コルヌ・コピア ―不思議の住む街―
Sous le Paulownia
ビジュアルノベル・サウンドノベル
基本プレイ無料
絵柄と物語に惚れる。異国の街で「ふしぎけもの」達が織りなすちょっとふしぎなノベルアドベンチャー。ダウンロード(Android) ダウンロード(iPhone)
幻想的な物語と、魅力的なキャラクターたち
「コルヌ・コピア ―不思議の住む街」はフランスを舞台にしたビジュアルノベル。
絵本作家を志す留学生と、人の姿をした幻獣「ふしぎけもの」達が織りなすハートウォーミングな物語だ。
特別なようでそうでもない、ほんの少しの「ふしぎ」の物語
フランスの美術学校へ留学して半年。貯金も住居も失ってしまった日本人の留学生コウタは、角の生えた女の子と、獣の耳を持つ男の子と出会う。
不思議な二人組と共に列車に揺られて辿り着いた街、コルヌ・コピアで、コウタはそこに住む「ふしぎけもの」の存在を識ることになる——。
ケモミミがかわいらしい「ふしぎけもの」たち
恋愛がメインではないが、キャラクターたちの表情とイラストは活き活きと変化していく。また、少しずつ謎が明かされていくストーリーテリングも絶妙だ。
プロローグ版ということで、プレイ時間は2時間程度だがその雰囲気と世界観を味わうにはボリュームは十分だ。
「コルヌ・コピア-不思議の住む街-」の特徴は幻想的なビジュアルやBGMと操作性のよさ
本作の写真を加工した背景は非常に美しく、幻想的なストーリーに暖かみと、少しの寂寥感を与える。強い求心力がある。
そして、とにかくキャラたちが魅力的。どのキャラも活き活きとしている。正式リリースされたら絶対続きをやってしまう。
グラフィックとBGMが非常に秀逸
ボイスこそないが、絵の差分が多く、キャラクターの魅力を際立てている。
ファンタジックなBGMもよい。ひときわ印象的で耳につく。クリア後のおまけモードでイベント絵やBGMの鑑賞をしたくなってしまう。
ビジュアルノベルとしての親切な操作性
セーブ・ロード・コンフィグ・バックログ・スキップ・オートモードを実装。チャプターセレクト機能もある。操作性は非常によいと言える。
また、用語辞典機能でシナリオ中にキャラクター達の背景を確認できる機能は嬉しい。少しずつ辞典が埋まっていく過程にカタルシス感じまくりだ。
ゲームの流れ
基本的には選択肢をチョイスするだけなので特に難しい操作はなし。
幾度となく同人ゲーをプレイしてきたほうだと思うが、こんなにも進化したものなのか…。
たくさんの「ふしぎけもの」達が登場する。
ちなみに右のヤンキー風の方はメッチャ家庭的というギャップ萌えなキャラ。
ある日唐突に姿を消したルームメイト、ジャック。
彼を探すことが大きな目的になっていく。
「ふしぎけもの」たちは時には人間の姿ではなく、幻獣に戻る時も。
ヒロイン?のリンちゃんは伝説の霊獣、麒麟に変身する。
個人的にはメッセージの表示速度は早めに設定したほうがストレスがなさそう。
未読もスキップする機能はオンにしないほうがいいと思う。
コルヌ・コピア ―不思議の住む街― 攻略のコツ
基本的には選択肢を選ぶだけだし、既読スキップもあるので全ルートをめぐるのはそこまで難しくないと思う。
どちらかというと、心赴くままプレイできるようになっているのが「プロローグ版」だろう。だが、 男性キャラの個別ルートも存在する、とのこと。選択肢はきちんと見極めてくれ給え。
用語辞典を埋めていくのが楽しい!
本作の魅力の一つに用語辞典がある。オープニングのフランス語からキャラクターなどがストーリーの進展に従って読めるようになっていく。
物語がわからなくなったらここを見直すことでキャラ設定を見直すことができる。これを埋める楽しみもあるので積極的に見直したい。
本編のリリースが楽しみ!
本作のクオリティは無料とは思えないほどだ。煩わしい広告の類もない。
「無料とは思えない」ゲームに我々ができることは、面白さを伝えること、そして面白いと思ったものに正当な対価を払うことである。本編のリリースが待ち遠しい。
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