The_Otherside(ジ・アザーサイド)

The_Otherside(ジ・アザーサイド)

パブリッシャー The Label

ジャンル RPG

価格 AppleArcade (月額900円 初月無料)

クトゥルフ神話・SCP好きは必見!異次元から迫る異形達と人類との戦いを描いたボードゲーム風RPG

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The_Otherside(ジ・アザーサイド)のレビュー画像

マップ内を移動し、異次元との繋がりを断て!その上で全生存者の脱出を目指そう。

異次元の存在との戦いを描いたボードゲーム風RPG

「The_Otherside(ジ・アザーサイド)」は、異次元から来る未確認生物と、生存者たちとの戦いを描いたボードゲーム風RPG。

ゲームの目的は、異次元との繋がりを破壊し、マップから脱出すること。繋がりを破壊するためには、マップ内にある精霊アンカをすべて発見し、破壊しなければならない。

異次元からの未確認生物という世界観から、クトゥルフ神話やSCPなどをイメージする人もいるかもしれないが、実際クリーチャーの造形もクトゥルフ神話やSCPに近い。

また、ゲームシステムが、クトゥルフ神話もののボードゲーム「マンション・オブ・マッドネス」をシンプルにしたような内容なので、クトゥルフ神話好きなら高確率でハマれるだろう。

ターン毎にアクション!攻撃はダイスで実行

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非常口のマークのように見えるエリアが出口。ここに生存者を逃がすことが目的。

ゲーム進行はターン制。プレイヤーは毎ターン、最大4人の生存者全員を操作する。

生存者が行える行動は、移動ドアの開閉部屋の探索弾薬の調達攻撃に加えて、生存者固有のアクション。1生存者につき、3アクションポイント分の行動を行えるぞ。

マップ内はブロックに区切られており、移動や攻撃はブロック単位で行う。

攻撃はボードゲームやテーブルトークRPGを思わせるダイスロール式。武器ごとに決まっている正確性の数値以上を出せば攻撃が命中。攻撃対象に武器固有のダメージを与えられるぞ。

継続プレイでゲーム性が拡張!追加パッケージの予定も

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画面左下に見えるのが、追加予定のパッケージ。ボードゲーム風のビジュアルがイイね。

本作はプレイを重ねることで、生存者や未確認生物の種類が増えていくぞ。

ちなみに、月額制のAppleArcade作品として提供されているので、課金や広告によってアンロックする機能はナシ。

ただ、今後追加パッケージの配信を予定している模様。どんなキャラクターが追加されるのか、楽しみに待とう。

「The_Otherside」の魅力はクトゥルフ神話やSCP的な絶望感

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肉塊のような触手のようなこの異形感、クトゥルフやSCP的な感じですね。

クトゥルフ神話にせよ、SCPにせよ、登場する異形のものどもは、我々人類の力など及びもつかない存在。出会ったら最後、絶望するしかない

一方、本作に登場する異形のものどもは…少なくとも序盤に出てくる存在は、人類の力でまあ割となんとかなる。ピストルで倒せるのはまあしょうがないとしても、子どもが放つぱちんこ(=スリング)でも倒せちゃう

でも、プレイを通じてしっかり絶望感は味わえるぞ。というのも、次から次に敵が召喚されるという仕様がイイ味を出しているのだ。

大軍という絶望!毎ターン召喚される未確認生物

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戦闘シーンの後ろに注目。敵が大量に溢れていて、追い詰められている…。絶望!

本作は、ゲームスタート時点から毎ターン、未確認生物が召喚されていく

加えて、マップ内の異次元化した部屋にも未確認生物が存在するため、敵の数は非常に多い。こんなに大量にいて、よく今まで「未確認」で済んでたな!と突っ込みたくなるほど多い。

ここに加えて、絶望感に拍車をかけてくれるのが、攻撃がダイスロールという仕様。ダイスロールに失敗するとダメージを与えられないため、運が悪いと敵がどんどん貯まっていってしまう。この絶望感は、ゾンビアポカリプスに匹敵するレベル!

絶望に対抗する術は…?人類の知恵

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武器によってダイスの個数やダメージが違う。戦略や立ち回りで運は覆せる。

ダイスロールにミスったら敵が増えまくるなんて、運ゲーじゃん!…と思ったかもしれない。確かに運は絡む。けど、運ゲーに陥らないレベルのバランスに調整している点が本作のお見事なポイント。

生存者をどう動かすか?どの武器で敵を攻撃するか?といった行動を工夫すれば、大量の未確認生物を撃退し、異次元との繋がりを断つことができる。つまり、戦略が重要。

考えてみれば、知恵や戦略は、たいていのホラー作品で、恐怖や絶望に対抗する手段として描かれている。本作もそうということに違いない。…多分。

ゲームの流れ

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最初の1プレイはチュートリアルとなっている。部屋の探索→ドアを開く→次の部屋へという順で行動を選び、進めよう。

部屋に敵がいる場合、探索が行えない。なので、敵がいる場合は確実に仕留めよう。

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チュートリアルを終えると、真のタイトル画面が登場。タイトル画面というか、これは…ボードゲームのパッケージ!

ちゃんと箱が開き、中にはコンポーネントも入れられている。芸が細かいぜ…。

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本プレイスタート。マップはプレイの度に変化する。マップのみならず、アイテム位置も敵の配置も、精霊のアンカの位置もすべて変わるぞ。

また、チュートリアルでは精霊のアンカ1個破壊すればクリアだったが、本プレイでは3つ。配置されている敵の数も多いため、難易度が一気に上がったと感じるだろう。

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アイテムは、2つまで装備でき、予備を4つまで所有できる。現在どんなアイテムを持っているかは、画面左下の「保管庫」アイコンから確認できるぞ。

武器は、左上の矢印マークが射程範囲を示している。また、左下のサイコロマークが転がせるサイコロの数=同時に狙える敵の数。右上の人間のシルエットのようなマークが正確性。ダイスでこの数値以上を出すことで命中する。そして右下の的のようなマークが与ダメージを示しているぞ。

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精霊のアンカを発見!青い光が立ち上っているのがアンカだぞ。

発見に1アクションポイント、破壊に1アクションポイントかかるので、アンカ破壊はほぼ1ターンかかると思っていい。アンカ破壊を担当するキャラクターを、戦闘用のキャラクターで守ってあげよう。

「The_Otherside」の攻略のコツは生存者同士の連携

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生存者を上手に連携させられなかった結果…ゲームオーバー。

ホラー作品やミステリー作品で、「もうオレはお前たちのことなんて信じない!一人で部屋に閉じこもっているのが安全だ。誰も入ってくるな!」と言いだすキャラクターは、物語序盤で死ぬ。これは「あるある」のひとつだろう。

本作も同様。孤立した生存者の命は長くない。生存者同士上手に連携することが攻略のコツだぞ。

1人が探索!1人が戦闘!役割分担を考えよう

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生存者が孤立した状況。こうなるともうどうしようもない。死を待つのみ…。

攻略の上で最重要なのは精霊のアンカーの発見と、武器の確保。──すなわち、探索。だからといって、全生存者それぞれ個別に探索させてはNGだぞ。

確かに個別に動かせば探索可能な場所が増え、一見効率的に見える。しかし、マップには大量の未確認生物がいることを忘れてはいけない。

ゲーム序盤で解放されているマップでは、生存者の数は最大2人。なので、1人を探索役、1人を戦闘役という形で役割分担を行おう。

オススメは銃を持っている長官を戦闘役にすること。銃は攻撃力も攻撃範囲も優れているので、効率的に敵を排除できるぞ。

ドアを開けまくるなかれ!敵の数をコントロールしよう

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2人揃って、確実に一部屋ずつ攻略していくことが最も効率的なプレイだぞ。

次のポイントは、戦闘しなければならない敵を増やさないこと。

マップ上で扉が閉じている部屋は、中の状況が確認できない。なので、敵がいる可能性もある。

ただ、中にいる敵は、扉を開けなければ行動しない。逆にいうと、扉を開けると敵が行動開始する。

なので、むやみやたらに扉を開けていくと、ただでさえ多い敵がさらに増えてしまう。

なので、探索は一部屋ずつ、確実に敵を倒しながら進めよう