余命100歩

余命100歩

パブリッシャー ドラねこ

ジャンル RPG

価格 基本プレイ無料

一歩づつを噛み締める、小さなマップでの大冒険!歩く度に「老化」しながら魔王を討伐する人生タイムアタックRPG

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余命100歩 レビュー

▲このマップ上に無数の要素が詰まっている。

全ての行動は“寿命を消費”して行われる、命短しRPG。

『余命100歩』は、RPGツクールMVによる個人開発のインディーズRPG。

魔王の呪いにより「100マス進むと老衰で死ぬ」という体質になった勇者。

25歩ごとに少年→青年→中年→老人と恐るべきスピードで衰える中、キミは見事世界を救えるのか。

すぐ終わりそうだが中身はやり込み要素タップリで、何十回と遊んでしまう良作となっているぞ!

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限られた時間=歩数で何を成し遂げられるか

余命100歩 レビュー

▲タッチ・パッド操作のどちらでも可能。

最終目標は「魔王を倒す」ことであり、一般的なRPGと同じように装備やアイテムを集め。仲間を増やしていく。

ただし1歩の重みが段違いなので普段のマップ移動だろうと計画的に行わないとスグ死ぬ。安易に動けないのが大きな特徴だ。

バトルは王道なターン制コマンド式だけど、脳死レベル上げでのゴリ押しは出来ないからギリギリな戦いが多くなるだろう。

実質ゲームオーバー無しの輪廻転生システム

余命100歩 レビュー

▲基本的にアイテムはその寿命内のみ。

戦闘で負けても死なないけど歩数が尽きての老衰は逃れられぬ終焉。強制的に「天界」へとワープさせられる。

手にした装備やレベルは引き継げないが、全部売り払って得た「ソウルポイント」によって死んでも失わない便利アイテムと交換可能に。

他にも「攻略ヒント」や「追加ボス」があり、知識も合わせて次回以降のプレイを有利にできる周回前提のゲーム性なのだ。

『余命100歩』は気楽に試行錯誤しながらイベントを掘るのが幸せ!

余命100歩 レビュー

酒場の全員に話しかけたら寿命の4分の1を消費していたり、実際に遊ぶと100歩という制限はマジで短い。何も出来ずに終わるのもザラ。

しかし「フラグ」は無数に用意されており、子供にだけ見える妖精や大人になったら入れるムフ~ンな場所とか。年代も含めて管理するのがタイヘンだ。

手短に済む範囲で高額なクエストを達成したりと必要なイベントを取り捨て、限られた歩数の中での最も効果的な攻略プランを練り上げていく。

「勇者30」は常に忙しかったが、こちらはジックリ考える時間もあるので真綿のように苦しくなるのが乙。「人生の消費の仕方」というサブテーマにも注目してほしい。

一歩たりともミスりたくない緊張感

余命100歩 レビュー

無駄歩数を減らすべく常に最短ルートを考えるのでパズルや探索アドベンチャーのような感覚で遊べるのも中々新鮮だね。

村からワールドマップへ出る方向によってマップ開始位置が変わって歩数節約できたりと、ギミックを利用した短縮テクを使えるのも醍醐味の1つ。

狭いマップ上にイベントやオブジェクトが凝縮されているのもドットグラならではの良さ。探索パートを一段と充実させているのだ。

クリアまでも、クリア後もお楽しみが豊富

余命100歩 レビュー

攻略手順は言うまでもなく大量のルートに分かれていて、何からどう進めるか大いに悩むような自由度を誇っている。

レアモンスター討伐最強装備のコレクションなどの必須じゃない遊び幅もイッパイ。一度のプレイでどこまで制覇できるか挑戦するのもアリだ。

さらに魔王を倒しても終わりじゃあない。「若返るクスリ」や「寿命999歩固定」といった隠し要素があるので極めてみよう。

ゲームの流れ

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マップ画面。いつもの家宅捜索も命懸けなスケールだから困る。

村を周り切るのも1、2回寿命を使い切るくらいなので序盤はゆったりとゲームに慣れていこう。

余命100歩 レビュー

バトル画面。最初は一人だがイベント達成などで仲間が加わり有利に立ち回れる。

基本的にHP&MP回復手段はアイテム頼りなので、どれだけ効率的にお金と経験値を稼ぐかがポイント。

味方を「老化」させたりとユニークな敵も多いので注意が必要だ。

余命100歩 レビュー

主人公のステータス。体の成長によって能力値が異なる。

装備できるアイテムも種類が増えたり、子供専用のは付けれなくなったりも。

老人になって初めて開放される場所があったりしてルートを構築するのが歯応えアリ。

余命100歩 レビュー

クエスト画面。マップ上のモンスターは何度でも倒せるがお金を直接ドロップしないので依頼達成を狙う。

イベントボスなら多くの素材が貰えたりするので闇雲にマップのザコ敵を狩るのは悪手だ。

まずは村入口近くの看板前にいる男から「重要アイテム」を貰おう。次回以降も使える。

余命100歩 レビュー

公式いわく推定プレイ時間は100分らしいが、実際はもっともぉっと遊べるボリュームになってるぞ!

この先はアナタの手でプレイしてみてくれ!(お約束)

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『余命100歩』序盤攻略のコツ。

余命100歩 レビュー

RPGアツマールの仕様上セーブをしないで終わるとデータが消えることがあるので注意。何かイベントが起きそうな場面でも頻繁にセーブだ。

タッチ式でも遊べるけどダブルタップによるメニュー・キャンセル操作はミスって余計な歩数になりがちだから非推薦。

設定はフルスク解除でのバーチャルパッド移動・コメントOffにするのがオススメだ。危ういシーンだけでもいいからパッドでね。

戦わずともラクに稼げるスポットを探そう

余命100歩 レビュー

「ソウルポイント」による優待効果よりも攻略プラン=知識が重要なので、序盤は各地のイベントを把握する感覚で遊ぶと良い。

とはいえ下積みも大事。少年時代の森妖精→宝箱ムーブして楽に2000Gを確保しつつ、洞窟ダンジョン右の宝箱あたりから拾うとスムーズに稼げる。

あとはついでに稼げるよう依頼クエストを適時見つけ出そう。意外とお金は稼がなくてもバトルに勝てたりするんだけどね。

重要アイテムは天界から早めに購入したい

余命100歩 レビュー

5ポイントで買える「前世の意思」は必ず入手しておきたい。転生しても永久的に使えるステータスUPアクセだ。

「攻略ヒント」系はチョー有用だし最優先にしてもオッケー。メッセージが表示されるだけなので事前にセーブしてから一度聞いた後は……?