死にすぎ勇者

死にすぎ勇者は、神の立場となって死んでしまった勇者を復活させてゆく育成ゲームだ。

RPGではモンスターに負けると「おお…死んでしまうとは情けない」なんて言われて復活してもらえるよな。

本作はその逆バージョン。

死んだ勇者の霊魂が次々現れるので、タップして現世に復活させてゆくのだ。

ところでRPGで死んだ時って、自分の持ち金が半分になるよな？

本作をやると分かるが、持ち金半分取っていってたのアレ、神様だったわ。

本作では生き返らせる費用として、持ち金の半分を獲得できるのだ。

お金を貯めてレベルアップしていくと、次々と有能な勇者が現れてくるぞ。

最初は、村人に毛が生えたような弱っちい勇者ばかりだが、どんどん強い勇者達が出現するワケだ。

まあ、そうはいっても、敵にやられちゃたから神様の目の前に現れるんだけどな！

こうした育成ゲームは、基本的にキャラクターが成長していく姿を楽しむものだ。

キャラクターが思いもよらないような姿に成長していったりして「次はこんな姿に成長するのかよ！」なんて思ってしまうのがおもしろい。

本作も、レベルアップする度に次々新たな勇者が現れるので、キャラクターの成長を楽しむ面白さは十分持っている。

さらにそれに加えて、普通のRPGのように、魔族との戦いを楽しむこともできるのだ！

どういうことかというと、本作では人類と魔族の勢力図を見ることができて、人類が魔族からどれだけ世界を奪還できたかがわかるのだ。

勇者を生き返らせていけば、どんどん人類が魔族から世界を奪還していく。

育成ゲームを遊びながらも、RPGを遊んでいるような楽しさを味わうことができるぞ。

いつもRPGで負けて復活する度に怒られて「油断しちゃったんだよ、ちくしょう…」と、悔しさにまみれていたあの日々。

しかし本作は、完全に逆の立場が楽しめるわけなので、この機会に最大限神としての立場を楽しむことをオススメする。

普通の育成ゲームなら、手早く勇者の魂をタップして、お金を回収するところだろう。

だがそこを敢えて、一人ずつじっくりと「死んでしまうとは情けないなァ！」「気合とレベルが足りんのじゃないかね？」等と念を込めながらタップするのだ！

するとアラ不思議。自分が神の座についたかのような気分になれるぜ！

ちょっと上司にお小言言われちゃった日なんか、勇者をお小言上司に置き換えてタップしてやると、溜まりに溜まったストレスも解放されることだろう。

ちなみに、タップ型の育成ゲームなので基本的に攻略的要素というのはないと思ってOK。安心して神になりきるプレイを楽しもう。