Game of Thrones: Tale of Crows(ゲーム・オブ・スローンズ:テイル・オブ・クロウズ)

Game of Thrones: Tale of Crows(ゲーム・オブ・スローンズ:テイル・オブ・クロウズ)

パブリッシャー Devolver

ジャンル ビジュアルノベル・サウンドノベル

価格 AppleArcade (月額900円 初月無料)

重厚な選択肢が悩ましい!「ゲーム・オブ・スローンズ」の8000年前を描いたノベル系アドベンチャー

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Game of Thrones: Tale of Crowsのレビュー画像

壁の外から押し寄せる脅威に対抗するため、人々を導こう。

「Game of Thrones」の8000年前を描くヴィジュアルノベル型アドベンチャー

「Game of Thrones: Tale of Crows(ゲーム・オブ・スローンズ:テイル・オブ・クロウズ)」は、人気海外ドラマ「Game of Thrones」を原作とするアドベンチャーゲーム。

舞台となるのは「Game of Thrones」の8000年前。七王国の北部に存在する巨大な壁を守護する者たち…「冥夜の守人(ナイツウォッチ)」結成を描いている。

ゲームシステム的には、選択肢を選ぶことで物語が進んでいく、いわゆるヴィジュアルノベルスタイル

ひとつひとつの選択肢が重く、判断を迫る内容になっており、歴史の重要なシーンに立ち会っているかのような気分になれるのが魅力だぞ!

選択肢を選べ!適切な指示を与えよう

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探索ポイントを発見したら、探索隊を派遣するのもプレイヤーの仕事。

プレイヤーは、城内の人間や城外の遠征隊に対して指示を行うことになる。

提示された選択肢の中から「これだ」と思うものを長押しタップしよう。

なお、選択肢を選んでもすぐに物語が展開するわけじゃない。本作は、「Lifeline…」シリーズのように実時間とリンクした作りになっている。

指示を受けた者たちの行動が完了するまで、時間経過を待つ必要があるぞ。なので、通知オンでのプレイがオススメ。

広告・課金なし!最高の没入感を楽しめる。

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原作未見でも十分楽しめるけど、やっぱり原作を観ていた方が気持ちが盛り上がる!

本作はApple Arcade配信。なので、広告表示や追加課金はナシ

ラストまで没入感に浸りながら、どっぷりプレイできるぞ。

また、「どうせなら原作ドラマから観たい」あるいは「原作ドラマと同時にプレイしたい」なんて人!原作ドラマ「Game of Thrones」は、「Amazonプライムビデオ」もしくは「Hulu」で鑑賞できるぞ。

「Game of Thrones: Tale of Crows」の魅力は歴史の一幕に立ち会っているかのような重厚感

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原作ドラマも本作も、壮大な歴史劇に立ち会っているかのような感覚が魅力。

原作ドラマ「Game of Thrones」を観て、日本の名作シミュレーションRPG「タクティクスオウガ」を連想する人は少なくない。

この二作はいずれも剣と魔法のファンタジーを舞台としながら、政治社会問題といった重厚なテーマを織り込み、非常にリアルな世界観を実現している…という共通点がある。

さらに筆者は、「Game of Thrones」をゲーム化した本作と「タクティクスオウガ」にも共通するものを感じた。

それは、悩ましい判断を迫る選択肢!この選択肢のおかげで、歴史の一幕に当事者とし立ち会っているような感覚が味わえるのだ。

どちらを選ぶべきか?悩ましき選択肢

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救出を優先するか?敵の対策を優先するか?なんとも悩ましい…!

本作の選択肢はよく練り込まれていて、指導者として何を優先すべきかを問う作りになっている。

たとえば、仲間が倒れた時にその仲間の救出を優先するのか?あるいは、戦力が減った分、防衛を強化するための策を実行するのか?

どちらにもメリットがあり、どちらにもリスクがある。だから、悩ましい…。

こうした悩ましい選択肢が、物語の重要な局面で登場する。なので、思わず自分が歴史の転換点に立ち会っているような感覚になってしまう。

ヤキモキしちゃう…!実時間との連動が生む演出

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探索隊への連絡はカラスで行う。動向がわかるまで時間がかかるぞ。

さらに、実時間と連動していて、選択の結果がすぐには出ないという点が、選択の重みを増しているように感じた。

結果が出るまでに時間がかかるから、「あの選択でよかったかな?」「やっぱ違う方にしときゃよかったかな…?」とヤキモキしちゃうんだよね…。

でも、だからこそ選択の際に覚悟が必要。…これがなんとも「Game of Thrones」らしくてイイ。シビれる。

ゲームの流れ

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起動直後、英語表示だったらしばらくプレイした後、歯車アイコンから言語設定を変更しよう。本作は日本語に対応しているぞ。

言語設定変更後、プレイデータを削除!これで冒頭のメッセージもちゃんと日本語で表示される。

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とある人物が過去を振り返る形で物語ははじまる。壮大な時の流れを感じさせるオープニング。

基本的に文章による演出がメインの作品なので、テキストは読み飛ばさずしっかり味わいたい。

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物語が進展するポイントは、アイコンやメニューがオレンジ色で表示される。タップして物語を読み進めよう。

文章演出がメインと書いたけど、「壁」などのビジュアルは、3Dで表示される。なので、プレイしていてもビジュアルノベル的な感覚は少ないかもしれない。

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画面下の山マークのアイコンをタップすると、遠征隊への指示画面へ。

物語が進むと遠征隊の派遣ポイントが表示されることがあり、どのポイントに誰を派遣するか選択できるようになるぞ。

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画面下部中央に表示された目の形のアイコンをタップすると、マップ内を細かく調べることができる。

ビジュアルと文章によってしっかり世界観が語られながらも、プレイヤーの想像力を必要とするこの感じ…テーブルトークRPGをプレイしている感覚に近い。

「Game of Thrones: Tale of Crows」の攻略のコツは物語に浸ること

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正解を探すより、ひとつひとつの選択に悩んだ方が、はるかに作品を楽しめる。

本作はゲームジャンル的にはヴィジュアルノベル系アドベンチャー。なので、基本的に選択肢を選びさえすれば物語は進展する。テクニックや攻略術などが必要なタイプのゲームではない。

とはいえ、適当に選択肢を選ぶというのは避けた方がイイ

どっぷり物語に浸って、選択肢にガッツリ悩む…というのが本作を楽しむためのコツだぞ!

君はどんな指導者か?ポリシーを決めてプレイ

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指導者としてどう振る舞うか?ロールプレイすることが楽しむことに繋がる。

どっぷり物語に浸って、選択肢にガッツリ悩む上でオススメなのが、自分の指導者としてのポリシーを決めること。

先に触れた通り、本作に登場する選択肢は価値観を問うものが多い。

なので、自分がもし指導者の立場であれば人々をどう導くか?そんなポリシーを決めてプレイすることで、臨場感がアップ。より物語に没入できるだろう。

通知をオン!さらに没入感アップ

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カラスが帰ってくるまですることがない。この時間も、本作の楽しみのひとつといえる。

ゲーム内のキャラクターの行動が実時間と連動しているという点が、本作の臨場感を高めている。

これは逆に言えば、実時間とリンクしていないと、フツーのビジュアルノベルになってしまうということである。

フツーのビジュアルノベルでも別にいいじゃない!…とも思うが、本作はフツーのビジュアルノベルとしては文字数が少ない。恐らく、物足りなさを感じてしまうだろう。

なので、通知はオンにしておき、通知を受けたらなるべくすぐ選択肢を選ぶようにしたい。

せっかく楽しむんだから、楽しさを最大限味わえる環境でプレイしようぜ!