Machinika: Atlas(マシニカ:アトラス)

Machinika: Atlas(マシニカ:アトラス)

パブリッシャー Plug in Digital

ジャンル パズルゲーム

価格 基本プレイ無料

自分の手で謎を解いているかのような手触りが魅力!エイリアンの難破船を探索するパズルアドベンチャー

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Machinika: Atlas のレビュー画像

エイリアンの難破船の中を探索。未知の謎を解き明かし、先へと進もう。

エイリアンの難破船を舞台としたSFパズル・アドベンチャー

「Machinika: Atlas(マシニカ:アトラス)」は、土星の衛星「アトラス」にあるエイリアンの難破船を舞台としたSFパズル・アドベンチャー。

気づくと宇宙船の中にいた主人公。プレイヤーはこの主人公としてまずは状況を把握すべく、宇宙船の探索に乗り出す。

美しいビジュアルと直感的操作によって、手触りのいい謎解きを楽しませてくれる一本だぞ。

タッチで探索!パズルを解いてゲームを進行

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パズルの操作も、タップやスワイプを組み合わせて行うぞ。

ゲームは一般的な脱出ゲームと同様、画面タッチで探索することで進んでいく。

ただ、一部のギミックを操作するためにはスワイプ操作が必要。スワイプ操作すべきかどうか毎回指示されるわけではないので、スワイプできそうなものを見たらとりあえず試してみよう

また、アイテムの使用はアイテム欄からアイテムをスワイプすることで行える。アイテムアイコンのフキダシの先端部分を使用したいアイテムに合わせなければならないことに注意しよう。

序盤部分を無料プレイ可能!フルプレイは有料

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iOS版は700円。このクオリティを考えると、なかなか高コスパ。

本作は序盤部分が無料プレイできるというかたちになっている。最後までプレイするためには課金が必要

課金額はiOS版が700円、Android版が880円で、Steamで提供されているPC版よりもお得

アドベンチャーゲームはそもそもタッチパネルで快適に操作できるし、いつでもどこでも続きをプレイできるという点でスマートフォン向き。なので、序盤をプレイして気に入ったなら、課金しても損はないといえるだろう。

「Machinika: Atlas」の魅力は手触りのいい謎解き

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パズルについた汚れを吹き飛ばす。この手触りが魅力的。

本作の魅力は、謎解きの手触りがいいこと。

ちなみに、ここでいう手触りとは、実際に自分の手で謎を解いているような感覚のことを言っている。

どんなゲームも、ゲームである以上、デジタル世界に描かれた仮想空間でしかない。このため、何らかの操作をするためには自分の指ではなくレバーやボタンを使う必要がある。また現実世界じゃないからこそ、「ドアノブを握る→ドアノブをひねる→ドアを押す→ドアの向こうへ歩く→ドアノブを離す」のように、現実世界では一連となった動きも、仮想空間ならたった1つの操作で実現可能。

もちろんこうした現実世界と仮想空間との差は、悪いことじゃない。

動作が違ったり、省略されているからこそ、ゲーム(=仮想空間)では爽快感や楽しさが味わえる。ただその分、どうしても現実で肉体的に味わっている感覚…手触りのようなものがある程度失われてしまう

しかし本作は、こうした手触りが強く味わえる。自分の手で謎を解いている感覚が味わえるのだ。

自分の手で謎を解く手触り!タッチ操作でより直感的に

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カギは回さなきゃいけない。自分の手で謎を解いている感覚がイイ。

本作の謎解きの手触りがいいのは、「金具を外す」「箱を開ける」といった細かい操作を省略していないことだろう。

代表的なのがカギ。カギを使う際には、先端の形状を変えた後、カギ穴に入れて回さなければならない。先端形状を変えるという動作はそれ自体が謎解きとなっているので省略できない部分だが、カギ穴に入れた後回すというアクションは、省略しても問題がない。しかし、省略していないからこそ、実際に謎を解いているのは自分なのだという時間が強く味わえる

また、スマートフォン版ではタッチ操作になっていることで、より手触りがよくなっている。金具を外す際にもカギを回す際にも、実際に自分の指で物体に触れ、操作するので主人公とのシンクロ率が高いと感じた

やや反応が悪い部分も?アプデで修正してほしい…

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ズームアウトした画面だと、角度によってタッチしづらい場所が存在する。

タッチ操作は確実に、スマートフォン版における長所のひとつ。ただ、タッチの認識の甘い場所が若干存在している。

具体的には、部屋全体を見渡せるような開けた空間で、小さなオブジェクトをタッチしたタイミングで、タッチ認識が甘くなってしまう。恐らく、接触の判定が3D的に存在しているため、表示の角度によってはタッチできる面積が小さくなってしまうのではないだろうか。

この点は、臨場感を損なうだけでなく、ゲームプレイへの支障を発生させてしまう。というのも、「タッチして反応がない→ここは謎解きに関係ないだろう」と考えてしまうため。

なので、できればアップデートで修正して欲しい。

ゲームの流れ

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いかにも異文化…といったかたちのタイトル画面。グラフィックは美麗。そして言語も日本語化されているぞ。

さあ、「はじめから」をタップしてゲームをはじめよう。いきなり購入しちゃうなら「ゲームを購入」をタップ!

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最初のシーンはチュートリアルとなっている。画面のスクロールやタップによる探索など、必要な操作を順番に行っていく。

基本的に一般的な脱出ゲームと大きく変わらないので、すぐ覚えられるだろう。

Machinika: Atlas のレビュー画像チュートリアル通りに進めていたら、機械の中からカギをゲットしたぞ!このカギで部屋から出られるのか?

ちなみに本作、アイテム欄には表示されないが主人公はいくつかアイテムを(最初から)持っており、ストーリ―進行とともにいきなりアイテムが手に入ることがある。ちょっと驚いた。

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アイテム欄をタップすると、アイテムを詳しく調べることができる。このカギは、青く光るサークルを左右にスワイプすることで、カギの先端が状が変化。

どうやら、カギ穴に合わせて先端形状を変化させ使う…ということのようだ。

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最初の部屋から脱出すると、次は大きな広間のような部屋へと行き着いた。中央にはなんらかの装置が置かれている。

くまなくタップして情報を集め、この部屋の謎を解き明かそう。

「Machinika: Atlas」の攻略のコツはくまなくタップすることとヒントの活用

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脱出ゲームをプレイする際のように、くまなくタップ!手掛かりを集めよう。

本作のつくりは基本的に一般的な脱出ゲームと同じ。なので、脱出ゲームを攻略する時と同様、くまなくタップして手掛かりやアイテムを漏らさず手に入れるという立ち回りが攻略のポイントとなる。

もし行き詰ってしまって、どうしても先に進まなくなってしまったら、遠慮せずヒントを使おう

くまなくタップ!細かく刻むのがポイント

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反応が悪い部分があるので、画面を細かくタップすることを意識しよう。

くまなくタップするという点は既存の脱出ゲームをプレイする際と変わらない。ただ本作は、ここまでに触れた通り、一部タッチの認識が甘いケースが存在している。

このため、大雑把に画面をタップしていくのではなく、細かく刻むようにタップしよう。

爪一枚分横にズレただけで反応しなくなる…というケースを回避できるぞ。

ヒント機能が優秀!いざとなったら使おう

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ヒント機能を使うと、次に向かう先が矢印で示されるぞ。

本作のヒント機能は次に向かう先が矢印で指示されるというものになっている。

答えそのものをズバリ提示するネタバレ的なものではないので、使っても自分で謎解きしている感覚が失われない。優秀なヒント機能といえる。

このため、行き詰った際には安心して使ってしまおう。