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「忘れられない一日」がはじまろうとしている
「すみれの空」は少女が特別な一日を過ごす、透明感あるアドベンチャーゲーム。
死んだおばあちゃんに会いたい少女スミレ。彼女は不思議な「花の精霊」と出会い、願いを叶える旅に出る。
与えられた期限はたったの一日。スミレは何を見て考え、そしてどう変わっていくのか。
手書き風のグラフィックで描かれる世界。景色や描写の節々に日本のゲームへのリスペクトを感じる作品だ。
水彩画のようなグラフィックを少女は冒険する
奥行きのある田舎の村を仮想パッドで移動して探索していく。道中にはちょっとしたミニゲームや選択肢が用意されている。
「よりみち」をしていくと隠されたアイテムが見つかったり、登場人物、あるいはスミレ本人の願いを叶えるクエストが随時発生する。
時には何かを捨てたり諦めなくてはいけない局面もあるかもしれない。プレイヤーの行動次第でエンディングは大きく分岐する。そう…大きくね。
「すみれの空」の特徴は取り返しのつかない選択肢
タイトルに恥じぬ、空の広がりを感じるビジュアルが感傷が加速させていく。田舎で過ごした記憶なんかないのに。
立体感を感じるマップは、少し探しものを見つけづらい仕様だが、一本道にさせない工夫でもあるだろう。
あと、アコースティックギターを基調にしたBGMが美しい。そして次々と現れる選択肢をどうさばくか。善行をこなすも、悪い子になるもプレイヤーに委ねられている。
ほのぼのしてるかと思ったら急展開
まるでMOTHERシリーズの「ムーンサイド」や「タネヒネリ島」のようなホラー・トラウマ演出がいきなりやって来る。
ほんわかした日常系だと思ってたらびっくりするかもしれない。翻訳が固いこともあってその落差、ダメージは結構デカイ。
僕はそういう演出は大好物なのだが…。花のキャラクターの造形からして、不穏な雰囲気というか、悪い予感はしてたよ。
ゲームの流れ
おばあちゃんに会いたい人見知りの少女、スミレ。
彼女の前に、異世界から来たという花の妖精が現れる。
もしかして彼女はこの世ならざるところまで足を踏み込んだのかもしれない。
一日という短い期限。少女はすべてをこなせるとはかぎらない。
限られたタイミングでしか巡り合えないキャラクターやイベントもあるという。
難易度はさほど高くないが、退屈にさせないように一役買っている。
美しい世界を冒険していると思ってたらこのザマよ。
むしろこれはUndertaleリスペクトだったのだろうか。
「すみれの空」の序盤攻略のコツ
基本的には右に進んでいけばOK。反時計周りっていうのが、やりなおしたいっていう気持ちを表してるんだろうね。たぶん。
スミレが取った行動によって「カルマ」が変動し、展開が変動していく。何をするか、助けるかはキメておいたほうがいいかもね。
あと自宅出て右とか、岩の裏とか、街中にちょいちょいと隠しコインがある。色々探してみよう。最悪ミニゲームは降参しても進むという優しい仕様。
自分の心の闇と向き合え
本作はセーブデータは一つだけなので全部のエンディングを見るには周回プレイする必要がありそうだ。稼いだ金は引き継げるという噂アリ。
まずは最初は自分の心の赴くままにプレイして、漏らした要素を回収するべく2周目をプレイするのがいいだろう。でも、闇落ちを演じるのはけっこう心に来るんだよな〜。