グリフクエスト

ガチャや対戦といったソーシャル性や、スタミナの類、つまりプレイ制限がなく、多くのフォロワーを産んだパズドラ系RPGとは一線を画しているのが特徴だ。

プレイヤーは魔法使いとなり村の平和を脅かすモンスターをグリフ（古代文字）によって発動する魔法の力で倒していく。

炎・水・地・空・光・闇の各元素を表すグリフをスワイプすることで様々な魔法が発動する。

同じ元素を連続させたり、相反する元素を組み合わせたりして新しい魔法を見つけ出していくのが目的。広告があるのが残念だが単調な序盤さえ乗り越えれば高い戦略性（次項で説明）も相成ってやり込み要素が高いRPGとなっているぞ。

パズドラ以降、ただ単調なポチポチを繰り返すだけのソーシャルゲームは少しずつ衰退していったように思う。

その後、多くのパズルRPGが生まれていったわけだが…。

この「グリフクエスト」だが、「パズドラ」の影響下にはないオリジナリティが大きな魅力だ。

なぞるグリフを振り分けて2つ以上の魔法を発動したり、同属性の魔法を連続で使ったり、相反する属性の魔法を使うことで大ダメージを与えることができたりする。

ガチャはないものの、覚えた魔法や遭遇したモンスターをコレクションする要素もありやり込みは楽しい。

スタミナのないのも大きな特徴であり魅力だ。

歯応え難易度で、レベル上げや弱点の把握なしでは序盤でもやられてしまう。

だがやりこんだ分だけ強くなる。

レトロなグラフィックやBGMもいい。

硬派なゲーマーにこそプレイしてほしい作品だ。

序盤はなぞれるグリフは2つしかないが、レベルアップするとその個数は増えていく。

後半では召喚獣を召喚することもできるとか…。

同属性の魔法を使うと発生する「チェーン」反対の属性の魔法を使うと「リバーサル」となり大ダメージを与えることができる。

だが、「火と水」のように相反する属性のグリフを1度に選択すると「バックファイア」として自分がダメージを受けてしまう。

闇雲に消すだけでは決して勝てない歯応えがまた魅力だ。

戦った敵はモンスター図鑑に登録され弱点などが書かれているのでチェックしておこう。

またアイテムも重要だ。レベル上げや回復アイテムをタイミングよく使わないと、序盤でも容赦なくやられてしまうぞ。

しかしこのシステム、嫌いじゃない。派手な演出こそないがゲームをする楽しみに満ちている。

もはや言葉は不要！

やっちゃおう！