FAR: Lone Sails

FAR: Lone Sails

パブリッシャー Mixtvision Games

ジャンル 2Dアクションアドベンチャーゲーム

価格 Android:620円 iOS:500円

ゾンビなど登場しない終末世界。滅びゆく文明の残骸を冒険する没入感バツグンアドベンチャー。

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FAR: Lone Sails

滅びた世界から何を見つけるのか。言葉なく語る風景。

君は最後の「1人」なのだろうか

「FAR: Lone Sails」は陸を走る船に乗って、滅びた世界を冒険する2Dアクションアドベンチャー。

少女は一人、干上がったかつての海原を進んでいく。栄華を誇った文明、生き抜いている自然動物たちを眺めながら、船のメンテナンスをして旅を進める。

ゾンビすらいない、真に孤独な滅びゆく世界。広大な世界に没入できる、雰囲気とBGMがたまらない一本だ。

広大な世界に没入できる2Dアクション・アドベンチャー

FAR: Lone Sails

船をメンテして走らせて世界の果てを目指そう。終わった世界の終わりを。

左右に移動しジャンプする、いわば横スクロールアクション。だが、船の動力を探したり、障害を取り除く謎解きの要素が含まれている。

陸を走る船を走らせ、動力をみつけたら拾い、蒸気を排出、故障したら鎮火、修理…と、様々な対応をとりながら船を走らせ進む。

プレイ時間は数時間。謎解きも難しくなく一本の映画を見るような感じでプレイできる。

「FAR: Lone Sails」の特徴は胸を打つ美しい崩壊世界とBGM

FAR: Lone Sails

「少女終末旅行」ってアニメもあったね。好きでした。

女の子が一人、滅びた世界を旅していく。世相もあってか、胸の奥を打つ光景だ。今年は嫌なことがありすぎて、そう遠くない未来のような気さえしてしまう。

どこまでもずっと横に進んでいくゲームの雰囲気は「RIMBO」「INSIDE」といったPLAYDEAD諸作品にも通ずるものがある。言葉を使わない表現も非常に効いている。

特にBGMの使い方が秀逸だ。船がアップグレードされ、景色が、物語が動きだす瞬間に流れる音楽の美しさよ。

謎解きよりも世界観に没入できるゲームバランス

FAR: Lone Sails

一度船の仕組みを知ってしまえばあとは操作性に慣れるだけ。

謎解きはないわけではないが、平易で難易度は低め。一度コツを掴んでしまえばこの退廃的な世界観に没入できる。

ただ、操作性は残念ながらあまりよくなく、贅沢を言うならコントローラーでプレイしたい。なお、本作はPS4などのコントローラーでもプレイ可能だ。

ゲームの流れ

FAR: Lone Sails

ただただ画面を右に進めていく2Dアクション。

この孤独感、寂寥感が非常によい。意図的にモノクロにされた色を抑えた背景。

FAR: Lone Sails

旅の途中(すぐ)、見つけた陸を走る船。エンジンに燃料を供給し、蒸気を出して走る。

くたばれ世界。世界の果て。ベイビー、果てまで行こうぜ。

FAR: Lone Sails

とにかく船が動いた瞬間に流れるBGMにやられてしまうと思う。

これのために500円だか600円だか払う価値はある、と信じている。うん。

FAR: Lone Sails

ズームアウトが大切で、それによって目的のアイテムを見つけられるかが大事になる。

じゃないと延々歩かされ続けるので注意。

FAR: Lone Sails

船にマストを貼れ!存在の証明。少しずつパワーアップしていく船。

ネタバレにならないように配慮したが、少しずつ世界が色を取り戻す演出に涙してくれ。

「FAR: Lone Sails」の序盤攻略のコツ

FAR: Lone Sails

船の動きを覚えよう。

船を手に入れたら二本指のピンチ操作で視点を拡大/縮小し、走行中に燃料をみつけたら確保しておこう。ぶらさげておくといい。

坂の途中でエンジンが切れたらブレーキする(ENERGYの横)とか、色々小技があるが、そこまで序盤は難しい作業はなし。

あとはジャンプと移動は結構範囲が小さいので仮想ボタンを目視しながらするのがベスト。

船が故障したら修理しよう

FAR: Lone Sails

この退屈さ、人を選ぶけどたまらないなあ。今の気分だ。

左上のホースは船内で火災が起きたときに使用する。エンジンがかかっていない時は水が出ないので注意してくれい。

繰り返しの作業が多く退屈に見えがちな本作だが、セールを張ると風を受けてエンジンをつけてなくても進むし、謎解きも増えていく。

ところで本作はオートセーブなんだけど手動でセーブはできないのかな…。