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※このゲームは配信が終了したかURLが変わっています。
極厳修行の成果か空中浮揚してます。完全にあの人です。
世界初(?)宗教育成ゲームアプリ。
製作者は「精子vs卵子」の作者でもあり、ギリギリの作風を好むようだ。
ストーリーはこんな感じ。
小学5年生の桐谷タカシは、同じクラスで占い好きな美少女・斉藤さんに恋していた。
50回告白するも、ことごとくふられてしまう。
しかしあきらめないタカシ。
どうすればいいか聞くが、
斉藤さんは冗談で「神みたいな人」と答える。
「神に一番近いのはたぶん教祖だ!宗教王に、俺はなる!」
脅威の行動力を持つタカシは、次の日には自分の宗教を立ち上げていた。
脅威の才能で次々と信者を増やしていく…。
衝撃のストーリーが特徴
虚ろな信者さんたちがハイパーにホラー。
大地震が起こった頃の話。
もう20年近く前だけど。
画面を擦ると人々を癒し、信者が増え、段々主人公たかし(小5)が教祖になっていく。
課金システムで信者を増やすこともできる。
面白い題材だ。
ただ、笑えない。
心の、感情のどこかでひっかかるものがある。
宗教と政治の話はいつだってタブーになりがちだ。
結論も正解も無い争いを産みがちだからだ。
本作が宗教をもてあそぶものでなく、かつて起こった事件を風化させない一つの試み、であってほしいと願うばかりだ。
宗教をつくろう攻略のコツ
金で信者を買うこともできる。世の中金なのか。
育成ゲームとしては特筆すべきものはない。
15秒で1人虚ろな男女が現れ、タップすることで心の傷を癒やし、信者が増え、教祖を育てることができる。
教祖がレベルアップした時にSNSに共有することで50人(ポイント)分の信者が出現する。
信者は有料課金で買うこともできる。
以上である。
BGMはアイリッシュ風のサウンドで、美しい旋律に洗脳されてしまいそうだ。
真夜中にプレイする場合は気をつけたほうがいいかもしれない。
そして、このゲームをプレイしたら「不謹慎」と憤るだけじゃなく、少しでも「あの事件」について何か考えてくれたら、本作の意義が生まれてくるのではないか。
そう、僕は考えている。
ゲームの流れ
- このアプリはフィクションです。
実在の人物や団体などとは
一切関係ありません。注意書きです。
- このフォント…カラー。なぜか背筋をぞくっとさせる。
- たかしくんはみどりちゃんに50回告白し、50回ふられている。
- みどりちゃんの他愛もない一言で、宗教をつくろうとするたかし。
誰もがきっかけはきっと些末な出来事からはじまっていくのだろう。 - たかしは信者を次々と獲得し、宗教は強大となっていく。
待ち受ける運命を最後まで見なきゃいけないと思った。 - 1990年代。
何もかもが鋭い時代だった。
そして今よりもすべてが許されてしまう時代だった。