Rytmos(リトモス)

Rytmos(リトモス)

パブリッシャー Floppy Club Aps

ジャンル 迷路ゲーム

価格 基本プレイ無料

一筆書きで惑星復興!復興とともに楽器が増え豊かになっていく音楽も魅力!エモさ抜群のパズルゲーム

ダウンロード(Android) ダウンロード(iPhone)

Rytmosのレビュー画像

一筆書きパズルを完成すると、惑星が段階的に復興。音楽が豊かになっていく。

音楽と惑星を復興させる一筆書きパズル

「Rytmos(リトモス)」は、一筆書きの要領でパズルを完成させ、音楽惑星を復興させるパズルゲーム。

自機を表すマーカーをスワイプ操作で動かし、サウンドエミッターと呼ばれるオブジェクトすべてを繋いで、スタート地点までのルートを作ろう。ルートが見事に完成すればパズルクリア。

パズルをクリアすると惑星が徐々に復興。さらに音楽に新たな楽器パートが加わり、BGMが豊かになっていく。

パズル要素とエモい音楽演出知性と感情の両面が揺さぶられる一作なのだ。

惑星を回転!パズルに挑もう

Rytmosのレビュー画像

赤いマーカーが自機。黄色い柱のようなものがサウンドエミッター。

惑星といっているが、イメージとしてはルービックキューブに近い。ルービックキューブの一面が、ひとつのパズルになっているイメージ

惑星を回転させて挑戦するパズルをタップ。パズルパートでは、スワイプ操作で自機を表すマーカーを動かすことができる。

基本的には、サウンドマーカーすべてを通過した上でスタート地点へと戻るルートを描けばクリア。

ただし、一筆書きの要領で書くのが条件。また、マーカーは障害物にぶつかるまで止まらない。好きなところで好きな方向に曲がることはできないという点に注意しよう。

無料プレイは惑星3つ!フルプレイは課金が必要

Rytmosのレビュー画像

惑星を3つ完全復興すると、課金が促されるぞ。全部プレイ指定ならレッツ課金!

本作は無料アプリとして提供されているが、最後まで無料でプレイできるわけではない

無料でプレイできるのは惑星3つ分。1つの惑星に6つのパズルが用意されているので、18ステージ分のパズルが楽しめる。

さらなるステージをプレイしたいなら課金が必要。iOS版だと700円、Android版だと740円という価格になっている。

「Rytmos」の魅力は知的なパズルパートとエモい音楽演出

Rytmosのレビュー画像

惑星が完全復興すると、レコードジャケットに。音楽演出がイカす!

表面的なゲームシステムだけ見れば、本作は一筆書きパズルでしかない。だが本作は単なる一筆書きパズルではない。

エモい音楽演出によって、心に残るデジタルエンターテイメントへ昇華されているのだ。

でもパズルパートだけ見たら、一筆書きパズルなんでしょ?…というツッコミが入るかもしれないが、パズルパートだけ見ても、単なる一筆書きパズルではない。かなり練り込まれており、一般的な一筆書きパズルとは一味違う奥深さを持っているぞ。

オブジェクトを利用せよ!進化した一筆書きパズル

Rytmosのレビュー画像

オブジェクトを活用してルートを描く。タイミング合わせりゃいいってもんじゃない。

最初の惑星こそ一般的な一筆書きパズルと同様だが、2つめの惑星から開閉する穴移動する柱といったオブジェクトが登場する。

これらのオブジェクトは障害物扱いなので、当然マーカーを通過させることはできない。なので、穴が開いていない時や、柱が存在しない隙を伺ってマーカーを操作することになる。

ただこれだけだと、答えは知っているのに、タイミングを合わせないとクリアできないという状況が発生してしまう。知性よりも反射神経の方が重要となると、ぶっちゃけ、パズル的にはおもしろくない。

だがもちろん、本作は決して、知性より反射神経を重視しようとしているわけではない。オブジェクトは、答えそのものに関わってくるのだ。

オブジェクトは障害物扱いなので、マーカーが通過できないだけでなく、その場に停止する。当然、そこで別方向へ曲がることが可能。つまり、タイミングより、オブジェクトを活用するかの方が重要というわけ。

この要素が奥深さを生んでおり、本作のパズルを単なる一筆書きパズルに留まらないクオリティへと押し上げている。

エモさ爆発!徐々に豊かになっていく音楽

Rytmosのレビュー画像

惑星復興によりマリンバが誕生。ちゃーんと演奏もできるぞ。

一方、本作の音楽演出も、単純に「BGMが良い」というレベルのものではない。優れているのはBGMそのものというより、演出。

パズルを完成させることで、1面ずつ惑星が復興していく。その度に、BGMに追加されていく楽器パート

そして惑星が完全に復興するときBGMも完成し、同時に楽器がひとつ完成するという構成。この構成がエモい!

任天堂の伝説的RPG「Mother」シリーズや「迷宮組曲」シリーズなどが代表的だけど、音楽パートが徐々に追加されBGMが豊かになっていくという演出は、めちゃくちゃ心に刺さるよね…。

ゲームの流れ

Rytmosのレビュー画像

大量の粒子が舞う宇宙的描写が美しい。宇宙には様々な惑星があり、いずれも異なる音を持っている。

さあ、プレイする惑星を選ぼう。

Rytmosのレビュー画像

最初の惑星のプレイ時には、操作方法がガイドされるぞ。といっても、直感的なのでガイドを読まなくても問題ないレベル。

さあ、一筆書きの要領でスワイプし、ルートを描こう。

Rytmosのレビュー画像

ルートが完成したところ。赤くひらべったい円系のマーカーが自機。円柱のような3つのオブジェクトがサウンドエミッター。そして水色のラインがルート。

すべてのサウンドエミッターをつなぎ、スタート地点までルートを描ければパズルクリアだぞ。

Rytmosのレビュー画像

パズルをクリアすると、周囲にあった四角いブロックが集まってきて惑星が復興。新たなパズルステージが開放される。

BGMに音声パートが加わって豊たものになるのも楽しい。

Rytmosのレビュー画像

惑星にあるすべてのパズルを完成させると、惑星が完全復興するとともに楽器が完成する。これはカリンバを完成させたところ。

楽器は演奏することができ、さらに録音も可能。かなり楽しい…!

「Rytmos」の攻略のコツは分岐点と択を意識すること

Rytmosのレビュー画像

どうルートを繋ぐか考えるのが楽しい。その補助線となるのが、分岐点と択。

本作のようなパズルゲームは、推測で答えを導き出せている内は楽しい。だが、答えが分からず、しらみつぶしで答えを探すようになると、途端に作業ゲー化してつまらなくなってしまう。

そこで、答えを導き出すための補助線として、分岐点と択を意識してみてほしい。意識するだけでも、しらみつぶししなければならない場面をグッと減らせるハズ。

曲がれるポイントはどこ?分岐点を意識

Rytmosのレビュー画像

穴が存在するタイミングであれば、マーカーを曲げられる。つまり分岐点。

分岐点とは、マーカーを曲げることができる点のこと。

本作は一般的な一筆書きパズルと異なり、マーカーが障害物に接触しない限り、ルートを曲げることができない。なので、マーカーが障害物に接触する点が分岐点と言える。

本作のルートは、絶対に分岐点から分岐点を繋ぐかたちとなる。さらに必ず通るポイントが、スタート地点(=ゴール地点)サウンドエミッター

こうやって必ず通ることになる点を押さえていくと、最終的なルートが具体化していくはず。つまり、分岐点を意識することで、ルートの絞り込みができるというわけ。

どちらに曲がれるのか?択を整理

Rytmosのレビュー画像

このスタート地点は自由に動けるように見えて、3択でしかない。

分岐点を意識したら、次にを意識しよう。択とは、各分岐点における選択肢のこと。

本作のマーカーは、基本的に4方向にしか進めない。その内1方向はスタート地点から移動してきた道なので、実質進めるのは4方向。さらに、障害物などによってもう1方向潰れていることも多いので、実際には分岐点で移動できるのは2方向程度。…つまり、ほとんど2択

こんな風に、ルートではなく選択肢として意識することで、どんな選択肢の組み合わせが正解なのか?という選択パターンとしてルートを捉えることができるようになる。

ルートとしてイメージすると複雑なように思えるけど、選択肢の組み合わせとして考えると、グッとイメージしやすくなるのではないだろうか。