ザウェイク (The Wake)

ザウェイク (The Wake)

パブリッシャー Zero Rock Entertainment

ジャンル 文字パズル

価格 iOS:610円

失われた記憶を取り戻すカギは暗号化された日記の中!謎めいた展開に超ハマる暗号解読型アドベンチャー

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ザウェイク (The Wake)のレビュー画像

日記内の暗号を解読することで、過去の思い出が手に入る。失った記憶を取り戻せ!

記憶を取り戻すため謎めいた日記を解読するテキストアドベンチャー

「ザウェイク (The Wake)」は、暗号を解読し日記を読み進めるという趣向のテキストアドベンチャーゲーム。

Wake=目覚めるというタイトルの通り、物語は主人公が病院で目を覚ますところから始まる。目の前には妻と子どもの姿。

何やら事故…いや事件に巻き込まれたらしい。しかし、記憶喪失で原因が思い出せない。

記憶を取り戻すカギは、日記。過去の記録を読むことが、記憶復活の手掛かりになるかもしれないという。

ただ、この日記はところどころ暗号化されている。プレイヤーは主人公や妻・子とともに暗号を解き明かし、日記を読み進めなければならない。

その先に待ち受けているのは何か…謎めいた展開が魅力。思わずハマって、先が気になるぜ…!

暗号解読!文字と文字を繋ごう

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文字右下タップでケーブルが伸び、対応する文字のジャックタップで接続できる。

暗号というのは要するに、本来の文字を別の文字に置き換えるということ。

本作で基本となるシーザー暗号は、文字を数文字分ズラすことで暗号化している。

たとえば、+2文字であれば、Aが2文字分ズレてC、Bが2文字分ズレてD。なので、「DESK(机)」という単語を暗号化すれば「FGUM」になる。

暗号を解読する場合、このをやればいいわけなので、2文字分逆にズラせばOK。

日記の文字すべてをズラす必要はなく、5文字分、本来の文字を特定できればクリアとなるぞ。

どっぷりハマれる買い切り型!でもヒントが欲しい気も?

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タイトル画面に挿入される映像。謎めいていて、真相が気になるぜ…。

本作は買い切り型で提供されている。謎解きだけでなくストーリーも引き込む力を持った作品なので、500円未満という価格は購入に値する金額だと感じた。ミステリーや謎解き本を文庫で一冊買うより安いもんね。

ただ、買い切り型のためか、ヒントが用意されていない。結構難しい暗号もあるので、ヒント機能は欲しかったかも…。

「ザウェイク」の魅力はドハマりする謎めいた展開

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9割はこの日記画面で進む。パッと見は地味な印象を持ってもやむを得ないと思う。

ぶっちゃけ、本作の第一印象は「なんて地味なゲームなんだ…」というネガティブなものだった。

けど、プレイすると一転「最高かよ…!」という超ポジティブなものに変化!地味とか言ってごめんなさい!

確かに本作は文字ばかり。ド派手なエフェクトはない。けど、謎めいた要素が次々出現し、目が離せないのだ。ハマるぜ。

まずは日記が謎!だって日記じゃないもの

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画面に映っているのは文字…ではなく、日記が書かれた機械。ダイヤルで読み進む。

本作における謎めいた存在ナンバーワンが、日記だろう。なぜなら、日記じゃないから。

本作で出てくる日記は、いわゆる紙で作られた日記帳的なものではなく、機械になっている。機械と言っても、PCやスマホ的なものですらない。

ダイヤルによってページを送ることができ、ジャックにプラグを入れることで文字の配列を組み替えることができる機械。まるで暗号記録装置のよう。

本作のビジュアルは確かに地味だが、この機械を再現したものになっているため、没入感が非常に高い。

主人公は何者なのか?何が起きたのか?

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目覚めて「逃げる」と告げた主人公。何らかのトラブルに巻き込まれたのは間違いない。

そして、全体の謎として物語をひっぱっていくのが、主人公の過去

なんといっても、主人公が目覚めて最初に言った言葉は「逃げる」。なので、事故ではなく事件に巻き込まれた可能性が高い。

一体主人公は何者なのか?記憶喪失となった原因は何だったのか?気になってたまらない!

ゲームの流れ

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超シンプルなタイトル画面。「始める」をタップするとゲームがスタートするぞ。セーブは自動で行われるので、二回目以降のプレイも「始める」タップでOK。

ちなみに、暗号はアルファベットだけど、メッセージは日本語にしっかり対応しているぞ。

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病院で目覚めた主人公。記憶喪失な上、頭には大きな傷を負っているらしい。

一体何があったのか?「逃げる」という言葉の真意は?…それらを知るためには、過去を思い出さなければならない。

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日記が書かれた謎の機械。ダイヤルをタップすることで読み進めよう。日記自体は英文だが、画面下に日本語訳が表示されるので、バッチリ内容を理解できる。

なお、この画像のように青い文字が出たら注目!青い文字で記された内容が暗号を解く手がかりになっている。日本語訳の方も青い字になっているのがとっても親切!

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暗号化されたページは黄色で表示される。画面下のカバーをタップで開いて、文字を変換しよう。

メモに書かれた手がかりをヒントに、暗号の文字と、元の文字とをケーブルで接続していく。正解だと、画面左下にある緑のライトが点灯。間違いだと、ライトがすべて消えてしまう。

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見事暗号を解き明かすと、過去の思い出が手に入る。

思い出や日記から分かることは、家族関係や友人関係が良好とは言えなかったということ。なかなか重めなストーリーが展開するぞ。

「ザウェイク」の攻略のコツはリアルメモで確認すること

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スライド指揮暗号期を使えば、ズレた文字がどの文字と対応しているか一目で分かる。

ヒント機能がないものの、本作には謎解きのお助け機能がある。その一つはメモ機能。ここにはアバウトながら暗号の解き方が記されている。

また、文字を組み替えたり、ズラしたりすることができるスライド式暗号機は、謎解きに必須な存在。

ただ、これらに加えて、できれば手元に紙のメモを用意しておきたい。面倒だけど、リアルメモによって暗号解読がより効率よくできるぞ。

勘違い対策!紙にメモして全パターン試す

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メモ機能には暗号を解く手がかりが書かれている。さらに紙のメモを併用しよう。

暗号解読の時についついやってしまいがちなのが勘違い。文字いくつ分ズラせばいいのかは分かったけど、アレ?右にズラすんだっけ、左だっけ…みたいな。

また、プラグとジャックをどちらの文字からどちらの文字に繋げばいいのかも、迷いやすいポイント。

そこで紙のメモに正解に絡んだ文字のパターンを書いておこう。メモを見ながら全パターン試すことで、勘違いによる失敗を防げるぞ。

手がかりが2つ?2重暗号の攻略法

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スライド式暗号機はアルファベットの並びを変える機能も持っている。便利!

第三章では2重の暗号が登場する。キーワード暗号によって文字がズレた上で、さらにシーザー暗号によって文字がズレているという暗号文。これが難しい!

ちなみに、キーワード暗号というのは暗号のキーワード分、アルファベットがズレている暗号のこと。

たとえば、「BOOK(本)」という単語が暗号のキーワードとして指定された場合、「ABCDEFGHIJKL…」というアルファベットの並びが「BOKACDEFGHIJL」に変化する。

BとOとKというキーワードの文字がアルファベットの順番から取り出され、先頭に位置しているのが分かるだろう。そして、先頭に文字が追加された分、他の文字がズレている。ちなみに、キーワード中「O(オー)」のように重複する文字は1つにまとめて処理するぞ。

第三章ではこの形からさらにシーザー暗号で文字がズレる。要するに、もし、+2文字ズレるという前提であれば、「BOKACDEFGHIJL」「KACDEFGHIJLMN」になるということ。なんともややこしい…!

だからこそ、スライド式暗号機と合わせて紙のメモを活用するのがオススメ!