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プレイヤーの人生を復活させるドラクエ風ミニゲーム
「キミへの復活の呪文」はドラクエっぽさ全開のレトロRPG。大切な事を先にいっておくとぱふぱふ&毒のあるコメントあり。
すぎやまこういちっぽさ抜群のファミコン風8bitサウンドとドット絵が炸裂。そして教会の神父のメニューはまんまドラクエだ。
プレイヤーは、元気付けるふっかつのじゅもんを暗記し、入力することでレベルを上げ、アイテムを集めていく。社会の歯車として戦っていくのだ。
懐かしさこみ上げる雰囲気。呪文を入力し、明日への活力をゲットせよ
平成生まれの皆さんに説明しておくと、復活の呪文とは、「ドラゴンクエスト」シリーズにおいてセーブが導入される以前のファミコン版「ドラクエ1」「ドラクエ2」で採用されていたパスワードによるコンティニュー方式である。
特に2では50文字以上入力する必要もあり、メモミスをした多くのプレイヤーのセーブデータが消滅していったであろう。
本作はその復活の呪文を入力するだけのミニゲームである。だが、ランダムな文字列ではなく、現実という厳しいクソゲーを生きる勇者たちへの熱い言葉に満ちていた。
「キミへの復活の呪文」の魅力は現在社会を生きる者達への優しいエール
「あれからあなたは、たくさんのことを覚えてきました。
しかし、あなたは今も人生のラスボスと闘っています。」
このアプリ説明を読んでて、こみ上げるものがあった。人生はセーブもコンティニューもできない、理不尽で不平等なRPGなのかもしれないと。
本作はそんなこの世を生きる、働く大人達に対しての熱い声援のように思えたのだった。クソゲーか神ゲーかを決めるのは自分自身なのかもしれない。きっとまだ、遅くない。
毒気のあるコメントや下ネタも満載
現実を生きてきた大人向けのゲームだ。「ぱふぱふ」からは下ネタを、「どくのちりょう」からは嫌なやつへの思いを入力できる。
意外とスカッとしてる自分に驚く。言葉の力だ。文字列は自己啓発本っぽくもあるし、どうでもいいセリフもあって遊び心が効いている。
サラリーマンのアイテムや知識を図鑑で集める収集要素もユニーク。懐古厨と呼ばれてもいい。俺は生きるチカラをこのゲームから貰うぜ。
ゲームの流れ
本名プレイをオススメするよ。
僕らだって現代というRPGを生きてるからね。勇者でも魔王でもないかもしれんけど。
RPG風のフィールド移動画面。とはいえ移動はオート。ただの演出。
グラフィックこそフリー素材っぽいけど、おんがくはすぎやまこういち先生っぽさある。
メニューごとに入力する雰囲気が変わる。
せっかくだから、俺はエロを隠さずぱふぱふを選ぶぜ。
本当のふっかつのじゅもんにはカタカナ入力はなかったけど、そんなツッコミは野暮といったものか。
しかし、小さいアイウエオの入力方法がわからない。誰か教えてくれ。
お気づきだろうか?主人公のドット絵が勇者じゃなく、サラリーマン風の背広をきている青年であることに。
もしかして、働いて生きる大人っていうのは、誰もが勇者、なのかもしれないよな。
「キミへの復活の呪文」序盤攻略のコツ
基本的には文字を打ち込むだけなので難しいことは何もない。ひらがなとカタカナは区別される模様。句読点は勝手に入力してくれる。
厳密にはRPGでは全然ないが、育成と収集要素があるうえに何よりなんかコンセプトが泣けるので大人になったかつてのゲーム少年達はぜひプレイしていただきたい。
文章は丸暗記して打つべし打つべし
基本的に文章を覚えて入力するだけだ。ズルいかもしれないが、記憶力に自信がない人はケータイのスクショ機能でも使っておくれ。
あとは誤字脱字に注意。飽きないペースでのんびりレベルをあげよう。間違えた箇所が表示される優しい仕様になってるから大丈夫だ。しかし小さいアイウエオどうやって打つの?誰か教えて泣(完)