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ドット絵、トラウマ、理不尽。「MOTHER」感溢れる奇妙なRPG
『ゆめにっき』はとても暗い雰囲気の、夢の中(という設定)の世界を歩き回るRPG(って言っていいのだろうか)。
本作は2004年に発表され、ストーリーも目的もないが、奇怪な世界、不気味かつポップなドット絵とキャラクターが動画投稿サイトで爆発的人気を獲得した。
そして2018年。ついにスマホ版が登場。価格は360円。まだバグも多いのだがスマホで「ゆめにっき」ができる日が来るなんて。即買いしたのでレビューをお届けする。
RPGツクール史上最大の問題作
本作は謎が多く、というか謎しかなく、リリースされて10年以上が経った今でもなお様々な考察がされている。
マザー2の「ムーンサイド」や「LSD」を引き合いに出される、悪夢を演出した不気味な視覚表現はもはやアートにすら思える。
実際、これはRPGでもアドベンチャーでもない、想像力と独特極まりないジャンルだ。リメイクとも言える3D版もリリースされたとか。怖くてまだやってねえー。
『ゆめにっき』の特徴は悪夢的な精神世界描写の数々
本作の悪夢的なゲームデザインや、説明や戦闘、物語や目的すら排した、プレイヤーの想像力に委ねた冒険には、精神世界の奥に没入していくかのような、あらがえない魅力がある。
「Strange Telephone」など、ゆめにっきの影響を受けたゲームも多い。そして何よりドット絵のキャラたちの魅力といったら。
だがしかし、現状スマホ版はオススメできない。
「ゆめにっき」がスマホで楽しめる。その偉業をまずは感謝したい。360円の課金も愛ゆえに即決余裕でした。
だが、現状バグがひどい。ほっぺたをつねる(起きる。リレミト的効果)するとフリーズする始末。操作性もタッチ移動とパッド操作に対応しているが、ボタンが邪魔をして移動しづらい。
透明度などを調節すればもっと世界観を邪魔しなかったのに。切なくなってしまった。
現状はブラウザ版で遊んだ方が良い。アップデートに期待して待っている。ファンだから。頼むぜ。
ゲームの流れ
自室。セーブする時は机。夢の世界に行くときはベッドに寝てからドアをあけよう。
ちなみにテレビをつけるとミニゲームNASUもできるよ。
奇怪としか言いようがない悪夢への扉。
攻略のコツを書けないくらい広大な世界が君を待っている。
なんだろ、このエグい感じ。作者の脳内なのか。地獄よりも気持ち悪い。
でもどこか美しい。だから心を引きつけてやまないのかも。
エフェクトで変身をして様々な効果がある。その時1や3や5を押すと使用することができる。
扉の部屋に戻ったり速度があがったりと便利なものも多く、これを集めていくのが序盤の目的となる。
現状頻出するバグ。なんと頬をつねる(リレミト)でもフリーズ。セーブ不能!
なんとかしてくれカドカワッ!アプデはよ!
『ゆめにっき』攻略のコツ
序盤で自転車を手に入れよう
最下段の紫の扉で自転車を入手できる。移動速度が早くなるのでオススメだ。まっすぐ左へ進むと、自転車のオブジェがあるぞ。
後はみんなさまよってくれ。それこそが本質だ。
ゆめのせかいで いろいろてにいれておきて
またゆめのなかへエンディングまで行けるといいね。
アップデートも早くくるといいね。