よろづや勇者商店～あいつ勇者やめるって～

「よろづや勇者商店～あいつ勇者やめるって～」は筆者も毎回楽しんでる「勇者やめるって」シリーズ最新作。
なんと本作は脱出ゲームじゃなくお店経営シミュレーション。
フィールドに出て、素材を集め、研究し、売りさばいていく。
街を散策したり、店を拡張するのはまるでトルネコのようだ。

しかし、ハッピーホッピーハッピー節は健在だ。
いわゆる「勇者もの」の中でも他の追随を許さないセンス。
ドット絵のグラフィック、レトロなBGMだけじゃなく、
会話1つ1つがRPGあるあるを刺激し、懐かしさこみ上げる。
ずるいぜ。

一説によるとシリーズ最大のボリュームだとか。
やべェ！オラ、わくわくしてきたぞ！

こんなに会話一つ一つが面白いゲームっていうのもあまりない。
コドラとゆうしゃのキャラクターがとにかく立っている。
勇者をやめ、ニートになってしまい金がなくなったゆうしゃが町の人達に小馬鹿にされてるのを見てるだけでもニヤニヤしてしまうぜ。
ついつい町の人と会話したくなってしまう。

RPGってこうじゃなきゃね。
RPGじゃないけどね。

素材を合成したアイテムの一つ一つのネーミングやグラフィックだけでも楽しくなってしまう。
時間泥棒の可能性があるわ。

フィールドの移動速度がちょっち遅い気がするけど、これもレトロ風ってことなのかもしれんね。

いやはや、面白いゲームに出会えておれはうれしいぜ。
30超えてもゲームが楽しいって思えて本当よかったぜ。

ゲームの流れはこんな感じだ。

フィールドに出てアイテムを集める。
モンスターと戦うとHPが減るが、モンスターの皮などの素材がゲットできるぜ。
また「ひきょう」というところではもっと効率よく手に入るぞ。
卑怯じゃなく秘境だね。

そして工房で素材を組み合わせて商品を生み出そう。
レシピは街の人と話してみたりすると獲得できるかも。
どうやら採集の途中で隠しレシピがあるっぽい。
勘のまま合成するのもまたおかし。

商品ができたらお店の机に並べて売る。
気分はまるでドラクエ4の第三章。

まあここまでは町の看板娘でも教えてくれるけど、とにかくおもしれーってことだけは主張したいぜ。
あと店のBGMめっちゃいいね。
歌詞つけて歌にでもしよっかな。