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漫画家・竹本 泉の10年ぶりのゲーム作品。
「人魚Days」は、漫画家、竹本泉が手がけるデジタルコミック風アドベンチャー。
ゆるふわで珍妙な世界を冒険し、ところどころに出てくる選択肢を選んで、物語を読み進めていく。
前編と後編に分かれており、前編は無料でお楽しめる。往年のファンはでかい声をあげているんじゃないだろうかね…。フフフ…。
縦画面でプレイするアドベンチャーゲーム。
「人魚Days」って名前なくらいだから、やっぱり人魚が出てくるノベルとイラスト形式のアドベンチャーとなっている。
南国のちょっと変なストーリー。なんというか、脳が溶けてしまいそうな脱力感あふれる物語。誰も傷つかない奇妙でほのぼのとした世界に浸ろう。この世はストレスまみれでも…。
「人魚Days」の特徴は誰も傷つかない世界観
「ゆみみみっくす」「だいなあいらん」など、メガCDやサターンで竹本泉氏の作品に触れた往年のファンもいるのではないだろうか。
今作でも脱力したイラスト、深く考えたら負けなような謎な世界、ほのぼのとした会話。誰も傷つかないような世界が広がっている。
しかし不思議なゲームだ。2020年に出たゲームと思えないくらいローファイで…でも懐かしいというわけでもない。不思議としか言いようがない。
内容は全然難しくありません。BAD ENDもありません。
誰も傷つかないようなほのぼのとした世界。でも何もかもが少しずつおかしい。
ところどころナレーションがツッコミをいれたりとなんでもありなサイケデリックな世界。たぶん意味なんかないのかもしれない。
BGMや効果音がない、文字が小さいなど言いたいことはあるが、まずは本作の誕生を素直に喜ぶべきであろう。
ゲームの流れ
遺跡にあるプール。人魚になってしまう謎めいた世界が舞台。いちおう学園モノ。
カジュアルゲームなので、アニメのように動いたりしません。音声や音楽もありません。ごめんなさい。とある。うーむいさぎよい。
ナレーター役のかおる、大柄な椿ちゃんと三人のドタバタコメディ。
というかコメディというか、なんだろう、他人の夢を覗いているみたいだ。
水着姿も惜しみもなく披露。
今日の東京は33度になるっていう。みんな水分補給もしっかりな。
前編ではなぜ人魚になるのか、は一切明かされない。
謎めいた世界観だけが提示され、我々はクエスチョンマークまみれになる。
「ちなみに原作者はまったく売上がなくてもすでにギャラをもらっています。一人だけずるくないか?」
…うーん。こういう製作者のぶっちゃけもノスタルジーありますねえ。
「人魚Days」の序盤攻略のコツ
本作は選択肢が時折表示されるが、前編を何周か回ってみたがどちらを選んでも大局は変わらないので直感で選んで大丈夫。
ボリュームは少ないので、コミック1冊を買うようなものだと思って課金を検討するといいだろう。
課金後のコンテンツについて
後編は、490円の課金で最後まで遊べる。
また、後編を見終わると、あとがきとイラストが見られるようになる。製作者の方へのエールだと思ってファンの方はぜひラストを見届けよう。