Alone in Dark(アローン イン ダーク)

Alone in Dark(アローン イン ダーク)

パブリッシャー mur software

ジャンル 3Dアクションアドベンチャーゲーム

「夜廻」好きに刺さるフリーホラーゲーム。鬱然たる暗き森を少女が1人を歩き続けた先には……?

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※このゲームは配信が終了したかURLが変わっています。

Alone in Dark レビュー

▲一目見た時から惹かれるモノがあった。

少女が1人、どこまでも続く闇を征く。

『Alone in Dark(アローン イン ダーク)』は、体が白く光っている幼き少女を操作して森からの脱出を目指すアクションアドベンチャー。

辺りは一面の闇に包まれており、まるでシルエットのような世界となっている。僅かな灯りを頼りに暗黒の中を突き進もう。

「夜廻」や「ゆめにっき」のようにブキミな世界を彷徨うホラー作品が好きな人には遊んでほしい雰囲気ゲーとなっているぞ。

シンプルな操作で謎の亡者から逃げ延びよ

Alone in Dark レビュー

▲フィールドには様々な物体が乱雑に配置されている。

表示されるボタンは移動用のスティックだけで、基本的には歩くことしか出来ない。一応「ジャンプ」も可能だが。

画面を進んでいくと「黒い影」が現れ、少女を執拗に追ってくる。大体待ち伏せされるので抜き去る必要がある。

もし捕まってしまうとゲームオーバー。全ての要素がリセットされて最初からやり直しになるけどワンプレイが短いので問題ない。

光を集めると良いことが……?

Alone in Dark レビュー

▲光を取るとポワンとしたエフェクトが。車の裏とか見えない場所にも。

道中にはアイテム「光」が落ちていて最大21個まで拾える。

序盤はカンタンに見付けられるのだが終盤ほど難しくなり、物陰なども念入りに探さないと見逃してしまう。

集める意味は知らされないし、どこで使うのかも一切分からない。最後の瞬間が訪れるまでは……。

『Alone in Dark』は実態のない謎がプレイヤーの心理を揺さぶってくる

Alone in Dark レビュー

▲どこまでも不透明な設定が一番ブキミ。

本作にはタイトルシーンを除いて文字が存在しない。つまり情報は画面に映し出された世界から読み取る必要がある。

材料はいくつかあって、壊れた戦車や戦闘機・怪音波を傍受するラジオ塔・神社に打ち上がった船などなど謎だらけの場所がいっぱい。

そもそも何故少女は1人で、光って、周りに誰もいないのかという疑問が根底にあり、謎を解きたいがためにイマジネーションを働かせてしまうのだ。

整った作品には無い開拓するオモシロさ

Alone in Dark レビュー

▲ありそうであまり見ないタイプという希少性。

「青鬼」「恐怖の森」などをはじめとして、PCフリーゲーム界を牽引してきたインディーズホラーは多い。本作もそれらの名作と似通った魅力を感じる。

一貫したコンセプト、秀逸なアイディア、絶妙なチープさが混ざり合っての化学反応。企業作じゃできない味わいだ。

一部は「適当な部分も考察材料になるだろ」って手抜きがあるかもだけど、不完全な状態こそベストという現象が起こり得るのも面白いね。

ラストシーンで少女は救われるのか?

Alone in Dark レビュー

▲禁忌の箱に触れてしまうか……?

呼び出し音が鳴り渡る公衆電話ボックスにたどり着くと、通話内容を聞いた瞬間にエンディングを迎える。

「光」アイテムが少ない状態だとアッサリ終わるのだけど、もっとを集めていたら? MAX状態でクリアしたら結末も変わるのか?

何が起こるか分からない恐怖、知りたいという好奇心。その狭間のドキドキ感こそホラーの真骨頂だと思うんだ。

ゲームの流れ

Alone in Dark レビュー

木々が生い茂る古びた公道に、光り輝く少女が1人。終わりを求めて進んでいく。

タイトルはフランス発のサバイバルホラー「アローン・イン・ザ・ダーク」と似ているけど、あまり関係ないかも。

どちらかというとワード検索でHITした壁紙とかの方がイメージは近かった。訳すと「暗闇の中で一人ぼっち」だ。

Alone in Dark レビュー

自分でカメラは動かせないが横スクロールや奥スクロールになったりと自由に動き回れる。

シチュエーション的にも新作ゆめにっきの「YUMENIKKI -DREAM DIARY-」と似ているかもね。

Alone in Dark レビュー

アイテム集めは一種類だけだしひたすら歩くだけになるけど、道中の期待感が止むことはない。

オブジェクトの配置や構成のセンスが良くて、画面に謎の引力があるんだよね。こういう魅力1つだけで十分遊ぶ価値ある。

Alone in Dark レビュー

軍事関係のオブジェクトが多く存在し、過去に何かあったのだろうかと推察してしまう。

ちなみにこのオブジェクトはジャンプで登ることができ、画面の向こう側へ行ける。

オススメはしないがこういうバグ技みたいなのに興奮するってもんだ。決してオススメはしないが……。

Alone in Dark レビュー

黒い影の正体についてもモザイクで伏せておく。ボリュームは多くないので1つ1つの謎を楽しんでほしい。

後はアナタの目で確かめてくれ!(お約束)

『Alone in Dark』序盤攻略のコツ

Alone in Dark レビュー

▲移動だけワザワザ教えてくれるのがニクい。

最初に「移動できるよ」って教えられるけど、実はもう1つ「ジャンプ」アクションを最初から使える。

移動用のスティックはUIとして表示されるがジャンプは一切見えず、気付かぬまま進めちゃう人も多いだろうから存在だけ教えるね。

詳しい方法は言えないけど、スマホをコントローラーに見立てて配管工のオヤジを跳ねさせるつもりで動かせば自然と見付かるハズ。

敵の性質を理解して攻略を有利に

Alone in Dark レビュー

▲逃げるときはスティックを絶対はなbさないように。

黒い影は一定以上の距離を引き離すと追ってこなくなる。移動速度はこちらの方が若干速いから直線ガン逃げなら有利。

逆側に行きたいときは一旦道路の端へと引き付け、逆側へ大きく回り込むように追い抜かすべし。

ちなみに広い場所だと索敵スポットに入らなければ出現しないので、来そうと感じたら端を歩くなど工夫してみよう。

スマホ画面の明るさを調整するのも手だ。見えなかったオブジェクトにぶつかって動けず死ぬのはゴメンだからね。

ステージ終盤の難所はジャンプで切り抜けろ

Alone in Dark レビュー

▲見づらいけど右側にいるよ。

崩壊した道路橋は右側に2体の黒影が出現するステージ。進行方向も右なので必然的に追い回される。

通常ルートだと上から回り込んで鉢合わせになるのだけど、前述したジャンプが出来るのなら一気にヌルゲーへ変化。

真ん中を区切る段差を跳び越えれば敵は追ってこれないので容易く逃げられる。一旦下の方までおびき寄せればより確実だ。