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「少女は少年を演じた。」
「ジャックジャンヌ」は、石田スイ氏がてがける歌劇学校青春アドベンチャー。
演劇の道を諦めていた主人公「立花希佐」は、2つの約束を守ることを条件に男性が男女両役を演じるユニヴェール歌劇学校に入学する。
入学条件は、1年の最後にある最終公演で主演になることと、女性であることを隠し通すこと…!
クラスメイト達との絆を深めながら1年を過ごし、最終公演の主演を勝ち取ろう!
少年歌劇アドベンチャー
ストーリーを読み進め、選択肢から行動を選ぶオーソドックスなノベルゲーム。後述するが、Switch版にあった育成パートやリズムゲーム要素はなくなっている。
ゲーム内で行われる公演の脚本は石田スイ氏と十和田シン氏の完全書きおろしとなる。ストーリーやイラストを味わえるスマホ版って感じか。
「ジャックジャンヌ」の特徴はひたむきで胸を打つ「青春」
「東京喰種トーキョーグール」シリーズの作者・石田スイ氏が世界観設定、キャラクターデザイン、イラスト、シナリオすべてを手がけている。
恋愛というよりは絆を描いたストーリーもさておき、小瀬村晶氏による公演歌曲が素晴らしい。
ダンスを歌い踊るキャラクター達のひたむきさに心を打たれてしまったよ。
テキストアドベンチャーに特化した内容
アプリ版はSwitch版と内容が異なる。育成シミュレーションパートがカットされ、リズムゲームパートをミュージックビデオ再生に変更するなどされている。
好意的に捉えると、ストーリーだけをテンポよく遊べるということだが、価格も内容も異なるので、そこはプレイヤーの環境や都合を加味してバージョンを選んでほしい。
ゲームの流れ
女性が男装するというストーリーがなんともユニーク。
デフォルト名じゃないとセリフが異なるらしいぞ。
男性だけで構成された劇団「玉阪座」が有する「ユニヴェール歌劇学校」。
主人公・立花希佐を中心に、才能あふれる生徒たちの青春群像劇が描かれる。
歌劇学校での日々を描く「日常パート」と定期公演の様子を描く「公演パート」で歌劇学校で過ごす1年を体験していく。
物語は日々のレッスンや選択結果によって変化していくぜ。
一枚絵のイラストが多くて石田スイ氏のファンはそれだけでも楽しめるかも。
しかし音ゲー部分カットは思い切った舵の切り方だなあ。
わたしはこの渋くてちょいワルな(死語)校長先生が好み。
乙女ゲーなのかもしれないが、恋愛だけが主題じゃない物語だ。読み応えは十分。
「ジャックジャンヌ」の序盤攻略のコツ
基本的に文章を読み進めていくだけなので難しいアクションなどは必要ない。好みに応じて既読スキップや文章速度をオプションで調整していこう。
いちおう選択肢はあるので、こまめにセーブデータをとっておいたほうがいいかも。せっかくセーブスロットが大幅に増えたっていうし。
フルバージョンは1200円
本作はいわゆる体験版にあたり、作中序盤、新人公演の終わりまでをまるごと遊ぶことができる。
フルバージョンは1200円で追加課金はなし。ちなみに一部パラメータ値によるシナリオ分岐はなくなっている。Switchより安いので、遊びたいハードで遊ぶといい。