姫王と最後の騎士団

国の姫君である「アントワーヌ」の名により騎士団の団長を任された主人公は、平和な国に突如として現れたモンスターの脅威に立ち向かっていく。

バトルは奥行きのある細長いフィールドを突き進むかたちになっていてキャラは敵に近づくと自動で攻撃を行う。

プレイヤーはリーダーキャラを操作しつつ仲間モンスターを召喚し、多勢を率いてすべての敵を倒し、フィールドの奥に到達すればステージクリアしていこう。

この通常ルールの他にタワーディフェンス形式で人間やモンスターを召喚し、相手の陣地を破壊する「攻防戦」やキャラとボスモンスターが戦う「ボス戦」など、様々なクエストルールもある。

クエストをクリアすると出撃させたキャラが経験値を得て成長し、初回クリア報酬やミッションの達成報酬として「ガチャチケット」を獲得できる。

それを使って新たなキャラや装備品を手に入れ、自分だけの騎士団を作り上げよう。

とくに、攻防戦では数多くのキャラを出撃させるため、ただ強いキャラだけを育てるゲームとは違い、育成戦略を求められるのが良いね。

人間キャラにはアバター要素があり、クエストをクリアするだけで水着や冒険服などが得られるため、ガチャから排出されたときには真っ裸でも、ある程度までは自由に着替えさせることができる。

グラフィックや演出の質も高く、各ルールで迫力のバトルを体感できるのも魅力的だ。

ただ、近接攻撃の動作がもっさりしているうえ前転回避の無敵時間も短いため、敵から反撃を受けやすい。

ガチャについてもキャラと武器が混同しており、他作品と比べて排出率を絞っている。

うまくレアな人間キャラを引き当てたとしても初期ステータスはそれほど高くなく、スキルも星3などと変わらないので見た目以外は無個性に感じた。

装備品はクエストのクリア報酬や通常ガチャから大量に入手できるため、裸一貫ではあるが人間やモンスターの方が需要は高い。

各キャラは強化合成の素材としても利用できるのだが、攻防戦で複数のユニットを使うためある程度の数は残しておくといい。

また、各クエストには「地形」が設定されていて苦手な地形だとキャラの移動速度や攻撃力が減退してしまう。

水場では水着を着せるなど、その地形に対応した衣装に着替えさせて挑もう。