Playdeads INSIDE(プレイデッド インサイド)
Playdead
2Dアクションアドベンチャーゲーム
基本プレイ無料
ヤバイ、超傑作。「LIMBO」を世に出したPlaydeadの新作。光と命が散るアクション・アドベンチャーダウンロード(Android) ダウンロード(iPhone)
美しくも残酷な2Dパズルアクション
Playdead’s INSIDE(プレイデッド インサイド)は2.5Dアクションアドベンチャー。
ゲーム史に残る名作「LIMBO」を手掛けたチームの新作は、前作に引き続き、薄暗い世界に迷い込んだ少年の冒険を描く。
幻想的なビジュアルが描く、残酷な世界
前作に引き続き薄暗い森からスタートするが、プレイすると「LIMBO」とは別物であることがすぐわかる。色彩もカラーであり、光の明暗の幻想的な演出が残酷さをさらに際立たせる。
謎の組織に追われ、夜を駆け抜ける少年はやがて謎の施設に辿り着く。アーティスティックなビジュアルの中、言葉では語られない衝撃的な展開が繰り広げられる。無慈悲なまでに、命は散る。
シンプルな操作性と、斬新な仕掛けの数々
画面の奥から敵が撃たれる、追いかけられる、という2.5Dと呼ぶべき立体的な演出もありつつも、操作性は「マリオ」的な2Dアクションそのものであり、シンプルかつストレスがない。
数多くの謎解きも、理不尽な仕掛けなどなく、ステージにあるオブジェクトをすべて使い切るものとなっている。理不尽なのはゲームではなく描かれている物語である。
Playdead’s INSIDE(プレイデッド インサイド)の特徴は美しくダークな世界と秀逸なゲームバランス
芸術的なまでに美しいビジュアルで描かれる少年の逃走劇はもはや一流の映画のようだ。
本作はSteamやPS4でも発売されているが、完成度と美しい世界観が高い評価を受け、2016年、最も高いメディアスコアを獲得したタイトルとも言われている。知らずして終われるか、2017年。
「死」を強く意識させるゲームバランスが秀逸
ギリギリでクリアできるゲームバランスが何より素晴らしい。これにより、プレイヤーは追い詰められていく少年の息苦しさを見事に体感する。(とはいえ「LIMBO」よりは謎解きは簡単だ)
製作者は意図的に、少年が何度もゲームオーバーになって死ぬこと、死体を使って謎を解くことなど「死」を軽薄に描いている。
その先の向こうに何があるか知ってほしい。本作はもはや「遊ぶ」のではなく「体験する」コンテンツだ。
多くを語らない、想像力に委ねた物語
残酷なトラップ、容赦ない敵、心を無くした人間たち、奇妙な出来事のすべてに「何故」を問いかけてもおそらく返答は最後まで帰ってこないだろう。
多くの謎は、ゲームをクリアしてもなお回答はなく、考察の余地が残されている。そしてエンディングは分岐する。何度でも遊びたくなるほどに想像力を刺激する名作だ。
ゲームの流れ
仄暗い森を少年はただ走る。操作は画面のどこをタッチしても左右に移動でき、上をフリックすることでジャンプする。
画面奥からトラックに狙撃されたり追いかけられる。
必ず見つかる展開も多く、知恵とタイミングで危機を脱する必要がある。
警備員、犬、豚。
容赦ない追撃が少年を待ち受ける。少年は「LIMBO」より若干頭身もあがりタフに。
ワイヤーにぶら下がるお馴染みの挙動も健在。
無料版でもたっぷ〜り楽しめるぜ。
Playdead’s INSIDE(プレイデッド インサイド)攻略のコツ
例え豚でも、死体でも、すべてを活用してでも少年は逃げ続ける。応用とヒラメキで謎に満ちた世界を走破しよう。
ちなみに、プレイにはiOS11へのアップデートが必要であり、有料版は840円。ただ、これはもう確実に値段以上の価値があると叫ばざるを得ない。ちなPCやPS4版は2000円前後。
隠された実績をすべて探してみよう。
「LIMBO」と同じく、少年の手段は移動とジャンプとぶらさがり、押し引きのみ。
序盤の森では、謎解きよりもギリギリのタイミングでの移動が要求される。ダメだと思ってもなんとか生存できるので諦めずに何度も死のう。
ネタバレを見ずにこの世界を堪能せよ
正直、この手のゲームを打ち込むと「playdead inside 攻略」などと表示され、攻略サイトもプレイ動画も山のように出てくる。
ネタバレを見ないでラストまで辿り着く、それが最も面白く、でも難しい。しかし、正直このゲーム、途中まででやめるなんて勿体なさすぎると思う。