勘違い探し（俺のこと・・・）

「勘違い探し（俺のこと・・・）」は主人公がトラウマとして抱えている過去の「カン違いエピソード」を思い返す…というタップ系育成ゲームだ。

主人公の心臓をタップすると「フキダシゲージ」の上昇がテンポアップ。

「フキダシゲージ」がいっぱいになると表示される心の声をタップすることで、カン違いメーターを高めていくというのがゲームの流れ。

過去に女の子の何気ないそぶりを、「もしかして自分のコト好きなんじゃ…」とカン違いし、はずかしい思いを重ねてきた主人公。そのトラウマを克服し、現在進行中の女の子からの誘いにノることができるのか!?

男性は女性の何気ないそぶりを求愛とカン違いする生物だ！それはもう、民明書房の本にも書かれるレベルで立証された事実…とぼくは思っている！


たとえばコンビニで、キュートな新人女性店員に手を握った上でお釣りを渡されると、「うわー！この娘、オレに惚れてるわ…どうしよう（ドキドキ…）」って思わないか？


「わかるわかる」と思った人、ぜひともこの作品をプレイすべし！　スミのスミまで楽しめるハズだ！

コンビニでお釣り渡される時に手を握られたくらいで「惚れられてる」なんて思うワケないだろ!?　そう冷静にツッコミを入れてしまう人でも、本作は楽しめる。

本作ではステージをクリアすると、アンケートが行われる。ユーザーが、ステージのテーマとなった「カン違い」に対してどれくらい共感したか？集計されるのだ。

たとえば、「電車で席に余裕がある状況で、女の子が自分の隣に座った」みたいなシチュエーションに対して、自分と同じくらい「あるある！」と思った人は何人くらいいるのか集計・表示される。

集計は性別ごとに行われるので、男性・女性・非モテ・リア充を問わず「カン違いあるある」を楽しめるぞ！

男性はこういうことでカン違いしやすいけど、女性はこういうことでカン違いしやすいのかーなんて傾向も分かるのがおもしろい。

本作、ガンガン心臓をタップすればハイテンポにゲームを進めることが可能だ！　おそらく高橋名人の16連射をもってすれば、スターブレインを瞬殺するくらいの勢いでクリアできるハズだ。

だが、そういうプレイの仕方では本作は楽しめない。　高橋名人ゴメン！

本作の場合、育成そのものがおもしろいというより、「こういう勘違い、あるよね！わかる」という「あるある感」の共有がメイン。

なので、攻略を急ぐのではなく、暇つぶしや気分転換などに、1ステージ分プレイし、「あるある」「わかるわかる」…とほくそ笑むのが正しい。

ステージ数が12と、ややボリュームが少ないので、ゆったりとしたペースでプレイした方が楽しめるぞ！