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きっと忘れられない20分になるRPG風アドベンチャー
「夢の中からさようなら」は20分でクリアできるRPG風アドベンチャー。
主人公は雪が降り積もる夢の世界を探索し、かすかな記憶を辿り、思い出と彼女を探し出す事にした。
ストーリーに重きを置いたアドベンチャー。謎解きや戦闘は簡単で、万人がエンディングまでたどり着ける。
RPG風のグラフィックを活かした演出には目をみはるものがある。ぜひ遊んで見てほしい。
RPG風のグラフィックと操作性のノベルゲーム
ノベルゲームと銘打っているが、仮想パッドでキャラを操作し、フィールドを移動するプレイ感にはRPGらしさがある。
それこそRPGらしくバトルもあり。ネタバレにならないように書くのが難しいが、戦闘シーンがあるからこそ、ストーリーは盛り上がっていく。
「夢の中からさようなら」の特徴はRPGらしさを活かしたストーリー演出
ゲームを遊んでて、戦闘中に泣いたことはあるだろうか。僕はある。
何年も出なかったRPGで、因縁の宿敵の正体が暴かれたとき。あえて悪を背負った父や恩師と戦う戦士たちの物語もあった。
そんなふうに、本作も、RPGにおけるバトルがイベントを盛り上げるのに一役買っている。
ストーリーのネタバレはしないように努めるが、戦闘を物語に絡める演出が見事だと感じた。だからこそ没入感の高い物語になっていた。
ゲームのテンポもよく万人がエンディングにたどり着ける
カメラアングルが回転する演出はドット絵のキャラがいるのに斬新だった。また、文章の速度調整やダッシュ機能もあり、テンポよく進むのも好印象。
ただ、イベント時の待ち時間が少し長いかな?と思ったが、魔王魂によるBGMを堪能してほしいという作者の強い思いも感じ取れた。
いやあ、次のゲームにも期待しまくりたい。
ゲームの流れ
いちおうRPGらしくメニュー画面やステータスが用意されている。
コンフィグで文章のスピードをチェックするといいだろう。なお「あきらめる」はキャンセルらしい。
広場についたら3箇所にある思い出の場所をめぐろう。
バトルもあるが、彼女を探し出すという強い意志があれば負けないはずだ。
「思い出」を手に入れることで主人公は強くなっていく。戦闘では魔法のように使える。
レベル上げや強化やガチャもないが、これはれっきとしたRPGだと思う。
薄汚れてしまった自分だが、ゲームの世界でなら、物語を信じれるようなところがある。
ボリュームこそ少ないが心を打つ作品に出会えて光栄だ。もう次回作を遊びたがっている自分がいる。
「夢の中からさようなら」の序盤攻略のコツ
攻略のコツなど無きに等しい。ヒントなく誰でもクリアできるだろうし、戦闘ではほぼ負けることはないだろうから。
無理やりコツを言うとすれば、「思い出」を使うことで魔法のように全体攻撃できるので、戦闘がスムーズになるくらい。
あとは、すべての思い出を解いたら一箇所、サクが壊れているところを調べる2点だろうか。
ネタバレしないでプレイしてほしい
成長要素もない、ガチャもないRPG。でもストーリーはある。エンディングはある。
ぜひ、ストーリーをネタバレすることなく、自分でプレイしてほしい。特にカメラアングルが回転する演出にはレトロRPG好きこそ驚くのではないだろうか。