素朴なドット絵と美しいサウンドの短編ストーリー
「猫の願いが叶うなら」は、不思議な世界を冒険するドット絵の短編アドベンチャー。
主人公は「おでんキャット」を追いかけ、さまざまなゲームの次元を巡る。
「くまのレストラン」「メグとばけもの」などで知られるインディーデベロッパー、Odencatの5周年作品。美しいドット絵とBGMは、我々ゲーマーの胸を熱く打つ。
おとなもこどもも、おねーさんもクリアできる
タッチしたところに移動し、会話や調査を行っていく。縦持ち、横持ちに対応し、スマホ/PCを問わず遊べる。
難しい謎解きや戦闘はないので、ストーリーを堪能し、最後まで誰でもたどり着けるような優しいゲームになっているぜ。
※本作はブラウザゲーとなります。インターネット接続を確保してお遊びください。
「猫の願いが叶うなら」の特徴は胸を打つ演出の数々
スーパーファミコン時代のスクウェアのRPGのようなドット絵で繰り広げられるアドベンチャー。もはや職人芸だなあ。
ハートウォーミングなセリフに「MOTHER2」や「Undertale」を、幻想的なBGMに「クロノ・トリガー」を思い出す人もいるかもしれない。やっぱ好きやねん。
過去作の異世界を冒険!
Odencatの歴代ゲームの世界を冒険し、住人と交流し、おでんキャットが隠れているところを探していく。それだけなのになぜか心が暖かくなる。
一番の攻略のコツというか楽しみ方は過去作を遊ぶことだが、これ単体でも十分すぎるほどに満足できるのでぜひ。30分くらいでクリアできるし。
ゲームの流れ
とある事情により「くまのレストラン」「フィッシング・パラダイス」「メグとばけもの」「スノーマン・ストーリー」といったOdencat作品の次元が融合してしまった!
このままでは次元の崩壊が起きてしまう!というわけでおでんキャットを追いかけよう。
なんでか異世界に迷い込んじゃった主人公。
それもネズミサイズに小さくなってしまう。このあとどうなっちゃうのー!
なぜか大阪弁のねずみ。
返答が「はい」「いいえ」じゃないロマサガイズムが好きなんだ。
ドット絵、BGM、ストーリー、その3つがあると人はドキドキしてしまう。
これは90年代に生きた人間の逃れられない病なのかもしれないな。
今やIDCで「絶対に勝つためのインディープロデューサーの必殺技」を講演するまでに人気になったOdencatを率いるDaigo氏。
わたしは初期作「償いの時計」から大好きだったので、ひたすらに嬉しいです!
「猫の願いが叶うなら」の序盤攻略のコツ
特に難しいことはないと思うが、起きたら日記を読み、キラキラしているところをタッチして調べればストーリーが進むぞ。
急いでクリアするというわけじゃないなら、色々なキャラの話を全部聞いてみよう。これが攻略のコツでもある気がするな。…ちょっと強引だがそういうことにしよう。
新作が楽しみ!
作中でも宣伝されている通り、Odencatの新作「ねずみバスターズ!」は完全版がPC/Switchで発売予定だ。Steamでウイッシュリスト追加しといいたぜ。
ゆるふわドット絵のホラーアドベンチャーは、スマホ版とどう変わるのだろうか。スマホ版もオススメなのでぜひ遊んでみてほしい。