Bendy and the Ink Machine(ベンディ)

Bendy and the Ink Machine(ベンディ)

パブリッシャー Joey Drew Studios

ジャンル 3Dアクションゲーム

価格 Android:840円 iOS:10円

夢の国など存在しない、あるのは絶望だけだ。ディズ〇ー風キャラが怪物として襲い来る3Dサバイバルアクション

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Bendy and the Ink Machineレビュー画面

黒とセピアが調和したレトロ世界。

愛すべきアニメキャラが、怪物として襲い来る恐怖。

「Bendy and the Ink Machine(ベンディ・アンド・ザ・インク・マシン)」は、カートゥーンアニメのキャラクターが実体化するサバイバル系ホラーアクションゲームのスマホ版だ。

元アニメーターである主人公ヘンリーは、友人の誘いを受けて30年振りにスタジオへ訪れるが、内部は黒いインクの化物が徘徊する異世界と化していた。

80年以上前の白黒ディズ〇ーアニメを想起させるユニークな世界観と、ストーリーが進む度に大きな追加要素の加わるゲーム性が見所である。

得体の知れない設定や、探索メインのホラーゲームに惹かれた人は是非チェックしてみてほしい。

オーソドックスなアクション方式

Bendy and the Ink Machineレビュー画面

部屋の中ではインクが不自然に流れ続けている。

主人公は画面左にあるスティックを倒すことで移動し、右側をスワイプすることで視点カメラを操れる。

右下のボタンではジャンプや調べるアクションが可能で、物語が進むとできる種類も増えていく。

ダメージを受けると視界が黒く染まるが、一定時間敵から逃げたりスープ缶を取ったりすれば回復可能だ。

アイテムを探索しながらパズルも攻略

Bendy and the Ink Machineレビュー画面

荒れ果てたスタジオを歩き回り、アイテムを探そう。

道中には様々な謎解きギミックが用意されており、主人公の行く手を阻む。

隠された音声テープの内容からヒントを探って楽器を演奏するなど、探索とパズルの性質を併せ持つことも。

キーアイテムの場所は毎回ランダムかつ分かりにくいので、何度も部屋を往復して探し抜こう。

「Bendy and the Ink Machine」は独特な雰囲気とエンタメ性が魅力!

Bendy and the Ink Machineレビュー画面

謎も徐々に解明するので、世界観ごと変わったと感じる時も。

本作のPC版はチャプター1からチャプター5まで、約一年を掛けて順次リリースされていった来歴を持つ。

そのせいか章が切り替わると大きな要素が追加されるのが特徴的で、時にはゲーム性にまで影響を及ぼすほど。

序盤は静的な雰囲気ゲーかと思っていたら、徐々にアクションの激しいサバイバル風になり、やがては隠れて逃げるステルスホラーと化すのだ。

最初はあまりの違いに戸惑ってしまったが内容的にはどれも良質で、気付けば順応して楽しんでいる自分がいた。

ゲームプレイにも多様性や起伏があり、ブキミな世界観を色んな形で堪能できるのが良かった!

ベンディという底知れない存在

Bendy and the Ink Machineレビュー画面

彼らの正体は一体何なのか……。

ベンディは一介のアニメキャラに過ぎなかったが、インクで実体化したことにより悪魔的な力で襲ってくる。

これは彼の意思なのか、なぜ実体化したのか。現実と虚構が曖昧になってドロドロとした謎が交錯するストーリーも見逃せない。

あとはもう、可愛いキャラクターが命を得て襲ってくるシチュエーションがシンプルに怖いよね。

ディズ〇ーのミ〇キーやグーフ〇ーを強く連想させるデザインで、親しみやすさの中に狂気があって最高だった。

ゲームの流れ

Bendy and the Ink Machineレビュー画面

アニメスタジオは最初から異様な雰囲気に包まれており、探索するだけで嫌な汗が出てくる。

最初は見た目がカワイイから余裕だと思っていたが、立体的な音響を絡めた演出周りがバツグンで凄くホラーしていた。

Bendy and the Ink Machineレビュー画面

様々な場所に現れるベンディの看板にも注目。視界に入る度に体が反応してしまう。

本作では一貫して恐怖の対象となっており、元来の愛らしさすら不気味だと思えてくる。

Bendy and the Ink Machineレビュー画面

スタジオには多様なアイテムが隠されていて、回復用のベーコンスープもその一つ。

序盤に必要となるインクマシーン用の塗料は、ビンに入っていて別物なので注意。

Bendy and the Ink Machineレビュー画面

セーブポイントもあることはあるが、死んだとしてもリスポーン地点から気楽にやり直せる。

生き返る時の演出がまた秀逸で、主人公もまともな存在なのかと疑問を抱いてしまうような奥深さがあるね。

Bendy and the Ink Machineレビュー画面

黒い視界の向こうに見える、凶悪なインクの化物の正体とは……?

後はアナタの目で確かめてくれ!(お約束)

「Bendy and the Ink Machine」序盤攻略のコツ

Bendy and the Ink Machineレビュー画面

この文章がヒントと分かっても、内容はランダムなので自分で解かないといけない。

英語に自信のない人は、大人しく詳細な攻略チャートが載っているサイトを探した方がいい。

本作はマップが未実装だから迷ってしまうことが多く、目的も分からず遊んでいたら時間を浪費してしまう。

多少のネタバレはあるだろうがアイテム出現位置はランダムだし、見たあとでも自力で遊んでいる感は十分あった。

アイテムのルールを把握して効率的に探索

Bendy and the Ink Machineレビュー画面

見慣れないオブジェクトは後から使えるようになる場合もあるぞ。

序盤はアイテム探しを中心に進んでいく。何を探せばいいのかのヒントは左上のポーズメニューから得られるぞ。

調べられるオブジェクトは近付くと光るので、逆に光らないものは背景だと判断していい(後半は例外も増えるが)。

配置はなかなかに嫌らしく、壊せる看板の裏や物陰に隠れていることが多いので隅から隅まで探そう。