夏の夜が、少女たちを蝕む─
「ミッドナイトシンドローム」は、3人の女子高生が怪奇現象を調査する探索型ホラーアドベンチャー。
田舎町、深夜の学校に忍び込み、こっくりさんをすることになった女子高生3人。そんな彼女たちの周りで、次々と怪奇現象が起こり始める…。
溢れんばかりの平成初期の空気!アプリゲットの高野サン、大はしゃぎしてだぜ!
女子高生×オカルト×アドベンチャー!
マップ探索をする“探索パート”と噂を集める“調査パート”を繰り返し、怪奇現象の真相に迫っていく。マルチエンディングに対応している模様だ。
RPGツクールMVでつくられており、タッチ操作での移動や仮想パッドの移動になっている。だがイベントシーンは練られており、退屈させない。これは事件だ!
「ミッドナイトシンドローム」の特徴は魅力的な三人娘の友情
プレイステーション用で1996年リリースされた「トワイライトシンドローム」シリーズに多大な影響を受けた作者が、約三年かけて完成させたという本作。
主人公たちの設定やグラフィックにいたるまで、「トワイライト〜」へのリスペクト=愛が色濃い。怖いけど、どこか青春めいていて、胸を打つんだ。
令和の女子高生たちの会話にも注目!
3人の女子高生たちの会話劇はどこか能天気で、ホラーゲーが苦手な方でも楽しめるように調整されている。
ブラウザで遊ぶ場合、仮想パッドでの操作が難しかったのでタッチ操作で移動しよう。追いかけられるシーンなどでうまく動かなくてビビったぜ!
ゲームの流れ
ブラウザゲーだが、iPhoneでも問題なく動作した。
ただ、仮想パッドの右ボタンの効きが悪いので、移動したい箇所をタッチする操作で遊ぼう。
学校を探索していく。
イベントが進行しないところでも、調べると反応する場所が多く楽しい。
ホラーではあるのだが、センチメンタルをくすぐる演出が多い。
それは三人の女子高生の愛くるしさに起因するものが大きいだろう。
「夕闇通り探検隊」、「学校であった怖い話」など、平成初期のホラーゲームが好きな人。それは私である。
そしてRPGツクールでつくられた「ゆめにっき」「魔女の家」などが好きだった人。それも私である。
このゲームは自分のような日陰を歩いてきた人間へのプレゼントのような気がした。
嬉しかった。作者にありがとうを伝えたい。なんならビールをおごりたい。投げ銭版買うわ。
「ミッドナイトシンドローム」の序盤攻略のコツ
こっくりさんのホラーシーンでは移動をしなくてはいけない。スマホで遊ぶ場合はタッチ操作じゃないとダッシュができないのでここはダッシュで乗り切ろう。
メニュー画面を開きアイテムの「猫屋の直感」を使えば次へと進む噂がどこに行けば手に入るかわかるようになっている。親切だのう。
グッドエンドに辿り着こう
大まかなポイントは、藤田ぽんずを怖い目に合わせないようにすることだ。彼女に恐怖心やストレスを抱かせないことがハッピーエンドの条件だ。
そう開発者自作の攻略ページにも書いている。親切だなあ。いやはや、いいゲームを作ってくださってありがとう。