霊夢と不思議な蜃気楼

本作は東方プロジェクトの二次創作アプリであり、主人公「霊夢」を操って「実体化する霧」の正体を突き止めるために各地を冒険する物語となっている。

物語を進めるごとに追加される迷宮は、出入りするたびにマップが変化するランダム生成ダンジョン。

画面下にあるパッドや各種ボタンを使って操作し、霊夢が一歩動くと敵も一歩動くターン制になっている。

この他にも、移動するたびに減る満腹度システム、ナナメ歩き、装備アイテム「腕輪」を合成して攻撃力や防御力を強化するなどなど。

シレン系のダンジョンRPGをモチーフにしたオーソドックスなシステムが搭載されている。

風来のシレンをモチーフにした様々なシステムが導入されており、丸腰の状態からダンジョン内でアイテムを拾ってやりくりするという。

ダンジョンRPG特有の戦略性があるのは良いね。

腕輪合成や各ダンジョンでハイスコアを獲得するやりこみ要素があり、ダンジョンを攻略することで物語も進むため、作業的にならずに楽しめた。

ただ、あまりにシレン色が強く、東方プロジェクトのキャラでなくてもゲームが成り立ってしまうのは少し残念だ。

通常攻撃をショットにしたり（シレンの弓矢のような扱い）スペルカードの要素を盛り込んだりと。

東方プロジェクトの世界観を元にした本作独自のシステムがほしいと思えた。

各フロアにあるアイテムを適度に回収したら下層へ向かい、帰還して必要な物を神社にいる「八雲」に預けていこう。

とくに魔法の森では様々な腕輪を拾えるため、できるだけ腕輪を持った状態で神社へ戻り、腕輪同士を合成させて強化していきたい。

食料となるキノコ、香水や石などのサポートアイテムを集め、腕輪をしっかり鍛えておけば先のダンジョン攻略がかなり楽になるはずだ。