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製作者の精神状態が気になる…五臓六腑に沁み渡る狂気の幕開けだ!
『妖怪惑星クラリス』はプレイヤーの精神ポイントをゴリゴリ削る狂気のMMORPG。
訪れた惑星は人智を凌駕した異形の妖怪どもがひしめき合っているのだが、彼らの名前やしゃべる言葉はどこかネットで目にしたものばかり。
とてもいい大人達が作ったとは思えない世界観だが、MMOのツボはしっかり抑えているニクい仕様となっている。
一言で表すならネット民が全力でふざけた作風
読者公募でキャラクターの命名をする漫画が多かった時代。
良識な大人達が検閲をする、公序良俗に反しない健全なルールが敷かれていた。
『妖怪惑星クラリス』は違う。
Twitterで得票の多かった「珍ポンデリング」を採用し、そのままゲームに実装してしまったのだ。
決して略してはいけない名称だが、物語中ダイレクトに叫ぶ場面があった。
つまり、そういうゲームである。
ストライクゾーンを逸脱したキャラクターと舞台
モンスターはクトゥルフ神話も真っ青の造形で、SAN値が減る間も無く腹が捩れてしまう。
すごくリアルな果実を模した大量のオブジェクトは食欲減退を誘い、無駄に優雅なBGMが緊張感を弛緩させる。
まさしくオンリーワンなアプリだ。
妖怪惑星クラリスの魅力は闇鍋的な楽しみ方ができるところ
あらゆるアプリを遊んだ人でも、恐らく『妖怪惑星クラリス』を既存のゲームに例えることは難しい。
ストーリーの展開は無言で崖に突き落とされるくらい唐突だし、クエスト受注キャラクターに当たり判定はないし、妖怪がフルボイスなのに全然嬉しくないし。
だが、こうした発見の一つ一つが喜びとなっているのは間違いなく、事実何かネタがあるんじゃないかと隅々まで突いてしまうのだ。
独特すぎる戦闘システムとUI
システムも世界観に負けず劣らず独特。
上下に分かれたコマンドパネルを駆使して攻撃を選択するのだが、これがかなり煩雑でわかりにくい。
これだけだとダメダメな仕様なのだが、一時停止ボタンで熟考できるよう配慮されているあたり掌の上で踊らされているのが明白で悔しい。
絵師も本気、声優も本気、だから面白い
小学生の描いた落書きや叫び声にも似た合唱を芸術とは言い難い。
それは彼らが「遊びと真面目」の両立を学習している過程にあるからだ。
では大人達が本気で落書きをして、腹の底から歌えばどうなるのか。
そこに技術はなくとも、熱いハートが伝わってくる。
このアプリから学ぶ部分は多い、多分気のせいだろうけど。
ゲームの流れ
左腕を振り上げて血流に逆らい続ける人魚からクエストを受注できる。
ちなみにデフォルトネームが「ステータスで名前変更」で、プロローグ中もそう呼ばれる。
セクシャルマイノリティを受け入れる運動が活発な現代社会を象徴したクエスト目標の名前。
こういうキャラを作ってはいけない、という後世への戒めでもある。
エンカウントフィールドには平然とNPCが立っていて、会話中に戦闘が始まることもあった。
それは良しとして会話の内容に前後はなく、ホラーである。
可愛いキャラもいるじゃないか!
この際名前には目を瞑って、ガチャを回すしかない!
お前じゃない、お前じゃないよぉぉおおっ!
何でCVがあるんだコイツ!
上が戦闘キャラで下が召喚獣。バランスよく構成するか、属性を一点にまとめるか悩む。
それにしても、僕のカルデアも賑やかになったなぁ…。
ユーザー投稿型のストーリー創作コンテンツがある。
画像にあるのはBAN対象ではなく、運営お墨付きの名作たちだ。
「妖怪惑星クラリス」序盤攻略のコツ
可愛いバラには棘があるもので、例に漏れず『妖怪惑星クラリス』の戦闘システムも尖っている。
シンボルエンカウントのセミオートバトル式で、3人パーティの攻撃コマンドを入れ替え、同色のパネルを並べてコンボを重ねないとダメージは伸びない。
属性相性の概念があり、適正レベル以下では妖怪どもに蹂躙されるのがオチ。
しっかりとした育成とパーティバランスがかなり重要だ。
既視感のない戦闘UIに慣れよう!
勝敗を左右する召喚獣は攻撃した属性によってゲージが溜まり発動できる。
一秒でも気が抜けない拮抗したバトルの最中、すぐにでも選択したいところだが召喚獣コマンドは画面下部に隠れてスワイプしなければ選べない仕組みだ。
チュートリアル後にオート戦闘にして怠けてばかりだと、いざという時に動けない。
防災訓練を思い出したのは僕だけだろうか。
MMOの醍醐味、協力プレイが超重要!
レベル上げ素材の入手方法が限られているため、他のプレイヤーとの連携がゲームをストレスなく遊ぶ上で大切になってくる。
乱入も可能でパーティを組まずに、その場限りの協力プレイも可能だ。
戦闘画面に移行した瞬間他プレイヤーが敵を倒しており、労せずクエストクリアしたのは笑った。