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最初に出来る事は火を強めるのみ。
単純な記号表現のみで世界を作るゲームの素晴らしさ!
モノクロの画面に、文字と数値だけが表示される。
下手に豪華なRPGよりも想像力をかきたてるのだから不思議だ。
イベントも簡易な言葉で説明される。
「Wizardry」で表示される、あの独特な文章に似た味わい。
画面こそシンプルだが、臨場感のある音がさらに濃い世界観を作り出している。
文章だけだと油断していたら、突然ノックや足音などの効果音が鳴り響く。
もちろん画面には文字だけしか表示されていないのだが、頭の中ではそこにはない豊かな場面が映し出されている。
ゲームとは記号による表現であり、ゲームにおける想像力の凄さを痛感させられる。
演出はよくできたサウンドノベルでもあり、システム面では物資を集めて生存を図るSLGでもあり、集めた物資をもとに探索に出るRPGでもある。
特徴は、素朴な表現とは裏腹に、奥深い豊かなゲーム性
見よ、これぞRPG!
単純なゲームだと思い込んでいたら手強い反撃にあってしまうぞ。
序盤は物資を少しずつ集めながら、出来る行動を増やしていく。
集めた物資で新たな設備や道具を作ることが出来る。
やはり記号による表現だが、トウモロコシの栽培や養鶏まで行えるのだから驚きだ。
最初はひとつふたつの事しか出来なかったのに、少しずつ出来る選択が増えていくのは楽しい。
しかし出来る行動がやがては驚くほど増え、さらには集めるべき物資も把握できなくなるぐらいに上るので、油断して安易に行動すると後悔してしまうぞ(筆者みたいに・泣)。
そして物資を集め終わったと感じた頃、そろそろクリアだろうかと呑気に構えていたら大間違い。
真のRPGパートはここから始まるのだ。
ローグライクとでも呼ぶべき探索シーンでは、それまで姿の見えなかった主人公が「@」で表示され、暗闇で包まれたフィールドを歩き回る。
いや、もうローグそのままではないか!
確かにジャンルにRPGと銘打たれてはいたが、ここまで本格的なものが始まるとは。
攻略のコツは効率よく物資を集めること!
次第に行動できる範囲が増えていく。
木材を集めていると同行する彼女から提案があり、作れるものが増える。
まずは「荷台」を作って一度に運べる木材を増やそう。
木材を増やせば「わな」と「小屋」を手早く増やせるようになるから効率がいい。
「わな」を増やすとより多くの物資が取れるようになる。
「小屋」を増やすと村の人口が増えてより多くの木こりを雇えるようになる。
物資を集めて施設を作り、商人や作業場から冒険に出るための必要な道具を揃えられるようになる頃には、「埃だらけの小道」へと行けるようになる。
持てる数には制限があるが、用意できるだけの装備を揃えてから出発しよう。
特に「塩漬け肉」は大切な回復手段だから多めに持った方がいい。
旅先で死ぬと、入手した物資を失ってしまう。
命だけは助かるが損することに変わりないので危険だと思ったらすぐに村へと戻ろう。
ゲームの流れ
- 最初は出来る行動も少ない。とにかく木材を集めるべし。
- 同行する彼女とのイベントが時々入る。意味深。
- 時には見知らぬ人が訪れ、選択を迫られる。
- 養鶏、養牛もできる。卵と牛乳を増やせ増やせ~。
- 緊迫する戦闘シーン。攻撃方法は「刺す」とシンプル。