The Gardens Between
The Voxel Agents
アクションパズル
iOS:610円
美しいノスタルジック超現実。2018年ベストMacゲームに選ばれた、時を操るパズルアドベンチャー。傑作。ダウンロード(Android) ダウンロード(iPhone)
親友のふたりが迷い込んだ秘密の世界の謎を見つけよう
「The Gardens Between」はメルボルンのThe Voxel Agentsが手がける美しいパズルアドベンチャー。
美しい庭園の島が連なる不思議な世界。それぞれの島に隠された秘密を見つけるため少年少女は力を合わせて謎を解いていく。
ノスタルジックな雰囲気と繊細なアートが詰め込まれたゲーム。SwitchやPC版は2000円強で発売されており、スマホ版は600円とかなりお得だ。
時間を進めたり戻して謎を解くパズルアドベンチャー
美しい幻想世界を冒険する少年少女。彼女らの「時間」を巻き戻したり早送りして冒険の手助けをしていこう。
センチメンタルな二人の記憶とリンクした心象風景がステージになっている。ステージを進めると二人の物語が紐解かれていくというわけだ。
ゲームオーバーはなく、謎解きをリラックスして解ける。ゲーム中、一切の会話やテキストはなく、少年少女の物語はただただ我々の想像力を刺激する。
かけねなしに名作だわ。
「The Gardens Between」の特徴は優しく胸をうつセンチメンタルな映像表現
2018のベストMacゲーム(GOTY)にも選ばれた、心に訴えかけるビジュアルと演出。プレイするとわかるが、普遍的な喪失の痛みを言葉を使わず描いている。
「Ico」でも「Undertale」でもいい。誰にでも、心に残る、宝物にしたいゲームってあるだろう?僕はこの「The Gardens Between」もその一つになると確信している。
ゲーム性とテーマ性が見事に合致しているのが見事
記憶の奥を揺りうごかす物語と、時間を戻したり進めたりしてステージをクリアするパズル性が見事につながっている。
このセンスはただただ凛として美しい。アートデザインやBGMなども言わずもがな。ちょっとiPhone 7だと、カクつきがたまにあるくらいかな〜。
ゲームの流れ
真夜中。隠れ家。少年少女。ジュブナイル!
セリフ一つない導入ながら、それでもプレイヤーは物語を想起せずにはいられない。
ユニークなのが左画面をタップで「時を戻し」右画面で「時を進める」操作性。
これによって謎を解き、トラップを回避してゴールに向かう。視点が変わっても操作方法は一緒だ。すごいなあ。
光のランタンをゴールまで届けるのがステージクリアの条件。
オブジェクトを調べられる時はオブジェとキャラが点灯する。少年少女で出来る事は異なる。
パズルを解くことは、記憶を取り戻すこととイコールだ。
思い出のおもちゃなどをモチーフにした謎解き。BGMもいいのでヘッドホン推奨だ。
ジブリ映画のようであり、今敏の精神世界のようであり、「Ico」のようであり。
それらすべてと全然違う。本当にいいゲームに出会えたわー。
「The Gardens Between」序盤攻略のコツ
ランタンの光を取られたら戻らなくてはいけない点に注意。彼らの足は遅いがあせらずじっくり一つずつ謎を解いていこう。
あと、序盤でわかりづらいのは多分画像の箇所だろうか。
ビデオテープのリモコンを少年が押したら、巻き戻るまで時を進めず、戻さず、待つんだ。現代っ子は知らないかもしれないが。かつてあんなガジェットがあったのさ。
本作はネタバレ記事を読まず、ただただ感性と想像力ですべてをプレイするべきだろう。
すぐに「THE GARDENS BETWEEN 攻略」とか検索せずにさ。プレイ動画とかを見るのだって、楽しいのわかるんだけどさ。
古臭いかもしんないけど、自分で遊ぶってゲームの最大の面白さの一つだと思うんだよな。説教くさいかな?