北斗の拳 スマートショック

「北斗の拳 スマートショック」は、人気漫画『北斗の拳』の原作ストーリーを追体験するスワイプ奥義バトルRPGだ。

西暦199X年、地球は核の炎に包まれた。

人類は死に絶えることなく生き続け、暴力がすべてを支配するこの大地で北斗神拳伝承者「ケンシロウ」は無法者を相手に拳を振るう！

メインとなるクエストモードでは原作を再現したストーリーが進み、漫画版のワンシーンや遊技機等で声優を務めたケンシロウ：河本邦弘、ラオウ：玄田哲章、トキ：堀内賢雄、レイ：緑川光（敬称略）など豪華声優陣のボイスが再生される。

バトルはターン制になっていて画面下にあるアイコンをタップして各キャラを攻撃させ、ゲージを溜めると固有の奥義を発動できる。

さらに、特殊技を使うなどして「秘孔」をついた状態することで、「北斗残悔拳」や「刹活孔」といった原作でお馴染みの秘奥義が発動するルールだ。

キャラは強化合成や限界突破、同キャラを合成する伝承システムによって育成し、そうして幾多の強敵（とも）と出会い、拳を交えよう。

パチンコ・パチスロではない「北斗の拳」のスマホゲームはそれだけで珍しいが、なかでも本作は原作のストーリーをアドベンチャーパートでうまく再現している。

物語を進めると原作コミックのカットインが挿入されたり、名シーンや名台詞にボイスが収録されていたりと漫画やアニメを見るような感覚でクエストを攻略できるのは良いね。

バトルシステムについてもタップやフリックで簡単に操作でき、通常時から秘奥義の発動時までキャラがぬるぬる動き、ボイスも再生されるため臨場感があった。

ただ、バトルシーンにおけるケンシロウのモデリングが似ていないうえ、構えがおかしい。なんでブルース・リースタイルじゃないんだろうか。全然かっこ良くない……。

他の主要キャラのモデリングも違和感があり、モヒカン勢の出来は良いのにすごく気になった。

育成システムについても最高レアのURの排出率が低く、同キャラを掛け合わせる伝承システムがあり、ゲームを進めることで手に入る課金通貨「北斗石」の量も少ないのは、育成の行き詰まりを感じた。

まずはミッションメニューである「伝承者のかけら」を進め、条件を満たして各種アイテムや北斗石を得よう。

北斗石は初見のステージクリアでも入手できるので、一定数を集めてレアガチャを引くといい。

本作のキャラレアリティはSR＜SSR＜URの順になっていて、裂や撃や癒といったタイプが設定されている。

なかでも癒タイプは通常攻撃によって毎ターンHPを回復できるため、URなどのレアキャラが出なければ癒タイプのキャラを狙うと序盤のステージクリアに役立つはずだ。