Takeshi and Hiroshi(タケシとヒロシ)
Oink Games Inc.
RPG
ギリギリまで追い詰め…そして負けろ!弟を自作ゲームで楽しませるためモンスターを繰り出す異色RPGダウンロード(Android) ダウンロード(iPhone)
※このゲームは配信が終了したかURLが変わっています。
自作ゲームで弟を楽しませる移植のRPG
「Takeshi and Hiroshi(タケシとヒロシ)」は、自作ゲームで弟を楽しませるという異色のRPG。
主人公はゲームクリエイター志望の中学二年生。弟にせがまれ自作のゲームをプレイさせてあげることに。
しかし、ゲームはまだ未完成。なので、敵の出現は手動!
見事なバランスで敵を出現させ、弟を楽しませることができるか?
ハラハラどきどきさせるというゲーム制作の基本部分がまず楽しい!さらに、兄と弟の人間ドラマも魅力だぞ。
※本作をプレイするにはiOS13へのアップデート、及びApple Arcadeへの加入が必要です。
ヌルゲーはつまらない!ギリギリで弟を勝たせよう
弟を楽しませるには、ハラハラどきどきが大事。
弟の操る勇者をHPギリギリまで追い詰め、その上で弟に勝ってもらうというのがポイント。
ただしプレイヤーができることは出現モンスターの選択のみ。
どうすれば苦戦させつつギリギリ勝たせられるか?よーく考えてモンスターを選ぼう。
タップ操作向けに作られた作品!パッドは非対応
本作はAppleArcade対応ゲームとしては珍しく、ゲームパッド非対応。
とはいえ、必要な操作はモンスターを選ぶこととメッセージ送りだけなので、ゲームパッドが使えたとしても、タッチ操作の方が快適だろう。
「Takeshi and Hiroshi」の魅力は人を楽しませる楽しさ
ゲームというのは、カンタン過ぎるとハラハラどきどきしない。しかし、クリアできないほど難しいと、やっぱりおもしろくない。
ゲームで人を楽しませるためには、この絶妙なバランスが重要!
筆者も実は個人でゲームクリエイターをしているので、このバランスを成立させる難しさが、泣きたいほどよくわかる。
しかしその一方で、人を楽しませる行為は、それ自体が非常に楽しいもの。
自分のゲームをプレイして喜んでもらえた時の至福観は、人生を賭けても惜しくはないと思えるほど強烈なのだ。
この弟を喜ばせたい!ストーリーによる感情移入
本作では主人公の弟を楽しませることになるのだけど、この弟は病弱で、しかも父親不在。
ストーリーでこのことをしっかり説明してくれるので、兄=プレイヤーとしては、自然と「楽しませてあげたい!」という気持ちになる。
倒しちゃいけない!プレイヤー側もハラハラどきどき
楽しませてあげたいと思うから、弟の操る勇者を限界ギリギリまで追い込もうとする。
けど、倒しちゃいけない…これがとてもスリリング!
勇者のHPが残り1で見事に勝たせたときには、おもわずガッツポーズをしてしまうほど興奮してしまった。
プレイヤー側もきっちりハラハラどきどきできるのが素晴らしい。
ゲームの流れ
いくつか素材ができただけでまだ未完成の自作ゲームを、自慢げに弟に見せてしまう主人公。そりゃあ「やりたい」って言われるよね。
この結果、やむなく主人公自身が手動でモンスターを操ることに。
目的は、弟の「たのしさ」を指定の値まで増やすこと。勇者にダメージを与えると「ドキドキ」がアップ。勇者がモンスターを倒すと、「ドキドキ」分の「たのしさ」が手に入る。
勇者のHPギリギリまで追い詰めることができれば、さらに「たのしさ」をゲットできるぞ。
ストーリー上では主人公がモンスターを操るという設定だが、プレイヤーがやることは登場させるモンスターの選択のみ。
複数のモンスターが選択でき、勇者は最初に選んだモンスターから順に攻撃対象とする。なので、盾役にしたいモンスターから選ぼう。
5ラウンド通じて、目標の「たのしさ」をゲットできたのでステージクリア!
ステージが進むとゲームの機能が増え、勇者に回避行動を取らせたり、クリティカルヒットを出させたりといったことが可能になっていくぞ。
ステージが進むとストーリーも進展。なんと主人公の学校に、ゲーム制作が趣味という転校生が登場する。
ライバル心や嫉妬から、意地を張ってしまい素直になれない主人公。これ、わかるわー。特にクリエイターの時って、同じクリエイターと素直に話せないもんなー。どっか「お前なんかに負けねえからな!」って気持ちがあるんだよね。
「Takeshi and Hiroshi」の序盤攻略のコツはチクチク攻める慎重プレイ
勇者のHPを削る際の目安が、HPの文字色。かの「ドラクエ」シリーズ同様、本作も残りHPが少なくなると黄色に変わり、ギリギリになるとオレンジ色へと変化する。
なので、オレンジ色を目指して強力なモンスターを選ぼう…と思ってしまうけど、そうではない。
実は、勇者のHPをチクチク少量削っていく、慎重プレイこそ攻略のキモといえる。
猶予は5ラウンド!長期的なスパンで考えよう
ステージをクリアするためには、5ラウンドの内に目標の「たのしさ」をゲットできればOK。
そのためには、なにも1ラウンドで勇者のHPをギリギリまで減らす必要はない。
さすがにノーダメージでは「たのしさ」が減少してしまうが、勇者のHPの2割程度を削れていれば、「たのしさ」は手に入る。
一方、ギリギリまで減らすことに失敗し、勇者が死んでしまうとその時点でゲームオーバー。なので、慎重プレイの方がクリアしやすい。
攻撃力に頼らない!攻撃回数でHPを削ろう
同じモンスターの攻撃でも、与えるダメージにはブレがある。
この時、攻撃力の高いモンスターだとブレが大きく、運が悪いと一気に勇者を死に至らしめてしまう。
なので、高い攻撃力を持つモンスターは避けたい。
それより、防御力や体力の高いモンスターがオススメ。
一撃のダメージは小さくとも、倒されるまでの攻撃回数の積み重ねでHPを削ってくれるぞ。