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こんな駅があったら、世界はもっと優しくなれるはず。
「ウセモノターミナル2」は、とある終着駅の車掌になって「失くしもの」を探している人のもとへ送り返してあげるのが目的の脱出ゲーム。
「ウセモノターミナル」の続編だけど、話は独立しているので前作を遊んでいなくても大丈夫。プレイ済みだと「あっ!」となる所も少しあるので、興味があったらそちらも遊んで欲しいな。
難易度は初心者から遊べて、ヒント機能も搭載。シナリオが付いているので、脱出ゲームをあまり遊んだことが無い人もプレイしやすいよ♪
失くしもの達の本当の姿と、帰る場所を思い出させよう
ゲームは4つのメインシナリオがあって、それぞれ2つに分かれている。前半で失くしものの「本当の姿」を、後半で「帰る場所」を思い出すという感じ。誰しも一度は無くしたことがあるような物から、珍しい物まであって、共感する人もいるはず。
あの時大事にしていたアレは、今どこにあるんだろう?なんて、思いを馳せちゃうかも。
「ウセモノターミナル2」の魅力は、何と言っても優しい世界観
忘れたり失くされてしまったモノ達は、自分とその探している人の関係に思いを巡らせる。こんなに簡単に無くしてしまう存在の自分は、本当にあの人にとって必要な存在だったの?と。
それに対する車掌である主人公の反応が右の画像。この言葉がとても好き。優しく寄り添う車掌と、自信を無くした「失くしもの」たちのやり取りに心がじんわりと温かくなる。
切なさを感じる美しいグラフィック
「失くしもの」によって姿を変える駅の雰囲気がとてもいい。本当にこの世界のどこかにあると思う。加えて、窓から入る夕暮れのオレンジがとっても綺麗で、切なさを感じる。
みんなが帰った後の公園みたいな、楽しかった時間の終わりを思い起こさせるからかな。この終着駅に来てしまう「失くしもの達」も、そんな気持ちなのかもしれない。
ゲームの流れ
前作は少しレトロな雰囲気だったけど、今回は割と現代風な感じ。「失くしもの」達へのアプローチも少し違うような気がする。
あら~、こっちのキャラクターも可愛いですのう。どこか儚さを感じさせるタッチがゲームにすごく合ってます。
謎は気持ちよく解ける丁度いい難度で、難しすぎて雰囲気を壊すような事がない。じっくりとストーリーを追いかけていられるよ。
個人的に好きだったタッチパネルのギミック。顔認識アプリが出てくるとは、時代が反映されています。
ステージをクリアして探している人のもとに戻ると、その後のエピソードがイラストで語られるよ。ステージによっては直前の選択肢で展開が変わるので、どちらも見てみてほしいな。
「ウセモノターミナル2」序盤攻略のコツ
「ウセモノターミナル2」は世界観とストーリーを楽しむゲームだと思っていて、その為か流れをぶった切るような難解な謎は無い。と言いつつ2度ほどヒントを利用した私ですw
どちらも使用したのはゲームの後半で、前半はアイテムやギミックを見逃していない限りはサクサクと進めるはず。
最初のヒントは広告を見なくても利用できる。それを見ても分からない人は、遠慮なく使ってしまって、ウセモノターミナル2の世界こそをどっぷり味わってもらいたい。