Wall of insanity(ウォール・オブ・インサニティ)

Wall of insanity(ウォール・オブ・インサニティ)

パブリッシャー Ray Spark

ジャンル TPS

価格 Android:260円 iOS:370円

正体不明なクリーチャーの放つ音と動きが怖い!警官隊が消失した謎の館を探索するサバイバルホラー

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Wall of insanityのレビュー画像

館の中には警官隊の死体が。そして、正体不明のクリーチャーに襲われる…!

警官隊が消失した謎の館を探索するサバイバルホラーTPS

「Wall of insanity(ウォール・オブ・インサニティ)」は、謎の館を探索するサバイバルホラーTPS。

危険なカルト集団を拘束するため、アジトである館へと警官隊が潜入。しかし突入した部隊は館から消失してしまう…。

事態解明のため、館へと新たに派遣された部隊の1人が主人公=プレイヤー。無人となった館で主人公は警官隊の死体を発見するが、その直後、不思議な現象が発生。館から出られなくなってしまう。

警官隊に何が起きたのか?自分の身に何が起きているのか?まったくわからない。しかし、生き残るためには探索を行い、謎を解明しなければならない。

このわけのわからなさ、正体不明感こそが本作の怖さ。ゾンビものともJホラーともクトゥルフものとも分類できない、本作ならではの恐怖が堪能できるぞ。

武装は完璧!しかし銃弾を節約しつつ探索&戦闘を行おう

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調査可能なオブジェクトに近づくと、画面下にボタンが出現。見逃さないようにしよう。

主人公は部隊の一員なので、ピストルナイフショットガン、おまけに防具によるシールドもついていて武装は完璧

武器の使用は画面右下の攻撃ボタンタップで。武装の変更は画面右上の武器アイコンスワイプで行えるぞ。

また、画面右側の空きスペースをスワイプすることで照準&向きの操作が、画面左側スワイプで移動操作が行える。

武装や操作はTPS(サードパーソンシューター)的。けど、ゲームは「バイオハザード」のようなサバイバルホラーとして作られているので、銃弾や回復アイテムはできる限り節約した方がいいだろう。

コスパよし!日本語未対応だがホラーとしては掘り出し物

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ビジュアルもよく、怖い。そしておもしろい。この価格でいいの?という掘り出し物。

本作はPC版がSteamで配信されており、本作もPC版も買い切り型

では、買ってまでプレイする価値があるのかというと…ある

PCでリリースされるだけあってビジュアルクオリティが高い。その上、ホラー的にも独自の怖さがバッチリ表現されていて、正直iOS版に関していえば、安い

すくなくとも、500円未満で遊べる作品じゃないなと感じる…。これこそが Insanity(狂気)だぜ。

「Wall of insanity」の魅力は音と動きで迫る恐怖

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敵の正体がまるでわからない。…この正体不明感が怖さを呼ぶ!

人は、正体がわからないものに恐怖を覚える。だからこそ逆に、慣れてきたものは怖くない

このことはジェイソンやフレディ、貞子や加耶子といったホラーキャラクター達がシリーズを重ねるごとにコメディ的になっていったことが証明している。何度も何度も同じシチュエーションで出てくるから、怖さよりもお約束感の方が強くなっちゃうんだよね。「よっ、待ってました!今日も想像通りに怖いね」みたいな…。

この点本作は、プレイ開始時点でジャンル特定不能、どんな怖さが待ち受けているかわからないという状況がまず怖い。

その上で、クリーチャー出す音と動きが恐怖!気持ち悪いし正体不明だし、思わず「おまえナニモンだよ!」と叫んでしまったぜ。

確実にいるよね!わかるよ!音による恐怖演出

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虫的な音がする…と思っていたら、天井にたくさんのクリーチャーが。ギャアアア!

本作、クリーチャーが独特な音を放つため、クリーチャーが近くにいることは確実に把握できる。

「それじゃあ心の準備ができるから、怖くないじゃん!」…そう思ったかもしれない。…でも、音の時点で怖いんだこれが。だって、超気持ち悪い音なんだもん!

たとえるなら、自分の部屋にいる虫…「G」が出す音。カサカサ…とか、ギュチィ…みたいな、生理的にイヤぁな音

「うわあああああ、部屋に虫いるじゃん、キモいよ怖いよ」…っていう、あのいやらしさを持っているんだよねえ。

いやらしい場所にいる!そしていやらしく動く!

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こいつの動きがキモい。お巡りさんに通報したくなる。…あ、お巡りさん消失してたわ。

いやらしい音がするなーと思って警戒していると、音だけじゃなくクリーチャーが潜んでいる場所や動きもいやらしい

たとえば最も最初に登場する人の顔を模した蜘蛛のようなクリーチャー。音に警戒して部屋を見回しても一見、どこにもいない。

でも音はする…。気持ち悪いなあ、気持ち悪いなあと思ってふと天井を見上げると、そこにワラワラいるの!蜘蛛みたいな人の顔みたいなのが!

また、蜘蛛に続いて出てくる人型のクリーチャーの動きも気持ち悪い。物凄い速度でプルプル動きながら接近してくる

…プルプルって、言葉で書くとちょっとかわいらしい。けど、実際遭遇するとこれが怖い

プルプルした動きからは「攻撃」や「防御」、「逃走」といった「敵の意思」が推測できないので、ますます敵が意味不明な存在に感じられて、怖さがつのってしまうのだ…。

ゲームの流れ

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タイトル画面で「Start new game」をタップするとゲームスタート。

本作、掘り出し物であることは間違いないのだけど、残念ながら日本語には対応していない。ただ、サバイバルホラーとしてゲームを楽しむだけなら英語でも十分プレイできると思う。

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館の外部から館へ潜入するところからゲームスタート。最初はクリーチャーが出ることもなく、チュートリアル的。

画面左スワイプの移動と、画面右スワイプの方向転換を使って、とりあえず前へと進んでいこう。

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館に入ったら、探索を行おう。調査可能な場所に近づくと、画面下にボタンが表示されるのでタップ。

日本語未対応なので、メモなどが見れないという問題はあるものの、謎解きには関わってこないのでゲームは進められるハズ。ちなみにこのメッセージの内容は、捜査隊が、1か月前に失踪した行方不明の子供たちの1人を発見したという新聞記事。発見されたのはローラMという13歳の少女で、森の中に隠れていたらしい。彼女の証言が捜査に進展をもたらしたとのこと。

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画面右上の武器アイコンの下にあるボタンをタップすると、アイテムホルダーを開けるぞ。ここでアイテムを選択し、「Back」ボタンを押すとそのアイテムを装備したことになる。鍵をドアに使いたい時などはこの操作を行おう。

回復アイテムを使う場合もアイテムホルダーを開き、アイテムを選択。その上で「Use」ボタンをタップしよう。回復アイテムのように自分自身で使うアイテムには「Use」ボタンが出現するぞ。

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カギのかかった扉を開き、先に進むと警官隊の死体を発見。その後、元の部屋に戻ろうとするが、扉の向こうが異次元のような空間に変わってしまい、戻れなくなってしまう。

ここまでがチュートリアル。この先に進むとクリーチャーが出現するので、心の準備をしておこう。ホラーゲームなので、心の準備なんてしない方が楽しめるかもしれないけど!

「Wall of insanity」の攻略のコツは銃弾の節約

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赤い光の場所にはアイテムがある。銃弾には限りがあるので見逃さないようにしたい。

銃弾の数には限りがある。なので、なるべく銃弾を節約することが立ち回りの基本。

そのために、移動時は武器をナイフに設定しておこう。木箱を破壊して道を切り開いたり、アイテムを探したりという時はナイフで十分。

また、蜘蛛型クリーチャーは、実はナイフで一撃。なので、極力ナイフで倒したい。

ショットガンかピストルか?見極めが肝心

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ショットガンは強力!十分近づけてからヘッドショットを決めよう。

人がクリーチャーと戦う際は、ナイフから銃へ持ち替えよう。では、ピストルとショットガンのどちらに持ち替えるか?

もし射撃に自信があって、ショットガンの弾が十分にあるならショットガンがオススメ。クリーチャーを十分引き付けてからヘッドショットを決められれば、弾丸の消費が少なくて済む。

ただ、当たらなければ貴重なショットガン弾を無駄にしてしまう。なので、自信がない場合、比較的弾が手に入りやすいピストルで戦うのがオススメ。

まずは観察!利用可能なギミックがないか確認しよう

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強敵ひしめく場所にはボンベがあることが多い。まずはじっくり観察しよう。

また、クリーチャーと出会ってもいきなり戦うのではなく、まずは周囲の状況を観察しよう。

本作はレベルデザインが巧妙に作られており、強力なクリーチャーが複数出るようなシーンでは、たいてい利用可能なギミックが配置されている。

そのひとつが赤いボンベ。このボンベをピストルで撃つと爆発を引き起こし、周囲にいるクリーチャーに大ダメージを与えられるぞ。弾数を大幅に節約できる。

ちなみにボンベの爆発に巻き込まれると、主人公もダメージを受ける。ボンベを撃つときには十分距離をとってからにしよう。