魔女の泉

物語の舞台は人間が神を屠ったファンタジー世界。神と同等の力を持つとされる魔族が人間と交わり「魔女」が生まれ、異質な者として迫害を受けていた。

プレイヤーは人間たちから逃れ、森の中で暮らしている魔女「パイベリー」となり、この世界で100日間を過ごすことになる。

彼女の1日は24時間に分かれていて各種行動をとると時間が過ぎる。

拠点である家では素材を組み合わせてアイテムや魔法を生成でき、パイベリーの能力を上げる「修練」や体力とマナを回復する「睡眠」をとれる。

フィールドやダンジョンでは素材集めや狩り、敵となるモンスターとのバトルが発生し、一部のモンスターは捕獲してペットにすることができる。

特定の行動をとるかフィールドの探索によってメインストーリーが進み、100日が経過したときのパイベリーのステータスやストーリーの進行度に応じて様々なエンディングを迎えよう。

最初は探索範囲が狭くアイテムや魔法の種類も少ないが、パイベリーを鍛えてストーリーを進めるとやれることが増え、いずれかのエンディングを迎えたとしてもその情報を次回のプレイに活かせる。

この手探り感が本作の一番の魅力だ。

エンディングは9種類あり、人間を支配する魔王、ステータスを極限まで上げた最強の魔女、勇者と恋におちるといった結末が用意されている。

また、一部のエンディングを迎えるとその後の世界を冒険できるボーナスコンテンツがあり、非常にやりこみがいのある育成RPGに仕上がっていた。

フィールドでは素材集めとモンスターとのバトル、人間や他の魔女たちとのイベントが発生するが、ストーリーを進めるなら行商人からの依頼を達成していくといい。

敵が強い場合は家で特訓を行うか、ストーリーを進めて「神殿」を見つけ、特訓の精度を高めよう。

バトルにおける攻撃の命中率や行動順は機敏性の値で決まるため、50日を経過するまでに15程度上げておくのがオススメだ。