Mystery Detective Adventure(ミステリーディテクティブアドベンチャー)

Mystery Detective Adventure(ミステリーディテクティブアドベンチャー)

パブリッシャー FIVE-BN GAMES

ジャンル 脱出アドベンチャー

価格 基本プレイ無料

2Dイラストに3DCGを組み合わせ高い臨場感を実現!探偵として事件を調査する謎解きアドベンチャー

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Mystery Detective Adventureのレビュー画像

探偵として依頼をこなすアドベンチャーゲーム。最初の依頼は農場を荒らした犯人捜し。

私立探偵の事件調査を描いた謎解きアドベンチャーゲーム

Mystery Detective Adventure(ミステリーディテクティブアドベンチャー)」は、私立探偵の調査を描いた謎解きアドベンチャーゲーム。

複数のエピソードが存在し、最初にプレイすることになるのは探偵として最初にたずさわることになった案件で、農場で鶏が惨殺されていた…というもの。

ゲームシステムはポイント&クリック型アドベンチャーパズルを組み合わせたオーソドックスなスタイル。ただ、フォトリアルなイラストに3DCGを組み合わせることで、世界観を臨場感たっぷりに描いているのが魅力的だ。

タッチで探索!アイテム選択時の挙動に注意

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画面をタップして探索を行おう。アイテム選択状態だとアイテムを使用できる。

操作は一般的な脱出ゲームと同様、背景をタップすることで行う。

タップした場所を探索することができ、アイテムをタップした後に背景をタップすると、アイテムを使用したことになる。

ただ、アイテム使用時には注意が必要。最近の一般的な脱出ゲームでは、アイテム未選択状態で探索すべき場所は、アイテム選択状態であっても探索できる。しかし本作の場合、アイテム未選択状態で探索すべき場所は、アイテム未選択状態じゃないと探索できない

ちょっと不便だが、慣れれば問題なくプレイできるハズ。慣れるまでは意識的にアイテムの選択状態を切り替えよう。

コインでヒント!ミニゲームのスキップも可能

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コインを消費することで、謎解きのヒントがもらえるぞ。

謎解きに行き詰ったときのために、本作にはヒント機能が用意されている。また、ミニゲームとして用意されているパズルが難しい場合、スキップすることも可能だぞ。

ただし、ヒント機能やスキップ機能の利用には有料アイテムのコインが必要となっている。

「Mystery Detective Adventure」の魅力は2Dイラストに3Dイラストを融合させた臨場感あふれるグラフィック

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イラストに3DCGやアニメーションを融合させることで、高い臨場感を実現。

「ゲームのおもしろさは、グラフィックの良し悪しで決まるわけじゃない」という言葉がある。実際、筆者も一理あると思う考え方ではあるのだが、この言葉が絶対とは言えないとも思う。

たとえば「ストリートファイター」のような格闘ゲームでは、「攻撃がヒットする、しない」という判定を四角形で設定している。実際にはキャラのグラフィックがあるから格闘技で戦っているように見えるものの、ストレートに判定どおりに表現したなら、四角形の応酬。レトロゲーム「ポン(Pong)」のようなビジュアルとなってしまい、それはそれでおもしろいかもしれないが、興奮度においては劣ってしまうことだろう。

ほかにも、ホラーゲームの楽しさの大部分はグラフィックからもたらされている。チェイスを前提とした恐怖表現において、スーパーファミコン版「クロックタワー」と「バイオハザード RE:2」どちらが怖いかというと、比べるまでもない。

同様に、アドベンチャーゲームもそう。グラフィックの臨場感が高ければ、その世界観をダイレクトに味わうことができる。アドベンチャーゲームでは、世界観の体験が醍醐味といっていい。本作もそう。2Dイラスト表現と3DCGを組み合わせて高い臨場感を作り出し、探偵の仕事をダイレクトに体感させてくれる

2Dの味!3Dのリアリティ

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2Dの持ち味を殺さない程度のレベルで3DCGによる演出が使われている。

2Dイラストによるビジュアルは、人が描いた際の線のゆがみや、ディフォルメが加わるため、独特な味わいが生まれる。これを3DCGで再現するのは難しい。ただ、2Dイラストだと静止画中心になりがちだし、アニメーションさせたとしても動きが平面的で物足りない。

この点を本作は3DCGでカバー。3DCGによる演出が加わることでビジュアルに動きが生まれ、世界に奥行きが増している

テキストによる説明を最小限!動きによる演出

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アイテム入手時やアイテム使用時のアニメーションも、臨場感に貢献。

また、アイテムを取得した際や使用した際など、アイテム欄へアイテムが移動したり、アイテムが実際に使われている通りにアニメーションしたり…といった動きの演出で説明しているのも魅力的だと感じた。

アドベンチャーゲームをネガティブにたとえた言葉として「紙芝居ゲーム」という言葉がある。アドベンチャーゲームが静止画とテキスト中心で構成されているためだろう。

もちろん、そもそも「紙芝居ゲーム」かどうかはアドベンチャーゲームの本質に関わる問題ではない。「紙芝居ゲーム」と言われる作品であっても、名作と呼べる作品はたくさんある。

ただ本作は、本作はテキストを最小限にし、動きの演出で説明することで「自分が探偵として調査を行っている」という臨場感を作り出していると感じた。プレイヤーが探偵として捜査を行う本作では、これは本質的な部分での魅力といえるだろう。

ゲームの流れ

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タイトル画面。本作はバッチリ日本語に対応しているので、最初から日本語で説明が表示される。

「プレイ」を選んでゲームをはじめよう。

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事件を選んでスタートすることができる。ただ、最初にアンロックされているのはケース1のみ。

なので、ケース1の「プレーする」ボタンをタップしよう。

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ムービーで事件の背景が描かれる。ケース1は主人公が探偵として獲得した最初の時間の模様。

農場のある場所は悪い噂に包まれており、不穏な雰囲気。なんとなーく、クトゥルフっぽい雰囲気も感じるぜ…。

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農場に着くと、家の前に一人の男性が座っていた。どうやらこの男性が依頼主のよう。

ただ、依頼主なのにこちらをいぶかしんでおり、依頼の詳細すら教えてくれない。なんとも感じが悪いぜ…。

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まずは、事件の証拠となるを集めていくことになる。証拠をすべて集めると物語が進展するぞ。

さあ、画面をタップして探索しよう。なお、初めて出てくる操作についてはその都度チュートリアルで説明してくれるので、思うがままにゲームを進めてOK。

「Mystery Detective Adventure」の攻略のコツはアイテムを持ち替えてくまなくタップ

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くまなくタップ!情報やアイテムの取り逃しがないようにしよう。

ポイント&クリック型アドベンチャーゲームの攻略の基本は、くまなくタップすること。

同じ場所だとしても、アイテムを持ち替えることで結果が変わることもあるので、アイテムを持ち替えつつ、くまなくタップをしよう

注意!移動したらアイテムは必ず外そう

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移動したらアイテム未選択状態にして、くまなくタップ!

本作では、アイテム選択状態に対応した場所を、アイテム選択状態で探索できない。厳密には探索できるが、還ってくる結果は選択状態のアイテムに応じたものとなってしまう。

なので、新しい場面へ移動したらまず選択中のアイテムを解除しよう。

アイテム未選択状態で画面内をくまなくタップし、その後アイテムを持ち替えてくまなくタップ。こうやってしらみつぶしに探索することで、探索漏れをなくすことができるぞ。

パズルが解けないなら…?スキップを検討しよう

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最初のパズルから、なかなかに難度の高い…!

ちなみに本作、謎解きよりもパズルの方が難しい

もしパズルに詰まった場合、スキップの活用ぐらいしか解放がないので、スキップ機能の活用を検討しよう

機能を使うためのコインは課金アイテムだが、動画広告鑑賞によっても獲得できる。なので、課金したくない場合は動画広告を観てコインを貯めよう。