ドラゴンハイロー

ハイ・アンド・ローというのは、次に山から引いてくるトランプの数字が、場に出ているトランプの数字よりハイ（＝大きい）かロー（＝小さい）かを当てるゲーム。

例えば、場に出ているトランプの数字が6の場合、ハイと答えて山から引いてくるトランプの数字が7以上だったら勝ち。

または、ローと答えて山から引いてくるトランプの数字が5以下だったら勝ちだ。

ドラゴンハイローでは、カードの数字を見事当てることができれば、自分のパーティーのユニットが敵を攻撃する。

逆にはずしてしまうと、敵の攻撃を受けるハメになってしまう。

山から引いてくるカードの数字は何か？推理の楽しさと運を引き寄せる緊張感が入り混じった戦闘が楽しめるRPGだ。

だから、いざその数字を当てようとしても当てずっぽうで当てるしかない。

もちろん、今場に出ているカードがAやキングだったら、確実に答えを当てることができる。

もしくは、今場に出ているカードが2や3、ジャックやクイーンだったら、まだ当たる可能性のほうが高い。

だが7だったりすると当たるか外れるかは完全に五分五分。

これでは、せっかくの戦闘が運頼みになってしまい、おもしろくないじゃないか！

…だが心配はいらない。

本作では、画面下部にこれまで引いたカードが表示されてゆく。

カードはA～キングまで13枚すべてを使うまでシャッフルされないので、次にどんなカードを出すかはある程度推測できるのだ。

もちろん、それでも外れることはある。

だけどそれはスリルとして楽しめる範囲内だ。

本来のハイ・アンド・ローよりも運の要素を抑え、推理性を高めていることが本作に特徴的なおもしろさをもたらしているぜ。

「パズドラ」のように消去するパネルを選ぶことで攻撃するユニットの属性をコントロールしたり、プレイヤーの腕次第で連鎖を増やして攻撃力を高めていったりというのはできない。

このため、戦闘中にプレイヤーが狙って敵に大ダメージを与えていくというのは難しい。

したがって、クエストをクリアできるかできないかという部分は、チームの強さがダイレクトに反映するといっていい。

つまり、チームの編成とユニットの強化がモノを言うというわけだ。

ある属性ばかりに偏らせず満遍なくユニットを組み入れるとともに、戦闘中に使用するスキルについてもしっかり考えてチームを編成した方がいいだろう。

また、こまめにユニットをレベルアップさせていくのが重用なのは言うまでもないぜ。