旅立つ勇者と城と犬

ツクール系の謎解きアドベンチャー。

「勇者が魔王を倒すためお城から旅立つまで」が脱出ゲームに

「旅立つ勇者と城と犬」は、勇者が城から出るまでを描いたRPG風の脱出アドベンチャー。

姫がさらわれた。そんなこんなで魔王討伐を命じられた勇者はお城から旅立つ。だが、城を出るまでが大変なのだ。

どこか懐かしい、RPGあるあるをつめこんだ脱出ゲーム。さあ冒険のはじまりだ。

ツクール系RPG風の謎解きADV

あふれるドラゴンクエストへのリスペクト。

仮想パッドでの移動か、タッチした箇所に移動する方式で城を探索し、謎を解いていく。

コマンドバトルもおまけていどにあるが、これも謎解きが必須。モブキャラたちのセリフも面白く探索や会話しがいがあるぞ。

「旅立つ勇者と城と犬」の特徴はレトロRPGへのリスペクトと謎解きの面白さ

横持ちでも遊べるよ。

言うまでもなく「ドラゴンクエスト1」をリスペクトした、城からの脱出。勇者はどうやって城まできたっちゅうね。

普通に戦ったら勝てない敵(犬だけど…)、毒の沼地をどう回避し乗り越えるか、などなど…。歯ごたえのある謎解きになっている。

ベッドで寝れば回復する勇者ってタフだよなあ。最近起きても疲れがとれないよ…。

ふしぶしに作者のRPG愛が垣間見える！

ノーヒントでクリアしてほしいね。

RPGツクールのシステムを流用しており、グラフィックやBGM、操作感は既視感があるものだ。

だが、それを逆手にとって「城から出るまで」を題材にする作者のセンスが光る。いにしえのRPG好きに刺さるのではなかろうか。。

ゲームの流れ

どこかで聞いたことのある話。勇者って大変よねえ。

いやあ堀井雄二って本当に偉大だなあ。

宝箱をとって鍵を手に入れて扉をあけて階段を降りよう。

チュートリアルのようなドラクエ1導入部の偉大さは語り継ぎたい。

「勇者が目覚めるその前に」を手掛けたrg9ts5さんの新作。

RPGに対するラブをふしぶしに感じる。

毒の沼地ゾーン。HPが低いのですぐ死んでしまうぞ。

だからこまめに寝て回復だ。牢獄のベッドでも全回復だ。

庭にいるお姫様の犬にすら勝てない勇者。これも謎解き必須。

だがここは「旅立つ勇者と城と犬」タイトル回収の予感。

「旅立つ勇者と城と犬」の序盤攻略のコツ

毒の沼地ゾーンはベッドに寝ながら突破しよう。

まずは宝箱を開けて金やたいまつをもらい下の階を探索しよう。たいまつを欲しがっている兵士がいるのであげるとHPを上げる木の実を貰えるぞ。

地下の毒の沼地塗りたて（面白い言い回しだ）のところはこまめに寝て回復しながら突破するようにしよう。

モブたちの話を聞こう

見えてるのにいけないクリスタル。こういう表現好きだなあ。

実は壁にかかっている装飾も謎解きのヒントになる。掛け算の答えを床で入力しよう。

犬に勝つには「釘バット」が必要だ。そんなFF7じゃないんだから。兵士に賄賂を渡すと通してくれるぞ。この腐敗した世界は汚職まみれなのか。