グウェント:ローグメイジ
CD PROJEKT S.A.
カードRPG
Android:1,220円 iOS:1,220円
あの「グウェント」とローグライト要素が融合!独自の深い戦略性と中毒性でやみつきになるカードRPGダウンロード(Android) ダウンロード(iPhone)
「グウェント」にローグライト要素を付加したカードバトルRPG
「グウェント:ローグメイジ」は対戦型カードバトルゲーム「グウェント ウィッチャーカードゲーム」のソロ向け拡張となるローグライト・カードバトルRPG。
オープンワールドRPGの傑作として名高い「ウィッチャー3」にミニゲームとして含まれていた「グウェント」。そのルールを踏襲しつつ、イベント内の選択肢によってカードが獲得できるというローグライト要素を付加。
「グウェント」ならではの戦略的な楽しさに、ランダムな状況に対してどう手を打つか?というローグライトの楽しさが融合。これは中毒性が高いぜ…!
イベントを選択!デッキを作りつつバトルを勝ち抜こう
マップでマスをタップすると、マスに応じたイベントが発生。イベントマスならなんらかのイベントが、バトルマスならバトルが発生するぞ。
イベントでは基本的にテキストによる状況説明の後、選択肢が出現。選んだ内容によってカードを獲得したり、あるいは失ったりする。
もちろんメリットだけ、デメリットだけ存在するわけではない。カードを獲得する代わりに何か失ったり、カードを失う代わりに何かを得たりできる。よ~く考えて決めよう。
バトルでは手札を引いたのち、敵と交互に手札からカードを出していく。一般的なトレーディングカードバトルゲーム(TCG)とは違い、目的は敵を上回るスコアを出すこと。
スコアに反映されるのは敵カードに与えたダメージだけではない。盤面に配置した自分のユニットの戦力も反映されるので、攻撃だけ考えていれば勝てるわけじゃないという点に注意しよう。
購入する価値アリ!この中毒性にしてこのクオリティ
本作は買い切り型のアプリで、1000円オーバーという価格設定。さらに追加課金コンテンツとして、デラックス版も用意されている。
では価格分の価値があるのかというと…バッチリある!
あの「ウィッチャー」シリーズや「サイバーパンク2077」のデベロッパーだけあって、グラフィックのクオリティは高いしゲーム的にもおもしろい。買って後悔するということはないだろう。
「グウェント:ローグメイジ」の魅力は独自の戦略性とローグライトの中毒性
本作の魅力の中心となっているのは、なんといっても「グウェント」というカードゲームのおもしろさ。
パッと見は「ハースストーン」や「シャドウバース」などといった既存のTCGのように思える。しかし、遊んでみると戦略性が全く違う。ここまでのオリジナリティを持ちながら、しかもおもしろいルールに昇華している点が素晴らしい。
ここに加えて、ランダムな状況に対しどう判断するか?というローグライト性が追加されるのだからつまらないわけがない。
運をコントロールし、最善のデッキをどう作っていくか? そして作り上げたデッキで、「グウェント」のルールをどう戦い抜くか? 戦略の楽しさと中毒性で、ずーっと本作のことばかり考えちゃうぜ。
敵を倒すばかりが戦いじゃない!盤面を作り上げる楽しさ
勝利条件が、敵リーダーを倒すことではなくスコア。そして盤面の味方カードの戦力もスコアに反映されるという点が本作の戦略をユニークでおもしろいものにしている。
つまり、ただ味方カードをプレイしただけでスコアになる!さらに味方カードの戦力をバフすればスコアアップ!敵と戦わず、盤面を整えるだけでスコアになるのだ。
TCGに慣れた人は、その何がおもしろいのか?と不思議に思うかもしれない。しかし戦略ゲームに置き換えればこれは、自軍の状況を整える=内政がスコアとみなされるということ。巧みな内政によって効率よく自軍の状況を整えていくのは、戦略ゲームの醍醐味のひとつだ。
ただ、だからといって攻撃が不要という形にはならない。なぜなら、敵に与えたダメージもスコアになるから。そして重要なこととして、スコア換算される味方カードの戦力は現時点のものだが、敵に与えたダメージはスコアに累積していく。
たとえば、戦力10の味方カードを出せば自分のスコアは10となる。次のターンで敵から5のダメージを受けると、味方の戦力は5。するとこの時のスコアは、自分5に対し敵5となる。
10離れていたスコアが、5のダメージで一気に同点!相手のスコアを減らしつつ自分のスコアをアップできるので、攻撃を行った方がスコアアップの面では効率がいい。
こうしたことを踏まえた上で、現在の手札からどうカードを繰り出すか?この戦略性は他のゲームでは味わえない、本作ならではの楽しさといえるだろう。
デッキとエネルギー!バトルとローグライトを繋ぐ要素
「グウェント」のルールがおもしろいのは分かった。そして世の中で人気になるだけのことはあって、ローグライトのシステムもおもしろい。
ただ、おもしろいものが2つあるだけでは空中分解してしまう。2つの要素を繋ぐ接着剤的な要素が必要だろう。
本作ではこの機能をデッキとエネルギーが果たしている。
マップを進みイベントを繰り返すことでカードを獲得し、デッキを強化していくとカードバトルが楽になる。この組み合わせは「Slay the Spire」でもみられる通り、ローグライト形式のカードRPGの醍醐味といえるだろう。
そして本作ならではといえるのが、エネルギー。エネルギーはバトル中に使用でき、カードのプレイとは別に攻撃やバフなどの効果を発動可能。
カードの使用でミスをしてしまったとしても魔法を使って挽回できるので、ある意味、敵に対してのズルといえる。
ただそれだけに、バトルが終了してもエネルギーは回復しない。回復するには、特定のイベントで特定の選択肢を選ぶ必要がある。
つまり本作においてエネルギーは、ズルの回数を管理するための要素といっていいだろう。
めちゃくちゃ戦略的なゲームなのに、ズルの回数を管理するなんて要素も備えている。…この懐の深さがなんとも魅力的だ。
ゲームの流れ
主人公はアルズールとリリアナという2人の魔法使い。なるほど、魔法使い=メイジがローグライト的な冒険を繰り広げるからローグメイジか!
彼らは世界から怪物の恐怖をなくすため、人間に怪物の力をもたらす変異促進薬を開発すべく冒険の旅に出る。
オープニングが終わると、チュートリアルがスタート。指示通りにカードをプレイしていこう。
本作はバッチリ日本語に対応しているが、ところどころ文字が画面からはみ出してしまうケースがある。今後の修正に期待したい。
チュートリアルバトルが終わると、マップへ!複数のルートに分岐したマップはローグライト系ならでは。
まずはイベントの種類もわからないので、とにかくガンガン前進。一見リスクがありそうなイベントでも、体験して内容を知ることが重要だぞ。
イベントシーンに入ると、テキストで状況が説明される。テキスト部分は指でスワイプすることでスクロールできるぞ。
選択肢は基本的にはストーリー的な側面からではなく、自分のパラメータやデッキにどんな変化が発生するかという機能的な側面から選んでOK。
バトルのマスに止まるとバトル発生!デッキの札と手札がゼロになった際、相手のスコアを上回れば勝利。カードにはコストの概念がなく、毎ターン手札内から1枚プレイできるぞ。
勝利条件が相手を倒すというものではないので、短時間で一気に攻めて勝つというアグロ的な戦い方は行えない。最終ターンまでにいかにスコアを引き離すか?あるいは最終ターンでいかに逆転するかをイメージして、着実に盤面を整えていくことが重要だぞ。
「グウェント:ローグメイジ」の攻略のコツは効率的なバフにあり
本作ゲームスタート直後のデッキには、直接攻撃のカードが少ない。なので、必然的に攻撃よりも自軍の状況を整えることが重要になる。
この時押さえておきたいのが、バフのかけ方!いかに効率的にバフをかけていくかが重要だぞ。
一撃死に注意!バフは分散してかけよう
まず、一撃死の効果をもったカードがあることに注意したい。
本作においてダメージを受けると、こちらのスコアが減った上で相手のスコアがアップしてしまう。この時増減するスコアは、減少した戦力の値となる。
つまり、集中してバフで戦力を強化したカードが殺されてしまうと、一気にスコアが逆転してしまうということ。
ということはつまり、敵で最もHPの高いカードを一撃死で葬ればこちらも逆転可能。…と思いきや、初期カードに一撃死はない。
なので、とりあえずできることとして、バフは一枚に集中させるのではなく、複数のカードに分散させよう。
財宝カードのオススメ!巨人の力の腰帯
もし財宝カードで巨人の力の腰帯を持っていて、バトルが終盤に差し掛かっているならバフを一枚に集中させるというのもアリ。
巨人の力の腰帯は、カード1枚の戦力を2倍にするというもの。仮にバフで戦力を20までアップしていたなら、巨人の力の腰帯の効果によって戦力は40までアップする。もちろんスコアも一気に20伸びるので、最終ターンで一気にスコア逆転なんてことも可能。
財宝イベントで巨人の力の腰帯が出たなら是非手に入れておきたい。オススメのカードだぞ。