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勇者は、ブラック会社の社員だった?
「999位勇者」は、さながらブラック企業のように勇者として戦い続けるオートバトルRPG。
「君は283,986番目の勇者候補だ。」
勇者候補は、ブラック会社の社員なのか?かくして、数多い勇者候補を乗り越えて、一番の勇者になるための冒険がはじまった。
なんとも皮肉の効いたアイロニックなゲームだねえ。嫌いじゃないぜ。好きだぜ。
多様な成長要素とお気軽成長
とにかく勇者は、未来永劫戦闘を繰り返していく。スキルの発動以外はオートバトルなのでプレイヤーは育成やミッションの達成に専念する形式だ。
レベルがあがるとどんどん豊富な育成要素がアンロックされていく。装備、図鑑、昇級戦といった様々な成長要素で強くなれる快感を堪能あれ!
「999位勇者」の特徴はアイロニックな世界観
勇者は自分にも沢山いて、無慈悲にランキングをつけられ比較される。そんなオンラインRPGのお約束を、ブラック企業に喩える世界観は秀逸だと言わざるをえない。
たしかに勇者は我々がアプリを閉じている間も働き、経験値やゴールドを稼ぎ続ける。過酷すぎるな、おお、勇者よ!
ガチャ引きまくりですぐ強くなれる!
とはいえ内容はオーソドックスな放置系RPGで、武器防具スキルのガチャがガンガン引けるのでとにかく強くなるスピードが早くてキモチイイ。
最初からスキルスロットが全部アンロックされてるのもイイネ。ステージの遷移を手動で行わなくてはいけないのはやや億劫に感じたがね。
ゲームの流れ
最近はファンタジー系創作でやっと揶揄られてきたけど、王様ってすんげー偉そうよね。
なんで軍隊を派遣できずに一人の若者に命運を託すのかそろそろ説明してほしいわ。
「誰でもすぐ慣れる簡単、明快、超成長!」
ってブラック企業の求人みたいだな。事実、成長スピードはめちゃ早い。
レビュアー田中氏が激賞した経営シミュレーションRPG「ロード・オブ・ダンジョン」を輩出したパブリッシャー、ekgamesの作品。
さすがに人を中毒にさせる方法は心得ているようだ。すごい勢いでレベルが上がっていくぜ。
そうそう、ドット絵のキャラとか育成周りのUIもいい感じなんだよね。
でも「地域変更」をしないと次のステージにいけないのどうにかならんのかな。
「勇者は普通の人よりもほんの少しだけ正義感と勇気がある人」「諦めない人」そう堀井雄二氏は言っていたという。
願わくばこれからも無数に生まれるであろう勇者たちが、ただナンバーワンを目指すだけではなく、彼らなりのクエストやファンタジーを完遂してほしいと願うばかりである。
「999位勇者」の序盤攻略のコツ
いつも通り序盤は赤い丸のついたメニューから報酬をもらいつつ、画面右上のミッションをこなしてさらにジェムを貰おう。
そうすれば武器・防具・スキルのガチャがガンガン引けるようになるので、あとはスキルをスロットに装備し、武器防具を合成しつつレベルをあげていけばいい。
放置ゲームのコツは放置!ンッンー至言だなこれは
たまに報酬を貰う時など、ネットワークの不都合でローディングが発生しフリーズしてしまう時があった。
そういう時はアプリを切り替えるか機内モードのオンオフなどで対応しよう。そして勝てなかったら放置して再開だ。驚くほどの報酬を貰えるぜ!