Layers of Fear(レイヤーズ・オブ・フィアー)
DMMGAMES
探索アドベンチャーゲーム
「P.T.」ばりの容赦ない恐怖。常識が通用しない洋館を探索する、想像の斜め上をいくホラーアドベンチャー!ダウンロード(Android) ダウンロード(iPhone)
※このゲームは配信が終了したかURLが変わっています。
少しずつ、そして着実に積み重なる恐怖
「Layers of Fear(レイヤーズ・オブ・フィアー)」は精神病の画家をテーマにした一人称視点のホラーアドベンチャー。
心を病んだ画家の精神の奥深くへと入り込み、広大なヴィクトリア時代の洋館を探索していく。
サイケデリック・ホラーを自負する本作は、狂気に歪んだ精神を再現したかのごとく、洋館の形が刻一刻と変化し続ける。
カメラの向きを変えた瞬間に、何かが起こる。常識やお約束の通用しない恐怖演出が新しい。うーん、これは…メッチャ怖い。
視線を動かすと、いつの間にか部屋が変化する
全世界シリーズ売上400万本を超える心理的ホラーシリーズがスマホに登場。
タッチ操作、あるいは仮想パッドで操作し洋館を探索する、基本的には「バイオハザード」「サイレントヒル」的なものを想像してくれるとわかりやすい。
ただ、視点を移動させる度に部屋が変化し、緊張感を途切れさせないかのように次々と怪異が発生する。常識が通用しない世界を冒険する覚悟はあるか。
「Layers of Fear」の特徴は1人称視点だからこそできるえげつない視覚演出
後ろを向くと、部屋の構造が変わっている。何かが起こる。悪夢のような超現実を、1人称視点で表現したゲームは珍しいのではないだろうか。
何度もループしながら探索するゲーム体験は小島秀夫「P.T.」からの影響も感じる。理不尽、不条理の連続。病んだ画家の精神世界、つまり、狂気を的確に表現している。
一本道のルートでも飽きさせない恐怖演出
バトルなしでも中だるみさせない心理的恐怖、視覚的恐怖の連続攻撃。まずは部屋が変化するとこまで進めてほしい。夜中にやりたくない…。
仕方ないところではあるが、画質はXboxやPS4版より荒く、視覚演出も端折っている部分もあった。が、操作性は良好で3D酔いなどが起こらないのは流石だった。
ゲームの流れ
バーチャルパッドかタッチとスワイプで操作できる。操作性はかなり良好。酔いもしない。
個人的にはX軸とY軸を反転させたほうが好みだがそこはおまかせで。
薄気味悪い洋館。バスタブ。廊下。偏執的に現れるネズミ。
バイオハザード感とサイレントヒル感、両方ある感じ。そう言えば面白さが伝わるだろうか。
日本語に完全対応しているのも嬉しい。画家と家族の話がちゃんと伝わる。
そうそう、本作はBGMもいい。おどろおどろしいだけじゃなく、美しいのだ。恐怖だけじゃなく、孤独が伝わるのだ。
びっくりさせる怖さもあるが、本作は背筋の凍るような恐怖も多い。
この重層的な恐怖が、まさにタイトル通り、「Layers of Fear(レイヤーズ・オブ・フィアー)」なわけだね。
絵を開けると…めくるめく悪夢の世界へ。視覚を動かすとモノが落ちる。扉を開けると違うところへ。
超自然的なお化け屋敷というか。グロ要素などはないが、だからこそ静謐した恐怖に浸ることができる。
「Layers of Fear」の序盤攻略のコツ
まずは2Fの書斎から鍵をゲット。地下室やその他に謎は多いがまずは1Fのアトリエの鍵をあけ、絵を調べよう。あとは概ね一本道だ(例外はある)
方向感覚が狂ったり、視覚演出が来るったりするので体調のよい時に遊んだほうがいいかもしれない。ヘッドホン推奨っていうけど結構キツイかも。
閉じ込められた場合は部屋の中にヒントがある
部屋に閉じ込められてしまうときもある。悪夢だから理不尽なのだ。
「思い出の品」を見つけるまで、謎解きをしなくてはいけない。だが、部屋の中にヒントはある。諦めないで進めよう。そしてエンディングは分岐するという噂だ…。