Illustrated(イラスト)
BorderLeap
パズル・ジグソーパズル
AppleArcade (月額900円 初月無料)
周りに世界が作られていく!ピースを配置し絵と物語と音楽を組み立てるデジタルアート的ジグソーパズルダウンロード(Android) ダウンロード(iPhone)
絵だけでなく物語と音楽も組み立てるデジタルアートのようなジグソーパズル
「Illustrated(イラスト)」は、絵だけでなく物語と音楽も組み立てるジグソーパズル。
パズルには絵と物語の2つのビジュアルが設定されており、組み立てることで絵と同時に物語が作られていく。さらに、組み立てが進むとともにBGMも無音から豊かなものへと変化!
ジグソーパズルというよりこれは、デジタルアート!パズルの中の世界へ引き込まれてしまうような強い没入感が魅力だぞ。
※本作品のiOS版はApple Arcade対応ゲームであり、月額600円のサブスクリプション課金が必要となります。
ボタンタップで絵と物語を切り替え!ピースを配置しよう
画面右下の切り替えボタンをタップすると、絵と物語が切り替わるぞ。絵柄は切り替わっても、パズルの構造は同じ。
なので次のピースが判断しやすい方に切り替えて、ピースを配置しよう。ピースの配置はスワイプで行えるぞ。
AppleARCADEの恩恵を実感!実験的なタイトル
本作は月額制サブスクリプションのAppleArcadeタイトルとして配信されている。
このため、広告表示や追加コンテンツ販売といったものはなし。有料の買い切り型と同じ感覚でプレイできるぞ。
個人的に本作は、プレイヤーがAppleArcadeの恩恵を最大限享受できる作品なんじゃないかと思う。というのも、本作が単独の買い切り型ゲームとしてリリースされていたら、単純なジグソーパズルだと思ってスルーする人も多いのではないかと思うから。少なくとも筆者はそうしていただろう。
しかし本作は単なるジグソーパズルではなく、ジグソーパズルをデジタルアート的なコンテンツへと昇華させた意欲的タイトルだ。プレイして、遊ばないのはもったいない一作だと実感した。
そんな本作を見逃さなかったのは、ひとえに月額制で無数のゲームをまるっと遊べるAppleArcadeだったからだと思う。
そんなわけなので、AppleArcadeに入っているプレイヤーはぜひぜひ本作をプレイしてみてほしい。
「Illustrated」の魅力は世界への没入感
ジグソーパズルは、ただでさえ没入感が強い。リアルのジグソーパズルだと、気づいたら数時間が経過していた…なんてことも珍しくはない。
そんなジグソーパズルに物語と音楽が加わったのだから、本作の没入感が高いのも納得だろう。
もちろん、演出として物語性や音楽を盛り込んだジグソーパズルなら他にもある。
本作が魅力的なのは、パズルの組み立てと演出が連動しているところだろう。
組み立てと連動!色づく世界
本作でパズル組み立てと連動している要素のひとつが、色。
ピースの少ない状態では、絵はモノトーンになっている。しかしピースを正しく置くと、その都度短時間ながら絵がカラーになる。
カラーになっている時間は最初こそ短時間だが、正しいピースが増えれば増えるほど長くなっていく。もちろん、パズルが完成すると永遠にカラーの状態となる。
この演出があるから、本作は自分の手で絵の世界を作り上げているという実感が強い。
また組み立ての後半になると残りのピースが少ない上、カラー化されることでピースの配置場所が序盤と比べて圧倒的にイメージしやすくなる。このため、中盤から後半にかけて組み立てテンポがどんどんアップしていく。
これが本作の没入感に繋がっていると感じた。
世界に包み込まれる感覚!音楽の魔力
そして本作でパズルの組み立てと連動している要素のふたつめ、音楽が強烈!
組み立てに連動して色がついていくのも素晴らしいけど、色や物語といった要素はいずれも視覚的要素。なので、ジグソーパズルが本来持っていた要素の延長に過ぎない。
けど音楽は違う。なので、パズルと連動して音楽が作られていくという要素が物凄く新鮮に感じる。
また、完成へと近づいていく様子が視覚と聴覚の両方で演出されるため、まるで自分の周りで徐々に世界が作られていくかのよう。だからこそ、自分が世界に包み込まれているような没入感を味わえるのだと思う。
ゲームの流れ
画面中央の再生ボタンをタップしてパズルをスタートしよう。
ちなみに再生ボタンの横にある「>」ボタンをタップすると、絵のテーマを切り替えることができる。基本的にはアーティストごとにテーマが分けられているぞ。
テーマを選んだら、プレイする絵を選択。
…といっても最初にプレイするのは「おとぎの森」。
初プレイ時はチュートリアルが発生するぞ。まずは絵を確認できるイラストモードの説明から。
指示に従ってピースを配置してみよう。
続いてはストーリーを確認できるモードの説明。ここでもピースを配置しよう。
モードの説明が終わったら自由にピースを配置できる。最後のピースをはめこめば、絵が完成するぞ。完成時の演出がちょっと寂しいのは残念…。
絵によっては横長のものも存在している。横長の絵をプレイする時は、スマホを横持ちに切り替えよう。
本作は縦持ち横持ちの両方に対応しているぞ。なお、横向きの絵であっても縦持ちでプレイ可能。表示サイズが小さくなっちゃうからプレイしにくいけどね…。
「Illustrated」の攻略のコツは絵→物語→絵という切り替え
ジグソーパズルの組み立て基本といえば、まず4隅のピースから配置すること。
4隅のピースは凸部・凸部が2方向にしかない。このため、形状を見ただけでどこに配置するかすぐわかる。
つまり、わかりやすいピースから配置していくというのがセオリー。このセオリーに従うと、4隅のピースの次に配置するのは、上下左右の端っこのピース。
本作の場合はここまでを絵の状態で行い、物語に切り替え、最後にまた絵に戻す…というのがコツだぞ。
上下左右の次は?物語に切り替えて配置
上下左右の端っこを組み立てたら、なぜ物語に切り替えるのか?
それは、本作の物語が絵の中央部に配置されているから。そして、文字は形状がわかりやすいため、どこに配置すればいいのか推測しやすい。
このため、4隅→上下左右の端→物語に切り替えて中央…という形で組み立てていくとスムーズに完成させられるぞ。
物語が完成したら?再び絵に戻して配置
物語の部分が完成しても、まだパズルは完成しない。上下左右の端と、物語の書かれた中央部の間にはまだいくつかのピースが必要だろう。
ここまで来たら、モードを再び絵に切り替えよう。
組み立てが進んだことでカラー化が進んでいるため、絵の方がピースの配置を推測しやすいハズ。
さあ、ここまで来たら後はラストまで一気に組み立ててしまおう。