカードなので基本的に残します。マジックミサイルはフェアリー用、ブラストは中盤に出てくる中型フォロワーを倒すためです。
優先的にキープしたいカード
虹の輝き・エンジェルスナイプ
序盤のフェアリーの展開をいかに止めるかが重要です。マリガンで返したがために序盤の動きに対応できず、轢き殺されることもしばしばあります。
最悪の事故を防ぎましょう。
総括
序盤の1/1フォロワーに対応できるハンドを残そう!
先行の場合ゴーレムの錬成2t置きは1/1に刺さるものの、森荒らしに除去という裏目も存在します。基本的にはフェアリーの展開を抑えれば勝てます。
対ロイヤルのマリガン
基本的にはコスト通りの動きをされた場合を想定しながらマリガンします。
必ず残したいカード
虹の輝き・ウィンドブラスト
序盤の2/2フォロワーに対してちゃんと対応できるかが勝負のカギになります
特にウィンドブラストは中盤のアルベール進化の対応に使うことも多いので切る判断は間違いないようにしましょう。
優先的にキープしたいカード
後攻の場合 レヴィ・ 先行の場合マジックミサイル
先行の場合3tで2/2/2フォロワーをマジミサ+エンスナで返すことができます。
またマジックミサイルは先行1tのクイックブレイダーの抑止力にもなります。
キープしなくてもいいカード
対応手がない場合超越、運命の導きはマリガンで返しても構いません。
理由としてはフレイムデストロイヤーを単純に投げるだけでリーサルをとれる勝ち筋を作れるため、ロイヤル戦ではあまり超越に依存しなくていいためです。
アグロロイヤルの場合を考えたマリガンをしましょう。
対ウィッチのマリガン
超越でも、ドロシーでも対応できるようにマリガンします。基本的には超越想定のマリガンで構いません。ハンドの選択肢を増やせるマリガンを心がけましょう。
必ず残したいカード
超越、運命の導き、マジックミサイル
先行後攻問わずハンドの選択肢を増やせるカードは貴重です。
ドロシーの場合でも序盤にブーストがかけれれば展開された後でもブラストで対処が簡単にできます。
超越の場合はどちらが先に超越のブラストを貯めきれれるかの勝負になります。
絶対にキープしてはいけないカード
ウィンドブラスト、虹の輝き、炎の握撃、フォロワー
超越ミラーの際これらのカードがハンドに来ると腐るのでミーラー対面の際不利になります。ドロシーの展開も5t以降のことが多いので除去スペルもマーリン進化後で十分間に合います。
対ドラゴンのマリガン
基本的にはランプ想定でマリガンします。2tの行動が弱いのでそこの弱点を狙いましょう。
必ずキープしたいカード
ウィンドブラスト、超越、炎の握撃、運命の導き
後半の大型フォロワーの連打を見据えたマリガンをします。pp加速からの最速サタン出しが負け筋になるので超越は確実にキープしましょう。
なるべく残しておきたいカード
光の道筋、マジックミサイル
ドラゴンの場合2tに竜の託宣or伝令をだし、隙が出る場合が多いのでそのターンでドローの加速をすることが重要になります。
『ハンドの選択肢が多い=終盤の大型に余裕をもって対応できる』なのでこれらのカードはキープするといいでしょう。
虹の輝きについて
ドラゴン戦において腐りやすいカードです。もし来てしまった場合は2コストを出して、輝きで返す動きを優先して行いましょう。
一見無駄な行為に見えますが、ハンドで腐るカードを抱え続けるよりも除去の選択肢を増やしたほうがいいです。
対ネクロのマリガン
基本的にはコントロールネクロの想定でマリガンします。アグロネクロにはどう頑張っても勝つのが困難です。
必ずキープしたいカード
虹の輝き、ウィンドブラスト
2コストフォロワーの比重が多いネクロには虹の輝きはとても刺さります。終盤の死の祝福にも対応できるでしょう。
特に7tにおかれるカムラはデストロイヤー進化では突破できないため除去スペルをキープするのは重要になります。
アグロネクロを意識したマリガンは有効か?
アグロネクロは超越の場合勝つのかきわめて困難な相手だと思います。
理由としてはリーパーの潜伏、6tのミミココハウルの11点です。
対策としてはチェイン、エラスムスの秘儀、氷像があげられます。
これらのカードを採用していない場合はアグロネクロを意識するだけ無駄だと思います。それよりもコンネクに確実に勝つことを意識しましょう。
対ヴァンパイア
基本的にはアグロヴァンプ想定のマリガンを行います。
アグロヴァンプの対応ができる場合、結果的にコントロールヴァンプにも対応できます。
必ずキープするカード
マジックミサイル
2/2/1疾走もちのブラッドウルフをちゃんと倒せるかどうかで大きく勝率が変わります。ブラッドウルフに対する最善手はマジックミサイルです。ここで有利トレードしながらドローすることで対応手の幅を広げられます。
キープするべきカード
共通: 虹の輝き、エンジェルスナイプ、ウィンドブラスト
先行:ゴーレムの錬成
後攻:レヴィ
コウモリの横の展開、ユリウス&ヴァンピを序盤で倒せるかが勝負のカギを握ります。
超越はキープすべきかどうか?
基本的にはキープするべきです。アグロヴァンプの場合は試合が長引けば長引くほどバーンダメージでリーサルされてしまう確立が上がります。
コンヴァの場合超越がないと勝てません。
アグロヴァンプに有効なフレイムデストロイヤー投げも後ろに超越が控えてないと弱い動きです。
対応手の幅が狭くても、ウィッチのカードは細かい除去ができるものが多いので基本的にキープしていいと思います。
対ビショップ
基本的にはセラフ想定のマリガンを行います。
必ずキープすべきカード
超越、虹の輝き、運命の導き
超越の速度に特化したマリガンを行うべきです。
2t獣姫、3t教理が負け筋になりやすいので虹の輝きはキープします。相手のドロソの聖なる願いも封じることができます。
相手が9tになる前に試合を終わらせましょう。
除去スペルはキープしない
セラフの場合フォロワーを出さずにターンエンドすることが多いです。マーリンが進化するときに除去を引ければ充分間に合うので問題ないです。
疾走ビショップの場合除去スペルが必要になりますが、タイミングとしては3tの神鳥のアミュレットが開くタイミングなので5tまでにウィンドブラストを用意できれば対応できます。
除去を持ってくるタイミングはマーリン進化の時で問題ないでしょう。