白狼OTKエルフとは
OTKエルフとはリノセウスを主軸としたコンボデッキである。リノセウスによって出るバーストダメージで相手の体力を削りきることで勝利を狙う。
リノセウスはバーストダメージが出しやすく非常に強いカードだが、相手の場に守護がいると簡単に足止めされてしまうのが弱点だ。
そんな弱点を補いながらリーサルへと持ち込むことができるのが「根源への回帰」だ。
このカードは7コストと非常に重いカードだ。そこでエルフのレジェンドカード古き森の白狼を使っていこう。
これらのカードを採用することにより豊かな戦略パターンで守護の多いコントロール系のデッキなどにも対応可能となるのが白狼OTKエルフだ。
デッキレシピ
生成コスト:25,850
- ウォーターフェアリー ×3
- ベビーエルフ・メイ ×3
- 自然の導き ×3
- フェアリーサークル ×3
- リノセウス ×3
- 森荒らしへの報い ×3
- 翅の輝き ×2
- ミニゴブリンメイジ ×2
- エンシェントエルフ ×3
- エルフプリンセスメイジ ×2
- 歴戦の傭兵・フィーナ ×2
- 死の舞踏 ×2
- 森の意思 ×3
- フェアリービースト ×2
- 根源への回帰 ×2
- 古き森の白狼 ×2
ミニゴブリンメイジ、歴戦の傭兵・フィーナによってリノセウスは確定でサーチできるようになっている。森の意思やフェアリービーストの採用でコンボが完成するまでの時間稼ぎも万全だ。
根源は被っても手札で腐ってしまうので2枚の採用。稀に2枚とも手札にきてしまい、白狼のサーチ先がフェアリービーストや森の意志になることがあるので採用枚数は意識しておこう。
マリガン
基本マリガンでは1コストカードとコンボパーツを集めていこう。1ターン目から動けるのが理想なので、フェアリーサークルやウォーターフェアリー、コンボパーツとしてはミニゴブリンメイジ、エンシェントエルフなどがひけると序盤が安定するぞ。
コンボを決めるには、後攻4ターン目あるいは先攻5ターン目の進化を有効的に使っていきたい。なので後攻であればエルフプリンセスメイジを、先攻であれば歴戦の傭兵・フィーナを初手からキープもアリだ。
基本の立ち回り
相手のフォロワーを処理しつつコンボパーツをそろえていくのが序盤の動きとなる。デッキの回り具合によってはリノセウスが序盤から複数枚揃うこともある。
そうした場合は中盤で小さなコンボをかませてダメージを与えて少しでも相手の体力を削っていくことを意識したい。
デッキ名がOTKだからといってワンターンキルに意識を集中しすぎるのではなく、相手のフェイスを狙っていく姿勢を常にみせていくことが勝利に繋がるぞ。
フィニッシュは古き森の白狼でサーチした0コスト根源への回帰を利用した超強力コンボだ。根源を使わず通常のリノセウスコンボでのフィニッシュもあるので対戦相手を見ながら動いていこう。
対戦相手別戦略
バランスのとれたデッキ構築になっているので手札とプレイング次第ではどんなデッキにも有利をとることが可能だ。
対アグロ戦
森荒らしへの報いやベビーエルフ・メイで場を処理しつつエンシェントエルフで守護を立てていきたい。フェアリービーストで回復することで相手のリーサル計算から逃れることができるので引けるかなり有利となる。
アグロ戦で大事なのは守りに入りきらず常に攻めの姿勢をみせていくことである。自分の体力をみながら隙を見て相手のフェイスを狙っていこう。相手に除去を強要させることができれば勝負アリだ。
対コントロール戦
相手は守護をたててフェイスを守る動きをしてくるので序盤は焦らずコンボパーツをそろえていこう。白狼を出すまでの時間稼ぎに森の意思やフェアリービーストが有効だ。
対コントロール戦ではとりあえず焦らないことが勝利に繋がるぞ。フェアリーサークルや0コストのミニゴブリンメイジやフェアリーを使うタイミングに注意して、今使えば何点コンボがでるのかということを頭に入れておこう。
コンボを小出しにせず思い切ってためこむ勇気も必要だ。
注目カード
このデッキを支える古き森の白狼と根源への回帰に注目してみよう。
古き森の白狼
このフォロワーの効果「突進 ラストワード 次の自分のターン開始時、コスト最大のエルフ・カード(古き森の白狼を除く)をランダムに1枚、自分のデッキから手札に加え、そのコストを0にする。」により根源への回帰をサーチし、新しいコンボが実現した。
今後のエルフカードの追加でさらに化ける可能性のある一枚だ。ラストワードというのがややネックで倒れないことでテンポが崩れてしまうといったことがある。
0コスト根源への回帰の有用性
リノセウスでバーストダメージを出すにはプレイ枚数を稼ぐ行為が必要となる。そこには2つの要素が絡んでおり、一つは1コスや0コスカードをどれだけ保持しているか、そしてもう一つはどれだけ自分の場に空きがあるかである。
「フェアリーやリノセウスがそろっているのに場がいっぱいでダメージが出せない」といった経験はないだろうか。
それは恐らく盤面がロックされた状態で、自然の導きなどの場に出たカードを手札に戻すカードがない限りプレイ枚数を稼げなくなってしまっている状態だ。
しかし、0コストの根源への回帰があることで相手の盤面を空にしつつ、自分の場にも空きをつくることが可能となる。コストも消費しないので、そこからさらにプレイ枚数を稼ぎやすくなった。
プレイングをマスターすれば強い
手札に来るカード次第ではどんなデッキにも対応可能なのがこのデッキの強みだ。しかし、いつも決まって同じカードがくるとは限らないので様々な勝ち筋を想定した動きが必要になってくる。
1ターン2ターン先の動きを考えながらプレイすることが大事な分プレイングが難しいが、コンボを決めることが出来ればどんなデッキにも止められないだろう。